コロニアルシリーズ発売50周年(2) 天板再塗装修理

こんにちは。

当社のロングセラー「コロニアルシリーズ」が今年発売50周年を迎えました。 

カリモクで一番長く販売されている製品という事もあり、ご愛用されているお客様は数多く

いらっしゃいます。 それに伴い修理を依頼される事の多い製品でもあります。

 

今回は前回に続きコロニアルシリーズ商品の修理をご紹介します。

内容は食堂テーブルの天板再塗装修理です。  

                     

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修理依頼品は、品番:DC4001JK 天板は円形仕様の食堂テーブルです。 

  

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サイズは120cm×120cmで、約20年ほど使用されているものですが、経年劣化により表面のツヤが

無くなり、小傷や汚れでかなり痛々しい状態になってしまっています。

 

 

作業は洗剤やシンナーなどで表面の汚れを除去した後、サンダー工具を使い塗膜を剥がして

いきますが、この製品は突板天板の為剥がし作業は慎重かつ丁寧に行わなければなりません。 

  

 

【突板天板を慎重に剥がす理由】 

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天板は突板(つきいた)仕様と無垢(むく)仕様の2種類が有り、突板は天然木を0.3~0.6ミリほどに

薄くスライスして、厚みがある合板や繊維板などの表面に圧着したものです。そのため、無垢材と違い

剥がし過ぎると木目柄が無くなる恐れがあるからです。 

 

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天板のきわは削れやすいので、慎重にサンダーで剥がしてきます。

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既存の塗膜を綺麗に除去した後、木地着色、中塗り、補色、上塗り工程を行っていき、

完成しました。コロニアルシリーズ特長のアンティーク調にうまく再現出来ました。 

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天板きわの部分も綺麗に仕上がりました。

 

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今回の修理代金は、

作業工賃¥47,000(税別)

※傷の深さにより傷痕が残る場合がございます。

※UV仕様、ポリエステル樹脂仕様の天板は再塗装修理はできません。

※預かり修理対応となりますので別途運搬費要します。

【予めご了承ください】 

2024年4月

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