こんにちは、多摩営業所メンテナンス課です。

 

今回ご紹介する修理は、椅子フレーム傷補修と革張りシート交換修理です。

 

修理依頼品は、品番CS3115WBというモデルで製造ロットが0010月の刻印があり、

ご購入後約20年程使用されているものでした。

今回お引越しをきっかけに、椅子のリフォームと修理が出来ないか当社お客様相談室へ

お問い合わせ頂きご対処させて頂く事となりました。

2021.3.4_2.jpg

修理内容については、飼っているワンちゃんが脚部分をかじってしまい

傷が付いてしまったものを直して欲しいというもの。

 

後日修理工房に入荷されてきた椅子の状態を確認したところ、かじり取られ

表面に凹み傷が多数付いている状態でした。

2021.3.4_3.jpg

この椅子の塗装仕様は艶消し黒色で、材料はブナを使っているのですが

表面に木目柄が出ていない仕上げとなっており、充填剤(パテ)による

凹み傷の整形処置、および加色再塗装で噛み傷痕を消す修理方法で行う

事に致しました。

※木目柄を活かした仕上げで同様の修理を行う場合傷痕は残ります。

2021.3.4_4.jpg

2021.3.4_5.jpg

①深い傷は木工用パテⒶを盛ります。 浅い傷や牙による深い穴状の傷にはⒷ黒色パテを

  塗布し平滑にしていきます。

②パテ類の乾燥後、ざっと全体をペーパーで研磨平滑にします。

③平滑整形処置後、スプレーによる黒色加色、フラット剤での艶合わせで仕上げます。

  

また、モタレ部分にも軽くペーパー(#400)を当て、フラット剤塗布で艶調整を施しました。

2021.3.4_6.jpg

修理後の脚周りです。ご覧のように噛み傷や凹みが消え、奇麗に復元出来ました。

2021.3.4_7.jpg

今回シートは工場にて製作された完成品での対応が出来ました。 あとはボルトで

固定してすべての作業が完了しました!

革色はグレー色をチョイスされ、モダンな印象に変わりました。

職人のひと言.jpg

動物による噛み傷痕は、かじり痕による凹みや牙による穴状の傷、広い範囲に

浅く付く傷など損傷状態が多種な為、修理方法や用材の選択にかなり神経を

使いましたがベストを尽くし対処させて頂きました。

 

ありがとうございました。

 

■今回の修理費用は、 

シートパーツ・取付工賃 115,200円(19,200×6脚)

脚傷補修工賃 60,000円(10,000×6脚)

配送代 15,000

合計190,200円(税別)

2021年3月現在価格になります。

こんにちは、カリモク家具中部メンテナンス課です。

 

今回の修理依頼品は、サンドブラストフィニッシュ、グレージングハイライティング

塗装などを施し、古くから使い込まれた風合いを表現した38年前(昭和57年)の

木肘椅子です。

修理内容は椅子本体の再塗装とシート交換となりますが、今回は塗装修理について

ご紹介致します。

 

入荷された椅子の状態を見ますと長年の使用による経年劣化で傷んでいますが、

割れや欠損などの大きな損傷もなく上々のコンディションを保っており、日頃より

大切に使って頂いていた事が想像できます。

212401.jpg

 

212402.jpg

 

しかし、当初補色と上塗り剤(フラット)による再塗装修理を予定しておりましたが、

依頼品の椅子は塗膜が剝がれ落ちるほどの状態となっていた為、ムキトリ再塗装

修理に変更する必要性が生じました。

 

ムキトリ再塗装修理は、木部表面を削って既存の塗膜を除去してから塗装作業を行う為、

修理期間が長くなってしまうのと、「サンドブラストフィニッシュ」仕上げの風合いが無く

なってしまう事をお客様にお伝えして、ご了承を得ての作業開始となりました。

 

212403.jpg

ムキトリ作業は、目の粗さが違う#150番と#220番のサンドペーパー(紙ヤスリ)を

使い分け、キズなどを確認しながらアンティーク観を残しつつ仕上りをイメージし、

慎重に手作業で全体をムキトリながら調整していきます。

 

212404.jpg

ムキトリ調整後、①~④の各塗装工程を行い仕上げていきます。

塗装修理も工場での生産時に行う塗装作業とほぼ同じ工程手順で行ないますが、

同じ職人が1人ですべての工程作業を行っていきます。

 

212405.jpg

 

ムキトリ再塗装修理完了後、新しくなったシートを取り付けてすべての修理が

完了しました!

 

2021.2.4_13職人のひと言.jpg

サンドブラストフィニッシュの風合いは無くなってしまいましたが、古風な風合いを

残しつつ自分の想像以上に綺麗に塗装出来ました。

これもまた大切に使って頂いていたからこそだと思います。

 

長年にわたって大切に使って頂いた椅子の修理に携われて嬉しく思います。

ありがとうございました。

 

■今回の修理費用は、

木部補色フラット塗布代(18,000×4台)

シート張替え代(13,800×4台)

預かり、配送代10,000

合計137,200円(税別)

2021年2月現在価格になります。

こんにちは、横浜営業所メンテナンス課です。

 

今回ご紹介する修理は、ベッドの脚を指定された数値にカットして高さを低くするという

ものです。ベッド製品の脚カット修理というものは、あまり例が無いのですが当社お客様

相談室へお客様よりお問い合わせを頂き、お話しをうかがいました。

 

今回購入したベッドを半年ほど使用していますが、寝床の高さが高すぎるように感じて

いるとの事。以前使用していたベッドの高さが低かった事も感覚として影響しているかも

しれませんが、ベッドの脚を短くカットして低く加工出来ないかとのご相談でした。

 

尚、カットする数値は自動掃除機が入るくらいの高さまで、という条件のご提示が有り、

掃除機の機種をお伺いして100ミリのカットを行う事でご了承を頂きました。

 

21113_1.jpg

■ご愛用頂いているベッド(NU73モデル) 画像はカタログより抜粋

 

21113_13.jpg 

 

21113_14.jpg

修理作業については、べッドは毎日の暮らしに必要なものなので、お客様の

生活に支障が出ないよう現場で作業を実施する事と、作業には一定の作業

スペースが必要な事や木くず等のゴミが発生する事、それらの条件をクリア

する為に今回はメンテナンスカーを使用する事に致しました。

 

メンテナンスカーには、大容量のバッテリーが搭載されている点(電動工具が

出先で使用できる)や、車内で作業ができるよう装備も整っており、出先での

現場作業には心強いパートナーです。

 

 

21113_15.jpg

ご訪問当日、お客様宅でベッドのヘッドボードとフットボードを取り外して、

メンテナンスカーへ移動。 「毛引き」工具(カット部分に平行に線を付ける)を使い、

100ミリの位置にマーキングを付けます。

 

21113_16.jpg

マーキングしたラインに沿ってノコギリでカットしていきます。

カット自体は手動で行いました。

  

21113_17.jpg

カットした面の切り口は、形状が鋭利なので削って面取り処理を行います。

処理後、面取り部分が白く目立たないように色刺し(色付け)を行い、見た目に

配慮致しました。

 

21113_18.jpg

ヘッドボード、フットボードを元通りに組付け、作業は完了致しました。

今回はメンテナンスカーによる作業環境が整っていた事も有り、1名で行えました。

 

 

今回の修理代金: 工賃、現地出張費含め ¥13,400(税別)

※2021年1月現在の工賃価格です

 

職人のひと言.jpg

カット作業自体は難しいことではございませんが、お客様の生活に支障が

出ないようにする事を最優先に、作業手段、段取りなど事前準備が全て、

という内容の修理物件でした。

 

支障無く完了する事が出来ました。ありがとうございました。

 

こんにちは・・・・北九州営業所メンテナンス課です。

今回は食堂椅子張替え修理のご紹介です。


依頼品は合成皮革の張材を使用した食堂椅子で、ご購入されて約20年程経過しているものです。

張材の弾力性が劣化して硬化してしまい表面にヒビが入ってしまっています。

座り心地も見た目も悪くなってきています。

  

1.7_1.jpg 

 

この張替え修理を機会に、張材のカラーも変えるオーダーを頂きました。

どのように変わるか個人的にも非常に楽しみです。

 

 

1.7_2.jpg                        

 

 

尚、シートは完成品パーツとして現在も製作手配が可能な為、

今回背もたれのみ張替え修理を行う事になりました。

 

1.7_3.jpg

まずはモタレの玉縁外しから開始します。 

玉縁は後付け仕様となっている為紐状になっています。

玉縁を剥がした後は合皮張材を留めているタッカー針を外す作業となります。

 

1.7_4_2.jpg

タッカー針を外した後は、内部のウレタン材、不織布、背面の合皮張材など

既存の部材を全て取り除いていきます。

 

1.7_4.jpg

既存の部材を全て取り除いた後は、剥がした順番とは逆の手順で新しいパーツを

張り込んでいきます。 新しいウレタンクッション材は真っ白な色をしており、

古いウレタンとの変色具合が画像からもよくわかります。  

合皮張材は画像Ⓐのような裁断形式で入荷されてきます。

 

1.7_5.jpg

モタレ前面の合皮を張る作業です。今回のメイン作業となる為、

いちばん気を付けながらの作業となります。

まずはモタレ上下方向からタッカー工具で留めていきます。

次に左右方向に、シワ、ゆるみなどに注意しながら留めていきます。

 

1.7_6.jpg

タッカー留めが終わったら、タッカー針の留まり具合を確認します。

浮き気味な針は工具を使い打ち込んで修正していきます。

余分な合皮材はカッターで丁寧に除去していきます。

 

1.7_7.jpg

最後に玉縁パーツをはめ込みながら接着していきます。

歪みや浮きが無いように、特に四隅のコーナー部は隙間や浮きが出来やすいので

丁寧に接着をしていきます。

 

1.7_8.jpg

シート完成品パーツを取り付けてすべての作業が完了しました。

 

張り具合に個体差も出ず、表面の仕上げはバッチリです。

玉縁も浮き沈みが無く、きれいにはめ込まれています。

モタレ後ろの張り具合も、合皮表面にシワも無くきれいに仕上がっております。

 

 

今回の修理代金

修復工賃  ¥19,600 (税抜き)

パーツ代金 ¥41,600 (税抜き)  

合計¥61,200(税抜き)

2021年1月現在価格になります

 

192665.jpg

合成皮革材の張り付け作業は技術的に難しく、引っ張り具合を均一にして

張らないと面形状が綺麗に出来ません。

今回はホワイト色の合皮という事もあり、作業中に汚れが付かないよう

配慮も必要で、難易度の高い仕事でしたがうまく対処出来たと思います。

 

これからも大切にご愛用頂けますと幸いです。

こんにちは・・・・横浜営業所のメンテナンス課です。

昨年7月、長椅子の張替え修理を頂いたお客様より、椅子のモタレに施してある彫りの

一部が欠けてしまったという事で、修復する事が出来ないかご相談を頂きました。

 

122301.jpg

 

欠けた場所はモタレ中央部の彫刻部分で、欠損した破片は無くなってしまったそうです。

しかし、欠損部は比較的小さいのと、残っている木部をベースに「パテ」などの充填材を

使えば、造形の修復は可能と判断。 また、一旦預かって工房で修理を行うと運搬に

伴う費用や日数も要する為、現場で修理を行う事にしました。

 

但し、欠損部分はモタレ中央の一番目立つ場所である事や、装飾部はすべて手彫りに

よるもので、欠けた部位の木の厚みは薄く、きれいに仕上げる為には高い修復技術が

要求されます。

 

122302.jpg

 

* 今回の修理依頼品は、木部の曲線が魅力的な(品番:UP8803 販売終了)ネオクラシックシリーズの

長椅子です。カブリオール(猫脚)といわれる伝統家具様式を精密に再現した脚部。彫刻部の凹みには

グレージング、凸部にはハイライティング塗装が施してあり、クラシカルで優雅な仕上げが印象的です。

当時は金華山織りの他、本革張り仕様のモデルも用意されていました。

  

 

122307.jpg

↑エポキシパテを適当な量で充填    ↑粗削り、調整

 

現地での修理は、お客様の時間を束縛してしまう事と修理作業上ある程度の

制限が出る為、その時の状況を十分理解した上でベストな修理方法を思案し

選択しなければなりません。

 

今回は速乾タイプの「エポキシパテ」を充填材に使用します。 

これは粘土のように盛り付けが出来るのと硬化が早い為、短時間で造形作業に

取り掛かる事が出来ます。

 

122304.jpg

↑ペーパーで丁寧に研磨し曲面を造形  ↑ラッカー塗料による補色、艶合わせ。

 

彫刻は手彫りの為、きれいになりすぎないよう刃物で彫ったような表面感を

出す感じで研磨していきます。 塗装は筆による補色でグレージング、ハイ

ライティングを施します。

 

122306.jpg

最後に艶合わせのフラット剤を塗布して完了です!

所要時間は約60分ほどで完了しました。

 

 

今回の修理代金

修復工賃¥6,300  現地出張費¥5,000  

合計¥11,300(税抜き) 

2021年1月現在価格

 

 

職人のひと言.jpg

今回はお客様の貴重なお時間を頂く事となりましたが、現地での修理を選択して

使用する資材、作業方法、所要時間など、イメージ通りに行わせて頂く事ができました。

ありがとうございました!

 

こんにちは、大阪営業所メンテナンス課です。

今回は、メンテナンスカーを使い現地で修理対応を行いました、パソコンチェスト

抽斗修理のご紹介です。 

 

修理の内容は、抽斗前板の裏側(内箱)の一部が割れてしまっており、

このままでは抽斗が使えないという事で修理のご要請がございました。

事前に頂いた画像から、場所や損傷度合いを確認して対処方法を検討します。

 

201202.jpg

今回は、収納物の出し入れ時に一番負荷が掛かる部位という事もあり、

接着修理では強度上もたないと判断。内箱完成品パーツを手配して、

既存の前板を取り付ける修理方法を選択しました。

 

201203.jpg

パソコンチェスト:品番AT9317HP(生産終了品)

 

 

今回の修理依頼品は、97年~01年まで販売されていたパソコン専用デスクと

組み合わせて、プリンターの設置やコピー用紙、CD-ROM等の収納機能を

備えた製品でした。(画像右側の製品)

 

■幅450×奥行500×高さ729

■当時の販売価格 ¥38,000(税別)

 

 

作業の段取りは、修理依頼品自体がプリンター等の機材や収納物を入れて

使用中という事もあり、預かっての修理は行わずメンテナンスカーを使い

現地で対処する事にしました。

201204.jpgのサムネイル画像

↑メンテナンスカー。後部スペース内で

  軽作業が可能です。

 

 

201205.jpg

↑上が新しい抽斗の内箱 下が破損している抽斗。木の色がかなり違いますね。 

 

 

修理手順は、

201206.jpg

 

①抽斗の前板と内箱接合位置をマスキングテープで印を付けておきます

(そのまま取り外してしまうと取付位置が分からなくなってしまう為)。

 

201207.jpg

 

②抽斗前板と内箱は木ネジ4カ所で固定されていますが、新しく取り寄せた

内箱には穴加工がされていない為、取り外した内箱に施されているネジ穴を

利用して位置決めし、ドリルで貫通穴をあけます。

 

 

201208.jpg

 

192665.jpg

 

前板と新しい内箱を取付け、すべての作業が完了しました。

抽斗の出し入れも異常なく、お客様に大変喜んで頂けました。

 

今回の修理費用は以下の通りでした。

■内箱部品代 ¥3,800

■修理工賃  ¥1,400

■出張費   ¥5,000

-------------------------------

合計       ¥10,200(税別)

【2020年12月現在の価格となります】

 

こんにちは・・・・東京北営業所メンテナンス課です。

今回はカリモクのロングセラー「コロニアル」シリーズの食堂椅子修理のご紹介です。


「コロニアル」シリーズは1974年(昭和49年)に販売が開始され、現在も継続して
いるシリーズです。修理依頼品は、販売当初にラインナップされていた食堂椅子で

(当時の品番C-75WK)、現存数はかなり少ないと予想されるものです。

購入時期は1980年という事で、40年ご愛用されている品になります。

修理はフレームの緩みによる締め直し修理と、シートを新しい完成品に
交換する内容となります。

20201201.jpg
↑当時の社内報に紹介された同製品

 (昭和49年3月号)

20201203.jpg

↑モタレ後ろに付いているラベルです。

 カタカナ文字は1987年(昭和62年)まで使用。

 現在は英字となっています。

20201202.jpg

↑入荷された食堂椅子です。全部で4脚です。

木部に欠損や割れは無く、個々の木材パーツのコンディションは良好のようです。
 

20201204.jpg

食堂椅子は設置する環境上、調理時の油等の浮遊物、手垢、埃などにより汚れが

付着しがちです。

修理作業に取り掛かる前に、まずは木部フレームの汚れを水で希釈した中性洗剤で

清掃します(スポンジ、ブラシを使用するとよく落ちます)。

上の写真右は汚れが取れた写真です(塗装が剥げたのではありません)。

 

20201205.jpgのサムネイル画像

次に各接合部分に出来た隙間、ぐらついている部位を確認して、外すことのできる

すべての桟を1本ずつ外してバラバラにします。

 

20201206.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

次に組付け接合部(ホゾ接合)に残った古い接着剤を丁寧に削り落としてきれいに

します。この作業をきちんとしないと、新たに接着剤を付けても綺麗に密着せず

剥離してしまう恐れがあります。

清掃後エポキシ系接着剤をまんべんなく塗布しながら元通りに組付けていきます。

 

20201207.jpgのサムネイル画像

組付け後、ベルトや旗がね、ナイロン紐を使って、時間をかけて圧諦して接着部を

密着させます。また、同時に椅子をガラス板の上に設置して、4本の脚がガタツキ

なく接地して圧諦されているか確認します。

翌日ベルトやナイロン紐を外し接着部分を確認します。もしはみ出ている接着

あればきれいに除去します。

 

20201208.jpg

↑40年経過すると、シートの厚みがこんなに薄くなってしまっています。新しい

 シートに交換後、座り心地が劇的に改善すると思います。

木部フレームの修理が完了しましたら、あとはシート完成品の取付だけです。

この椅子は40年前の製品ですが、正規仕様のシートを取り寄せる事が現在も

可能です!!

但し、当時と同じ布地は製造メーカーさんも現在は生産しておらず入手が出来ません。

その為オリジナル品のようなシート周りのフレンジ仕上げは対応できず、「玉縁仕上げ」

となります。布地はオーダー対応で布柄を選べるものが有り、当社のショールームで

布サンプルをご覧頂けます。

今回は「布地コードA936:ボローニャ・ダークブルー」をお選び頂きました。

 

20201209.jpg

 

シート完成品を取り付け、全体の確認作業を終え 完成です。

修理代は再接着修理工賃¥7,000(税別)/台、

シート完成品交換(シート・工賃込み)¥13,100(税別)/台(配送費別途)となります。

【 2020年12月現在価格となります 】
 

202012010.jpg

 
 

192665.jpgのサムネイル画像

40年前の椅子がこのようにきれいに、緩みもしっかりと直りました。

お客様もきっと満足いただけると思います。

こんにちは・・・・大阪営業所メンテナンス課です。

今回ご紹介する修理は、モタレに使用されている籐の張替えとシート張材の
張替え修理です。モタレの張替えについては、お客様からのご要望で通常品と
異なる籐の編み仕様で張替える事になったものです。
 

近年、籐材を使用した椅子の品数はかなり少なくなってしまいましたが、
張替え修理の依頼は現在も多く、革や布地では得られない透けて見える外観や
材がしなる独特なクッション性などお客様にとって末永くご愛用したいと思わせる
魅力ある素材なのかもしれません。

                            

カリモクでは現在、①「四ツ目編み」、②「籠目編み」の2種類の編み仕様を取り扱っており
 

今回の張替えは通常仕様の「四ツ目編み」ではなく②の「籠目編み」での張替えとなり
 

お客様のこだわりにお応えさせて頂く修理となりました。
201101.jpg
 
201102.jpg
 

今回修理する椅子は、品番WS0585WWモデルです。

1990年~99年まで販売されていたリビングダイニング兼用スタイルの製品で、

アーム付きとアーム無しの2つの設定が有りました。

当時追加でモタレが張り込み仕様の姉妹モデルも設定され、一般ユース(家庭用)の他、

公共施設にも多く納入された人気モデルでした。 

 
201103.jpg
 
シートを外して籐の剥がし、張り付け、塗装という一連の修理作業を経て
仕上げていきます。籠目編みは縦横斜めに籐が編んであり、四ツ目編みより
しなりが少ない為、 通常仕様のような曲面をえがく張りに苦労しました。 
 
 

最後に張り替えたシートを取り付けて

完了です。

201104.jpg
 
201105.jpg

籐の四ツ目と籠目では目の形が明らかに違いますので

椅子自体の印象が少し変わりますが、張りの曲面形状を

自然な張り感になるよう仕上げ、全体として違和感のない

出来栄えとなりました。

ありがとうございました。

 
 

■今回の修理費用
-------------------------------------------------------------

籐張替え      ¥19,800×2台(パーツ代含む)

シート張替え    ¥12,800×4台(パーツ代含む:張地(合成皮革)

合 計        \90,800(税別価格)

--------------------------------------------------------------
お客様持ち込み、引き取りの為配送費はかかりませんでした。 

以上、2020年11月現在価格になります

こんにちは・・・・東京南営業所メンテナンス課です。

今回は、以前飼われていたペットによる飾棚側板(側面)のカキ傷修復と、
同時に丁番や取手等の取替え修理を一旦お預かりして実施させて
いただきました。

 

200901.jpg

入荷された依頼品の状態は、幸い目立つ正面部分の傷は少なく側面部に集中しています。

 

200902.jpg

200903.jpg
 

犬の爪により、浅い傷が無数に付いている状態です。

木目に逆らって付いている箇所や塗膜が剥がれ木地が見えてしまってい
る部分も有ります。

傷の修復方法は何通りかあり、傷の状態、使われている塗料の種類や状態、
仕上がり予測を元に修理方法を決めます。
 
200904.jpg

今回は傷が浅い事や、スパッタリングなどの特殊な技法を施した塗装が
壊れないように、塗料をパテ替わりに傷に塗り重ねして平滑する方法にしました。  

なお、作業は塗料が乾いてから研磨するという事を繰り返しながら行う為、
画像のように一気に綺麗にはならないため通常より時間がかかります。

傷を平滑修復した後、色の取れているところに筆で色付けしていきます。

 
200905.jpg
 

最後に艶合わせの仕上剤を塗布し、本体部の傷、色付け修理は完了です。

浅い凹み傷も消えてきれいになりました。

つづいて

蝶番金具、取手金具はすべて新しく交換致しました。

 
200906.jpg
 

これですべての修理作業が完了致しました。

200907.jpg
 
 
 
200908.jpg

どのような経緯で出来た傷なのか、傷の状態はどうなのか、どのような製品仕様

なのか、それらを考慮して修理方法を検討し実施致しました。 

今後もお客様が安心してご愛用頂けるよう、高品位のアフターサービスを
実践してまいりますので宜しくお願い致します。

■今回の修理費用は

------------------------------------------

傷の修理作業    \10,000

蝶番の交換4ヶ所  \37,600(パーツ代含む)

扉取手交換2ヶ所  \11,400(パーツ代含む)

引出取手交換2ヶ所\17,000(パーツ代含む)

合計          \76,000(税別)

------------------------------------------

2020年9月現在価格になります。



 

 

こんにちは、・・・・多摩営業所のメンテナンス課からの紹介です。

今回は、キャスター付き肘掛椅子(品番:WC0370)のモタレ部分の再塗装修理です。

全4脚キャスターパーツを新しく交換させていただくのに合わせて、背もたれ部分の

再塗装修理を承りました。

4脚のうち1脚だけ、モタレ部分に塗装面の損傷が発生していました。
 
200801.jpg
 

傷は、モタレトップの一番目立つ場所に有り、塗膜が剥離して完全になくなって
しまっています。モタレ後部は木部が削れて塗膜が無くなっています。

この部分は椅子の出し入れの際に手が触れる為、面の仕上げに注意しなければ
いけません。

また、他の3脚ある椅子とセットした際に違和感の出ないよう着色を行う必要も
有るので、各作業工程の中で、確認をしながら進めていきます。


200802.jpg
 

今回の修理は、モタレトップの着色と後部の面を仕上げる研磨作業が、

修理作業上の大きなポイントとなります。
 

特に着色前の研磨作業は、傷が残らないようにする事と、

オリジナルの曲面が崩れないよう研磨する事などが求められるので

慎重かつ丁寧に実行しなければなりません。
 
200803.jpg
 

それでは、作業開始です

200804.jpg
 

①粗目のサンドペーパーを使い平滑に削ってゆきます。

②のモタレ桟部位は今回手を着けなくて良い箇所なので、のちの塗装作業時に

 塗料が着かないよう新聞紙で養生をしておきます。

 
200805.jpg
  

キズ部と塗装面との段差がなくなったところで番手の細かいサンドペーパーを

 全体に当て塗装を落とします。(電動サンダー)

④さらに細かい番手のサンドペーパーを使って手作業で木部全体を削り、同時に表面を

 丁寧に研磨していきます。研磨の仕上げで塗料の着き、見栄えが違ってきます。

 
200806.jpg
 

⑤スプレーガンを使い、規定の着色を下地に施します。コロニアルシリーズ独特の

 色調になってきました。

⑥中塗り工程であるサンディングシーラー剤を塗布し、塗膜層に厚みを持たせ、補色、

 仕上げ剤の乗りと密着性を高めていきます。 

 乾燥後ペーパーで軽く研磨した後、補色。 最後に規定の艶(光沢度)で
 仕上げるフラット剤を塗布して完了です。

  
 
200807.jpg
 
 
200808.bmp
 

お客様は4脚お持ちで、今回木部塗装はこの1脚のみという事で、
他の椅子と違和感が出ないよう注意しながら仕上げました。

キャスターも新しくに交換致しました。

これからも大切にご愛用頂けますと幸いです。

ありがとうございました。

■今回の修理費用は

キャスター×16ヶ所交換含む

部品代\11,520+作業代\37,000

合計\48,520(税込¥53,372

20207月現在価格になります。

 





2021年3月

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