こんにちは、今回は東京北営業所 メンテナンス課からのご紹介です。

今回の修理内容は、当社のロングセラーコロニアルシリーズのサイドボード

(品番:HC6050NK)です。

依頼品は、やはり35年の長きにわたりご愛用いただいており、今回は修理箇所として
ガラス扉木枠の接着切れ、本体幕板部のキズ、抽斗取手金具破損などを承りました。

 

接着を要する扉は一旦預かっての修理対応をさせていただき、

他の修理は、お客様宅にて行う事に致しました。
 
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お預かりしたガラス扉は修理工房で木枠を分解します。

接合部に付着した古い接着剤はヤスリで除去します。
 
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エポキシ系の強力な接着剤をはみ出さないよう丁寧に塗り込み、組直してハタガネ工具
で圧着、1日硬化させます。(接合部に段差や隙間ができないように慎重に組付けます)

後日固着しているのを確認して扉修理はこれで完了です。
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後日修理が完了した扉を持参して再訪問。 
先ずは現場で抽斗の取手金具の交換から始めます。

 

家具も他の工業製品と一緒で、年次改良、規格改定を実施しています。
この製品の取手金具も製造年度により、仕様が若干違います。

事前に品番や使用年月などの情報を頂いていたので、サイズの合うビスを
用意できました。


 
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本体の下部幕板に付いたキズの修理です。

何か物が当たって木部が凹み、塗装が剥がれてしまっています。

木の粉と接着剤を混ぜ合わせ、パテ埋めのように平滑整形したのち、
面相筆を使い補色を行います。

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取手金具の交換、傷の修理が完了しました。

ご覧のように傷痕は、ほとんど分からなくなりました。
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ガラス扉を取付て修理が完了しました!他の扉も緩みがないか点検して、

すべての作業が終了しました。

 
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 扉に隙間が生じた時は、開閉時の衝撃で、ガラスが外れるようなことがあると
危険です
ので、早めの修理をお勧めいたします。

お預かり修理となりますが、きれいに組直し接着修理ができます。

ありがとうございました。

 

 

【今回の修理費用】

扉組直し \7,000

取手交換 \2,160(取手パーツ含む)

キズ補修 \4,200

出張費+お預かり費 \5,000×2回

合計    \23,360(税別)

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以上、2020年6月現在価格となります。



こんにちは・・・・北九州営業所メンテナンス課です。

今回はお客様相談室窓口にお問い合わせを頂いた座卓の脚破損修理のご紹介です。

 

破損の状況は脚部と天板の接合箇所が折れて脚が外れてしまっています。
 
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●まず、接着とともに、ダボ材を補強として取付ける修理を実施しました。

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↑割れた断面にまんべんなく接着剤を塗布します。分離した脚部は
 調整しながら、定位置に納めます。
 
200503.jpg

↑若干、手で圧を掛けてから旗がね工具で圧着し、接着剤を固着させる為
一晩乾燥させます。はみ出した接着剤はきれいに拭き取っておきます。
 
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↑翌日の様子です。接着剤はしっかり固着した状態でした。 

若干はみ出して固まった接着剤は「目立てヤスリ」などで除去します。  

 

「目立てヤスリ」:鋸刃を研ぐ為の道具ですが、裏表がヤスリで断面は菱形になっている為

 平面を均一に研磨しやすく、今回のような作業にも活用しています。  
 
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↑欠損した部分(画像矢印)は瞬間接着剤に木粉を混ぜて塗布します。

この対処は接着剤の硬化促進剤を塗布して瞬時に固め、

研磨整形の作業を速やかにできる為です。 

木粉(イメージ画像):混ぜる事で木材の質感に近い感じに固まる事や、この後の研磨作業、

着色作業のため欠損や凹みなどの補填剤として活用しています。  
 

●接着作業は完了したので、次はダボ材を打ち込み補強する作業に取り掛かります。  

 ダボ材のサイズは強度と座卓本体の材の厚みなど考慮して10ミリ径のものを選択します。


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↑ドリルの径を徐々に大きいサイズに替えながら孔を開けていき、最後は10ミリ径の

ドリルで穴を開けます。貫通させないよう気を付けていきます。

そして、エポキシ接着剤を塗布してダボ材を差し込みます。
 
200508.jpg
 

↑ダボ材は鋸で切った後、平滑に削っていきます。

妻手側(脚内側)は、側面がカーブしているので、その面に合わせてダボ先も削っていきます。

 

ダボ材による補強作業が完了したので・・・
●最後に塗装作業に取り掛かります。

座卓全体の色、艶に違和感が出ないよう補色と艶合わせを行っていきます。

まずは筆を使い補色していきます。 
妻手側のダボ先端部と欠損した部分を補填した箇所も補色していきます。 
ある程度加色ができたら「スプレーガン」に替えて補色作業を続けます。


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「スプレーガン」で補色とフラット塗料(艶は10分消し) を塗布。
筆で補色した跡も消え、周辺との艶も違和感なくまとまりました。

塗料を霧状にして吹き付けるため刷毛と異なり凹凸面にもしっかりと

塗装が施せます。

 

●すべての修理作業が完了しました。

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脚部の「三方留め継ぎ」部分の破損という事で、組付け部分の仕上げに隙間や色ムラが

出ないよう気をつけて仕上げました。末永くご愛用頂けますと幸いです。

ありがとうございました。

 

今回の修理費用

修理工賃 ¥7,000(税別)

■別途往復運賃が弊社手配の場合必要です。

20204月日現在価格になります。  





 


こんにちは・・・・横浜営業所メンテナンス課です。

今回の修理は、新横浜ショールームへお問い合わせを頂きご対応した
サイドテーブル天板修理のご紹介です。

 

依頼内容は、購入されて5年程のサイドテーブル(品番:TU1752MK)に

誤って除光液をこぼしてしまい、塗膜が傷んでしまったというものです。

除光液とは、主にマニキュアを落とす際に使われる溶剤ですが、特定のプラスチック

を溶かすものもあり注意が必要です。

このテーブルも、多くの家具に使用されている [ウレタン樹脂塗装] を施しており、
石油を原料にした合成樹脂(プラスチックに属します)塗料なので、
塗面が溶けてしまったようです。
 
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今回は出来うる限りのご要望にお応えしたく、敏速に、かつ低コストでの修理

方法で行う事に致しました。

その為、若干の溶け痕が残ってしまいますが、補修レベルでの対応で

お客様にご了承を頂きました。

なお、塗装関連の現地修理は作業環境や使用する道具など、限られた条件下で
完結させなければならない為スタッフは技術的にも高いレベルが要求されてくる

ものになります。

 
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修理は主に※面相筆を使い補色しますが、作業は設置する部屋内で見る方向や
角度を注視しながら補色をしていきます。

(※日本画用の絵筆で眉毛 や鼻の輪郭など細い線を描くのに用い穂先の極めて細長い筆)

理由は木材は細胞構造上微細な凹凸や繊維の方向が有り、光が当たると反射が散乱し
見る角度や位置により色の濃淡、光沢感が異なって見えるのです。

そうした理由から、いかに違和感なく自然な感じに仕上げるかに注力するためです。






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↑ポイントは一度に加色せず薄めに色を重ねるイメージで行います。

①木目の方向に沿って、濃淡部分のラインを利用しながら描いていきます。

②周辺と色調が取れたら、フラット剤を塗布して艶合わせを行います。

 
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これですべての作業が完了です

所要時間、約30分ほどで終了しました。

今回の修理費用は以下の通りでした。

■修理工賃  ¥5,000

■出張費   ¥5,000

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合計     ¥10,000(税別)

2020年4月現在価格になります。


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今回は出来るだけ早く、訪問修理で対応させていただきました。

ありがとうございました。

これからもカリモク家具をご愛顧のほど宜しくお願い致します

こんにちは・・・・鹿児島営業所メンテナンス課です。
 

今回は食堂テーブルの天板に白い染みが出来てしまい、除去が可能なのか
ご相談を頂いたものです。後日入荷された天板を確認したところ、
大きく3カ所に柄が付いたような白い染みが付いていました。
 

200401.jpg
 

このような白化の原因のひとつとして考えられるのが、

天板上に水分を含んだもの(濡れた布巾やナベ敷きなど)の上に高温の物
(ナベ、やかん等)をのせ、一定時間置いていたりすると水分が天板内部に
浸透しやすくなり、白化現象がおきてしまうというケースです。
 

塗装を剥き取り、再塗装すれば完全に染みは消せますが、
お預かりして作業となり、時間もかかりますのでその間

ご不自由をお掛けする事になります。
 

そこで今回の除去方法として、内部に浸透した水分を除去して白化部分を
無くす方法を試してみる事にしました。
 
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このテーブルはウレタン樹脂塗装で、上塗りはクリアなウレタンフラット塗料で
仕上げてあります。

白化現象は、このフラット塗料の層が内部に浸透した水分の蒸発を邪魔して
留めてしまい、時間の経過とともに表面が白化してしまうと考えられています。

この原因が正しければ強制的に熱を加え、内部に留まっている水分を蒸発
させてしまう事で染みが消える可能性があります。


 

ただ、どんな種類の塗料を使っているのかが分かっていないと、アイロンの

熱で塗面を痛めてしまう恐れがあるので、必ず、製品品番や画像などの

情報がとても大切になります。
 
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アイロンはいきなり高温で当てるのではなく、低温から徐々に様子を見ながら
温度を上げ当てていきます。(蒸気が出ないようにして使用します)

 

①天板に傷が付かないよう、乾いたウエスで保護しながらアイロンで熱を加えていきます。

②20秒~30秒から何回か繰り返し、アイロンを当てた作業を行いますと白化した染みが消えました!

 原因は塗装の変色ではなく、水分の影響だったのでトラブルとしては軽傷です。
 
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あと2カ所の白化部分も同様に実施して消えました。

作業時間約10~15分で完了しました。
 
 
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白化は再発するケースが有るので、濡れた敷物の上に高温なものを長時間乗せない事、
水分が天板に付着したら早めに拭き取る事、日ごろのお手入れ等も水拭きした後は
乾いた布巾で拭き取るようにしてください。

また、天板のフラット層は経年劣化による傷などで水分が浸透しやすくなっている場合があります。
この症状が頻発するようでしたら、剥き取り再塗装修理をお勧め致します。

 

修理費用

修理工賃 ¥3,000~(税別)

■別途往復運賃が弊社手配の場合必要です。

20204現在価格になります。  



こんにちは・・・・神戸営業所メンテナンス課です。

今回ご紹介する修理は、セパレートタイプの革張りソファー 

(品番:ZS5858WW) 木製アームトップの剥き取り再塗装修理です。

アーム部分はナラ材無垢仕様で、ナラの木目が映えるボリューム感のある

デザインとなっており、修理できれいに復活が期待できるものです。
 

■今回の修理ご依頼品について
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修理依頼品は右肘付きの一人掛け仕様の椅子で、シートの置きクッションは
外してありました。革部分は傷んでいませんが、アームの塗装状態はかなり
劣化が進んでおり、塗面がペラペラ剥がれ落ちるほどもろくなっています。 
 
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状態をよく見てみると、塗膜層の傷みがひどいくらいで木部の傷、
割れ等のひどい箇所は無いようです。

修理作業の段取りは、椅子本体からアーム部分を外す事から始めます。

それでは、早速作業にかかります。

 
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まずは、椅子本体を裏替えして、プラスチック脚を外し、

さらに底張り地を外すと、椅子の内部が現れます。

アームは画像のようにボルトで留まっており、スパナを使い外します。

取り外した木製アーム。

革がかぶさっていた部分(矢印部)は塗面がきれいなのがわかります。

 

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①サンダー工具を使い塗膜を研磨、除去していきます。

②塗膜を完全に除去したあと、下地塗装を施します。

 ウェス(布巾)を使い、よく擦り込みます。
 
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③次にサンディングシーラー剤を塗布します。サンディングシーラーとは無色透明で、
  吸収性が高い木材に仕上げ塗料が吸い込まないようにする為と、塗料の密着性を 

  良くして美しく仕上げる事が出来るようにする為のものです。

④シーラー剤が乾燥した後、ペーパーで表面を研磨します。

  なお、このシーラーを塗布、研磨する工程は2回行います。

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⑤次に着色剤を吹付け、目的とする色に合わせていきます。

 今回はアメリカンウォールナット色という当時の仕様色を使います

 (現在、同色仕様の現行製品はございません。)

⑥着色が完了しましたら、最終工程の仕上げ剤(ウレタンフラット剤)を

 塗布致します。仕上げ剤は艶度数が色により異なっており、

 今回の指定度数は7部消しです。乾くと落ち着いた艶になります。

 

塗料が完全に乾燥したらアームを取り付け、

金巾張り込み、プラスチック脚取り付けて完成です。
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塗装工程の手順通り、一つ一つの工程を着実に修理対応をさせていただきました。

ナラ材の木目もきれいに出て問題なく、仕上がりました。

ありがとうございました。

■今回の修理費用

肘木部再塗修理 9,800(税抜)

別途お預かりお届け往復運賃が必要になります。

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20203月現在価格往復運賃¥6000(税抜)となります。

 



こんにちは・・・・多摩営業所のメンテナンス課です。

今回は、約13年~15年程ご使用の食堂椅子で、合成皮革の表面が硬化し、
柔軟性が無くなり破れが発生してしまったので、総張替え修理のご依頼を

4脚承りました。
 
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このモデルは、「人間工学」に基づく座りごこち研究から生まれた椅子として
モタレと座面シートは椅子本体に直接張り込んである為、張替え修理の場合

一旦分解して既存の張材を剥がす事からスタートします。

 
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早速修理作業を開始します。

まずはモタレ張材の剥がしから始めます。

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①モタレ部の左右、下部に取り付けてある玉縁を取り外します。

②玉縁を外すとタッカー針が見えます。目打ち工具で1本づつ針を持ち上げてゆき、
その後ニッパーで取り除きます。 その際に、露出している木部には傷を付けないよう
慎重に針を除去しなければならない最初の難関作業です。

 

シート部も同様に、玉縁を外した後タッカー針を木部に傷を付けないように除去します。
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③モタレ、シート共に表張地を剥がした状態です。
 ウレタンは劣化して黄色く変色しています。

④接着されているウレタンをヘラ状の工具で丁寧に剥がしていきます。

⑤古いウレタン材がきれいに剥がし取れました。

 

次に新しく入荷されてきたパーツを使い、張り付け作業へと移ります。

パーツの点数が比較的多い為、数や内容、取付順序等、間違いが無いか

事前にしっかりと確認をしておきます。
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それでは、まずシート部から張込み作業に取り掛かります。
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⑥布バネ(黒色部)を設定されている数値の強さで引っ張り、張り付けます。

⑦ウレタンを乗せ、周囲には別の薄いウレタンを巻き接着します。

⑧角が出ないよう小口部分も含めしっかりと接着します。この部分が剥がれてしまうと、
のちにシートの側面形状が歪んできてしまう恐れがあります。
 
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⑨シート用縫製張地を、ウレタンへ的確に位置合わせをしながらかぶせていきます。

⑩縫製張地の周囲を、木部の溝にエアータッカーで留めてゆきます。

 のちに溝に沿って玉縁を装着してシート部の作業は完了です。

 

次にモタレ張替え作業に取り掛かります。
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⑪下張りテープとクロスを木枠に位置合わせして、シワが無いように張り付けます。

⑫モタレ専用のウレタンをかぶせ、一部分をタッカーで留め固定させます。

⑬縫製品をかぶせ、エアータッカーで張り付けていきます。
シワ、凹凸が出ないように張り付けるのがかなり難しく、第2の難関作業といえます。 

 

最後に玉縁を装着し・・・・

すべてを組み付けて、作業が完了しました。
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かけ心地の良い椅子でよく売れている商品ですが、修理については技術を
要するもので、張りの際にモタレトップ部分にシワが発生しやすく、難しい作業

でしたが全力で取り組ませて頂きました。

ありがとうございました。

修理費用

座面シート・背もたれ総張替え¥32,400×4脚

往復運賃¥10,000

合計¥139,600(税別)

以上、20203月現在価格になります。  





こんにちは・・・・中部メンテナンスセンターです。

今回は、ロココ調ダイニングテーブル、天板ムキトリ再塗装修理「後編」のご紹介です。
 

先回は木地をペーパーで研磨、調整を施した後、框(かまち)部分に養生を施すところ
までをご紹介しました。
 
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いよいよここから塗装工程に入ります。

先ずは、突板部分に着色目止めを行います。
目止めとは、塗料材が綺麗に均質に着色できるようにする為の下地処理です。

 
木の表面は水分の通り道である「導管」や「細胞間隔」など無数の穴状のものがあり、
そのままの状態で塗料を付着させても、その穴から内部へと浸透してしまう為、
きれいな塗面が作れません。 

 
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スプレーガンで塗料を塗布しワイピング(拭き取り)を行います。 

塗料は目止剤の他、着色剤も配合してあり、木目に摺り込むようにして
作業を行います。

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しっかりと塗料が摺り込むと、このように木目が浮き立つような感じに着色できます。


 

次に框の養生テープを剥がして着色を行います。
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框(かまち)部分と天板の突板部分では樹種が違うので色差が出ます。
これを補正するように赤みのある着色剤に変えて塗布します。
◆(框部分に養生を施した理由は、この工程を行う事にあります。)
また、凹凸や削れの補修で白くなってしまったところもこの工程で補正を行います。
 

 

次に、「サンディングシーラー」による下塗り、中空研ぎ工程を行います。
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「サンディングシーラー」とは塗装の下塗り用材で、これも吸収性が良い木材に
塗料が吸い込みすぎないように施すものです。乾燥後、表面を研磨して調整する事で
仕上げの塗料を美しくかつ密着を良くする役割を持つものです。

 

薄く塗布することで木地の毛羽を立ち上げて硬化することができます。

その状態から研磨すると、より滑らかな下地づくりが行えます

 

次に中塗工程に移ります。
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少し乾いてサンディングシーラーが沈んだところで再度塗布する、という事を繰り返します。
目安として、木の導管部分が埋まり塗面が平滑な仕上がりになるまで行います。
その為、塗布する量と乾いた状態を見極めながら進めていかなければなりません。

 

 

サンディングシーラー 2回目塗布
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ひと晩乾燥させて完全に塗料が沈んだ状態です。

導管も埋まり、きれいなクローズ状態に仕上がりました。

これで中塗工程は完了です。

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次に空研ぎの作業に移ります
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天板部は320番400番のペーパー以外に、スチールウールを使用して
平滑作業を行います。のちのグレージング(ぼかし)を行う塗装に備え、
より平滑に空研ぎが施されていないと拭き取りムラが残ってしまうので
気が抜けません。


 

次に「刷毛目跡」(はけめあと)が残る風合いを出す作業です。
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グレージング塗料を拭き付け、ウエスで若干荒く拭き取ったあと、
刷毛を使って埃を払ったかのような跡を付ける作業を行います。
このような「刷毛目跡」が残るような風合いを出す為、塗料の乾くタイミングを
計りながら慎重に実施する必要があります。
 

 

グレージング後にハイライトぼかしを行います。 
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ハイライトぼかしは、框の凸部分をスチールウールでうすく剥がすことで
アンチークな風合を創り出します。

 

次に全体を補色して色調を整えていきます。
200212.jpg
 

また、補色の際に天板の框周辺はボカシ塗装を施しています
最後に光沢度が低めの消しの上塗り塗装を行い、すべての修理工程が

完了致しました。
 

天板部と脚部を組み付けて完成です
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突板仕様の天板ムキトリ再塗装修理は、突板の厚みが薄いため、1回が限界です。 

そのため細部の注意を払いながら慎重に作業をする必要があります。
 

尚、今回の修理依頼品は仕上げも特殊で、クオリティの高い修復技術が求められる

ものでしたが最善を尽くし取り組ませて頂きました。

ありがとうございました。

 

■今回の修理費用は

作業代¥67,500+お預かり費用往復運賃¥9,000

=合計¥76,500(税込別価格)

2020月現在価格になります。




こんにちは・・・・中部メンテナンスセンターです。

今回は、ロココ調ダイニングテーブルの天板ムキトリ再塗装修理をご紹介します。

こちらの修理は工程が多いため前編・後編と2回に分けてご案内させていただきます。
 

お預かりした製品は、当社ハイグレードブランド「ドマーニ ルイXVコレクション」の
ダイニングテーブルです。このテーブルは天板面がウォールナット材の突板張りで、
塗装はラッカー塗料が使用されています。
 

突板仕様のテーブルは天板面の劣化などにより修理が行えない場合がある為、
画像や得た情報を吟味し修理の可否判断をするのですが、頂いた画像から
天板面に大きな欠損箇所が無い事や、製品の生産量が非常に少なく大変貴重な品
という事も有り、かなり難航する修理になると思いますが実施させて頂く事に致しました。
 
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お預かり致しましたドマーニ・ルイ「DLR510WF」ダイニングテーブルです。
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先ずは、実際に製品の状態を確認しながら修理の手順などを検討していきます。

予め画像で見た時の印象と同様で大きなダメージを受けた箇所は無く、全体的な

コンディションも良いように思われます。しかし、細部を確認してみると突板の割れや
框(かまち)部位に傷みが有りました。削れや凹みなど至るところに付いています。
 
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本体の傷み具合を内容ごとにチェックし、それに伴う修理手法や段取り等を進めていきます。

突板の割れは再塗装で修復する事が出来ない為、別途見積補修が必要となります。)

先ずは、脚部と天板部の取り外しを行い、框部分のムキトリから始めます。

 
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溶剤を使い、塗膜を溶かしながらスチールウールで中塗りの塗膜の層まで剥がします。
このテーブルは上塗りがラッカー仕上げの為、溶解させながら塗膜を剥がして
いく事が出来ます。
 



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剥がしてみると凹みが多数あることが確認できます 。
この程度の凹凸は220番のペーパーで研磨して平滑にします。
 凹凸やキズの無い部分は、より目が細かい320番のペーパーで平滑に調整します。


 
20010206.jpg
 

次に、天板表面のムキトリ作業を行います。
  

ストロークサンダーを使用してムキトリ作業を行います 。
突板材は0.数ミリしか厚みがありませんので慎重に塗膜を削っていきます。
上塗、中下塗の層を確認しながら、サンドペーパーを120番、150番、180番と
徐々に目の細かいものに替えてムキトリ作業を進めていきます。
 
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塗膜が全て剥がれたら、220番のペーパーで研磨して調整を行います。
調整完了後、塗装の事前準備である養生作業(作業箇所の周囲を保護する事)をします。
 
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まずは、框部分の養生作業を行います。框部分はすべて養生テープを貼り付けていきます。

これで前半のムキトリ調整は完了です。

 

以上、前編の終了です。

次回後編は、塗装編として修理完成までの流れを紹介をさせていただきます。


有難うございました。



こんにちは、横浜営業所メンテナンス課です。
 

今回ご紹介する修理は、キュリオケース(品番:HN2000HN)の
傷修理です。お客様相談室にご相談が有り、ガラス製の棚板を誤って
落としてしまい傷を付けてしまったので修理出来ますか、というものでした。
 

≪当時のカタログ画像より≫
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まずは、

お客様より送信頂いた画像を基に、修理方法、大まかな見積の作成を行います

傷が付いた部位はキュリオケース内部の地板はフラッシュ構造」仕様になっており、

内部の芯材が無い場所に棚板が落下して、穴が開いた傷が出来てしまったようです。

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ご訪問して、改めて傷の確認をします。傷穴周辺に若干の陥没傷があります。

また、製品の色はナチュラル系の為、使用するパテ剤は色味の近い

ものを使う事にします。
 
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近似色のパテ剤を適度な量に付けて穴を塞ぎます。造形作業に時間を要する事に
なるので、付けすぎに注意しながら行います。
 
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パテ表面の調整処理後、筆などを使い補色。木目の色、柄を利用しながら

修理痕を出来る限り分かりにくいように補色していきます。

作業時間約60分ほどで、修理完了いたしました!

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パテ表面の調整処理後、筆などを使い補色。木目の色、柄を利用しながら

修理痕を出来る限り分かりにくいように補色していきます。

作業時間約60分ほどで、修理完了いたしました!


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今回の修理費用は、

修復工賃¥8,400  現地出張費¥6,000  

合計¥14,400(税抜き)

20201月価格になります。

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こんにちは・・・・西宮営業所メンテナンス課からのご紹介です。

今回は、布張りソファーの張替え修理をご紹介します。

 

お預かりしました椅子の状態は、座面シート側面が左右とも張地が破れて、
ウレタンクッションが見えてしまっています。 また、クッション自体も
ヘタリがきており、椅子張地の外観も弱々しい印象となってしまっていました。
 
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今回のモデルは、背モタレ部は2個一組の置きクッション仕様。

座面シート部は木のフレームにネジ固定された張込み仕様となっています。
 

背モタレクッションは工場より完成品で予め新規手配が出来ますが、

座面シート部はすべて剥がして新しいものに張り替える修理となります。

 

今回は張替えに伴い、張地のカラーも変わりますので

修理完了後、雰囲気がどう変わるのか楽しみです。
 
 
120202.jpg
 

まず、座面シートの一体部分をフレームから外して、張地をすべて剥がしました。

張地を剥がすと内部のウレタンクッションはかなり劣化していました。

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ベースとなるウレタンと、バネ材が内蔵されているウレタンを分離したところです。

 
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このシートはポケットコイルバネが内蔵されており、バネの一つ一つを袋に包みこんで

独立させ、着座の際に体圧が分散され身体に負荷がかかりにくいものになっています。

 
 

新しいウレタンに緩衝材の「テトロン綿」を均等に広げ装着していきます。

次に、張替え用の表張地縫製品を用意します。

 
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用意した縫製品の裏側中央部にはひもが付けて有り、専用の工具を使ってひもを

ウレタンクッションの中央部で差し込んで裏まで貫通させておきます。

 
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縫製品には張り位置を示したカットがされており、フレーム部の目印に合わせながら
全体にかぶせ、
位置が整ったらタッカー工具で張り付けていきます。

 
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次に、貫通させておいたひもを仮結びしたリボンで引っ張りながら、シート表面の
くぼみ具合を
調整していきます。完成イメージとしては・・・

「■イメージ①」のような仕上げになります。

 
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最後にシーの裏張りを張り込んでいきます。座面シートとフレームは「案内ダボ」を介して
ネジで取り付ける為、前後左右の位置ズレは起こりません。

 
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シートの取付も完了。モタレ完成品も添えて修理作業は完了しました!

 
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シンプルな形のシートだったので、力まずに素直に張り込むことを心掛け作業を進めました。

ウレタンクッションを交換した事で、シンプルですっきりとした和風のたたずまいが復活しました。

張地の色も変わり、新たなイメージに生まれ変わった感じがします。

ありがとうございました!
 

■今回の修理費用は

  座面シート縫製パーツ一式     ¥41,500

  座面シート張替え工賃        ¥17,600

  背モタレクッションの完成品     ¥43,300

  合計 102,400円(税別)

  201912月現在価格になります。



 



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