こんにちは、今回は静岡営業所からのご紹介です。
静岡営業所は、以前にもこのブログで
紹介した静岡ショールームを併設した
施設で、2016年12月に開設致しました。
今回は、来館されたお客様にも、実際の
修理作業をご覧いただくことが出来る
ように、ショールーム イベントの企画
として「修理実演会」を催しました。
その中で、木肘椅子のシート座面の張替え修理をご紹介いたします。
修理依頼品は品番「WC3000ZK」という製品で、コロニアル様式をベースに
なめらかにカーブしたフレームと金華山織布地のシートクッションを組み合わせた
優雅なデザインのものです。
シート裏の金巾に[W7075]という印字記号がありました。
これは当時の製造番号を記したもので、昭和57年生産と示したものです。
(今から36年前です)
モタレクッションは、完成品交換のみです。今回はシート部と左右アーム下に配してある
飾り張り部分を剥がし張り替えます。右の画像は本体フレームだけの状態です。
緩みは無く、しっかりとしています。
イベント中の作業風景の一コマ。
修理作業を見る機会はなかなか
無いので、熱心に見ていかれる
お客様が多数いらっしゃいました。
左が剝がしたシート、右が新しく交換するシート。
剝がしたシートは30年以上経過し使用された
ものなのでウレタン部分は黄色く変色し、激しく
劣化していました。
新しいシートに交換する事で、座り心地はかなり
改善するのと、シート形状もしっかりするので、
椅子本来の優雅なたたずまいも復活します。
張替えが完了しました。
張地は大柄で明るく優しい色調の布地に変り、
イメージが一新しました。
私が入社する以前に作られた椅子でした。
お客様が日頃から大切に使って頂いているのが木部の艶でわかりました。
新たな張り地で生まれ変わりました。
これからも大切にご愛用ください。
■今回の修理費用は
張替代は40,200円(税別)
お預り配送料5,000円(税別)
合計45,200円(税別)
2018年4月現在価格になります。