こんにちは・・・・横浜営業所メンテナンス課です。
今回の修理は、お客様宅で実施したデスク天板欠け修理のご紹介です。
原因は不明ですが天板の一部が欠けてしまったとの事で、このままの状態では
使いづらい事や見た目も悪い為、何とかならないだろうかとのご相談を、当社
お客様相談室に寄せられたものです。
依頼品は、デスク(品番:ST3578UL 樹種:ブラックチェリー材)で、
天板前面の角が約6cm程の長さで欠けており、取れた破片は無くなっている為、
欠損した部分に充填剤を使い、造形の再生修理を試みます。
充填剤は木の粉と接着剤を混ぜ合わせた自作のものを活用します。
木材料を使うので木製品との相性が良いのと、接着剤は硬化促進剤を塗布する事で
硬化後すぐに整形研磨が出来るので、短時間で修理に取り掛かる事が出来ます。
充填剤が硬化後、形作りを行います。
①ヘラ(ノミの代わり)で粗削りをします。
②目立てヤスリで形つくりを行います。
③カッターの刃を使い更に平滑に仕上げていきます。
造形処理完了後、次は色合わせを行います。
自前の塗料を調合して色を作り、面相筆で木目を描くように色付けを行います。
色付け後、エアゾール式の上塗り剤を塗布して艶合わせをします。
滞在時間、約1時間にてすべての作業が完了しました!
現地での修理作業という事で、事前に行ったイメージやアイデアを活かし
敏速かつ丁寧に完了させる事ができました。
ありがとうございました。
修理代は
修理技術料金 ¥6,600
出張費 ¥5,500
合計 ¥12,100(税込み)
※2022年7月現在価格です