2018年2月の記事

こんにちは、今回は横浜営業所メンテナンス課からの紹介です。

約10年ほどお使いのスライド大扉の製品ですが、扉の左右の動きが悪くなって

開閉がしにくくなったとのご連絡をいただき、訪問させていただき修理対応させて

いただきました。

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最初に、扉と本体の隙間を確認しました。

 

扉の上部は隙間が十分あり、扉の真中あたりは

隙間がほとんどない状態でした。

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引出し近くの扉の真ん中あたりが、接触しかかっている為、開け閉めがしにくく

なっていました。扉が内反りになっていました。

大扉は、経時変化により多少の反りが発生することがあります。

その場合、必ず反り矯正を行う必要があります
 

作業は、まず本体から扉を外すことから始めます。

上部の裏面に手を差し込みストッパーを下げを本体から外します。

大扉は重量がありますので、注意して外していきます。
 

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扉を取り外す場合
1.上部ストッパーのC部レバーを下げますと、上レールに納まっていたA部がひっこみます。
2.扉を両手で持ちながら手前に傾けます。
3.扉を持ち上げて、取り外してください。
 

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次の外した扉を内側を上にして、床の上に置きます。そして

扉の内側にある説明書の通り、同封のスパナ(10ミリ)を使って

調整していきます。

お客様宅のものは、内反りになっていますので、スパナを右方向に回していきます。

 

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以上で終了ですが、

扉を本体に戻す時にちょっと確認しておいた方が良い事項があります。

■扉の傾き確認です。

2番の+ドライバーで扉下部スライドローラー金具車輪の出具合を調整できます。

右に回すとローラーが出ます。左に回すとローラーが引っ込みます。

左右ありますので、夫々の出具合を調整することで扉の傾きを直すことが出来ます。
 
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以上で扉を本体に戻して終了です。

設置後もう一度、扉の隙間を確認しておきます。

 

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最終開閉チェックして完了です。(隙間が出来ました)


 

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 スライド方式で大扉食器棚の場合は、扉が重たくなって開閉がしにくかったり
固かったりした場合は、経時変化による扉そのもの反りの可能性があります。

そのままで使われますと本体に傷をつけたり、反り矯正がし難しくなることも
ありますので、必ず確認していただくことをおすすめします。

 

 

◆今回の修理費用は
扉の反り矯正¥2,600(税抜き)
出張費¥3,000(税抜き)
【2018年2月価格になります。】