2020年12月の記事

 

こんにちは、大阪営業所メンテナンス課です。

今回は、メンテナンスカーを使い現地で修理対応を行いました、パソコンチェスト

抽斗修理のご紹介です。 

 

修理の内容は、抽斗前板の裏側(内箱)の一部が割れてしまっており、

このままでは抽斗が使えないという事で修理のご要請がございました。

事前に頂いた画像から、場所や損傷度合いを確認して対処方法を検討します。

 

201202.jpg

今回は、収納物の出し入れ時に一番負荷が掛かる部位という事もあり、

接着修理では強度上もたないと判断。内箱完成品パーツを手配して、

既存の前板を取り付ける修理方法を選択しました。

 

201203.jpg

パソコンチェスト:品番AT9317HP(生産終了品)

 

 

今回の修理依頼品は、97年~01年まで販売されていたパソコン専用デスクと

組み合わせて、プリンターの設置やコピー用紙、CD-ROM等の収納機能を

備えた製品でした。(画像右側の製品)

 

■幅450×奥行500×高さ729

■当時の販売価格 ¥38,000(税別)

 

 

作業の段取りは、修理依頼品自体がプリンター等の機材や収納物を入れて

使用中という事もあり、預かっての修理は行わずメンテナンスカーを使い

現地で対処する事にしました。

201204.jpgのサムネイル画像

↑メンテナンスカー。後部スペース内で

  軽作業が可能です。

 

 

201205.jpg

↑上が新しい抽斗の内箱 下が破損している抽斗。木の色がかなり違いますね。 

 

 

修理手順は、

201206.jpg

 

①抽斗の前板と内箱接合位置をマスキングテープで印を付けておきます

(そのまま取り外してしまうと取付位置が分からなくなってしまう為)。

 

201207.jpg

 

②抽斗前板と内箱は木ネジ4カ所で固定されていますが、新しく取り寄せた

内箱には穴加工がされていない為、取り外した内箱に施されているネジ穴を

利用して位置決めし、ドリルで貫通穴をあけます。

 

 

201208.jpg

 

192665.jpg

 

前板と新しい内箱を取付け、すべての作業が完了しました。

抽斗の出し入れも異常なく、お客様に大変喜んで頂けました。

 

今回の修理費用は以下の通りでした。

■内箱部品代 ¥3,800

■修理工賃  ¥1,400

■出張費   ¥5,000

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合計       ¥10,200(税別)

【2020年12月現在の価格となります】

 

こんにちは・・・・東京北営業所メンテナンス課です。

今回はカリモクのロングセラー「コロニアル」シリーズの食堂椅子修理のご紹介です。


「コロニアル」シリーズは1974年(昭和49年)に販売が開始され、現在も継続して
いるシリーズです。修理依頼品は、販売当初にラインナップされていた食堂椅子で

(当時の品番C-75WK)、現存数はかなり少ないと予想されるものです。

購入時期は1980年という事で、40年ご愛用されている品になります。

修理はフレームの緩みによる締め直し修理と、シートを新しい完成品に
交換する内容となります。

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↑当時の社内報に紹介された同製品

 (昭和49年3月号)

20201203.jpg

↑モタレ後ろに付いているラベルです。

 カタカナ文字は1987年(昭和62年)まで使用。

 現在は英字となっています。

20201202.jpg

↑入荷された食堂椅子です。全部で4脚です。

木部に欠損や割れは無く、個々の木材パーツのコンディションは良好のようです。
 

20201204.jpg

食堂椅子は設置する環境上、調理時の油等の浮遊物、手垢、埃などにより汚れが

付着しがちです。

修理作業に取り掛かる前に、まずは木部フレームの汚れを水で希釈した中性洗剤で

清掃します(スポンジ、ブラシを使用するとよく落ちます)。

上の写真右は汚れが取れた写真です(塗装が剥げたのではありません)。

 

20201205.jpgのサムネイル画像

次に各接合部分に出来た隙間、ぐらついている部位を確認して、外すことのできる

すべての桟を1本ずつ外してバラバラにします。

 

20201206.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

次に組付け接合部(ホゾ接合)に残った古い接着剤を丁寧に削り落としてきれいに

します。この作業をきちんとしないと、新たに接着剤を付けても綺麗に密着せず

剥離してしまう恐れがあります。

清掃後エポキシ系接着剤をまんべんなく塗布しながら元通りに組付けていきます。

 

20201207.jpgのサムネイル画像

組付け後、ベルトや旗がね、ナイロン紐を使って、時間をかけて圧諦して接着部を

密着させます。また、同時に椅子をガラス板の上に設置して、4本の脚がガタツキ

なく接地して圧諦されているか確認します。

翌日ベルトやナイロン紐を外し接着部分を確認します。もしはみ出ている接着

あればきれいに除去します。

 

20201208.jpg

↑40年経過すると、シートの厚みがこんなに薄くなってしまっています。新しい

 シートに交換後、座り心地が劇的に改善すると思います。

木部フレームの修理が完了しましたら、あとはシート完成品の取付だけです。

この椅子は40年前の製品ですが、正規仕様のシートを取り寄せる事が現在も

可能です!!

但し、当時と同じ布地は製造メーカーさんも現在は生産しておらず入手が出来ません。

その為オリジナル品のようなシート周りのフレンジ仕上げは対応できず、「玉縁仕上げ」

となります。布地はオーダー対応で布柄を選べるものが有り、当社のショールームで

布サンプルをご覧頂けます。

今回は「布地コードA936:ボローニャ・ダークブルー」をお選び頂きました。

 

20201209.jpg

 

シート完成品を取り付け、全体の確認作業を終え 完成です。

修理代は再接着修理工賃¥7,000(税別)/台、

シート完成品交換(シート・工賃込み)¥13,100(税別)/台(配送費別途)となります。

【 2020年12月現在価格となります 】
 

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192665.jpgのサムネイル画像

40年前の椅子がこのようにきれいに、緩みもしっかりと直りました。

お客様もきっと満足いただけると思います。

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