こんにちは、大阪営業所メンテナンス課です。
今回は、メンテナンスカーを使い現地で修理対応を行いました、パソコンチェスト
抽斗修理のご紹介です。
修理の内容は、抽斗前板の裏側(内箱)の一部が割れてしまっており、
このままでは抽斗が使えないという事で修理のご要請がございました。
事前に頂いた画像から、場所や損傷度合いを確認して対処方法を検討します。
今回は、収納物の出し入れ時に一番負荷が掛かる部位という事もあり、
接着修理では強度上もたないと判断。内箱完成品パーツを手配して、
既存の前板を取り付ける修理方法を選択しました。
パソコンチェスト:品番AT9317HP(生産終了品)
今回の修理依頼品は、97年~01年まで販売されていたパソコン専用デスクと
組み合わせて、プリンターの設置やコピー用紙、CD-ROM等の収納機能を
備えた製品でした。(画像右側の製品)
■幅450×奥行500×高さ729
■当時の販売価格 ¥38,000(税別)
作業の段取りは、修理依頼品自体がプリンター等の機材や収納物を入れて
使用中という事もあり、預かっての修理は行わずメンテナンスカーを使い
現地で対処する事にしました。
↑メンテナンスカー。後部スペース内で
軽作業が可能です。
↑上が新しい抽斗の内箱 下が破損している抽斗。木の色がかなり違いますね。
修理手順は、
①抽斗の前板と内箱接合位置をマスキングテープで印を付けておきます
(そのまま取り外してしまうと取付位置が分からなくなってしまう為)。
②抽斗前板と内箱は木ネジ4カ所で固定されていますが、新しく取り寄せた
内箱には穴加工がされていない為、取り外した内箱に施されているネジ穴を
利用して位置決めし、ドリルで貫通穴をあけます。
前板と新しい内箱を取付け、すべての作業が完了しました。
抽斗の出し入れも異常なく、お客様に大変喜んで頂けました。
今回の修理費用は以下の通りでした。
■内箱部品代 ¥3,800
■修理工賃 ¥1,400
■出張費 ¥5,000
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合計 ¥10,200(税別)
【2020年12月現在の価格となります】