こんにちは・・・・今回は、東京南営業所メンテナンス課からのご紹介です。
ドマーニブランド「モーガントン」シリーズの飾棚扉の開閉が困難になった
とのことで、訪問させていただきました。
「モーガントン」の飾棚の扉は、デザインの特徴で箱本体の内側に収まる
「インセット」型なので、一旦扉の開閉角度や精度が狂うと箱本体に接触し
開閉しづらくなる事があります。
また、蝶番金具をそのままで取り替えても同様の状態が発生しやすく、
修理従事者であるサービスマンにとっては難しい作業と言えます。
≪カタログ画像より≫
お客様は、26年前からこの製品をご使用して頂いているとのことでした。
よく使われる右扉の蝶番が磨耗してしまい、開閉するのに苦労されてました。
故障した蝶番は、磨耗して矢印の部分に隙間が出来ています。
隙間分だけ扉自体が下に下がり、箱本体に接触している可能性があります。
まずは、蝶番のネジを緩めて本体から扉を外していきます。
蝶番は、「旗型」タイプと云われ、重量のある扉に用いられるものです。
矢印のように、既存のネジ穴は埋め直してから蝶番の取付けに入ります。
既存の穴をそのまま利用してしまうと、経年変化により穴が歪んでしまっている
ケースが多く、扉を歪んだ状態で取り付けてしまう恐れがあるからです。
開閉具合を何度もチェックしながら、右扉の上下蝶番2個の交換が完了しました。
交換後にお客様に確認していただきました。
今まで扉を持ち上げながら閉めていたので腰が痛かったが、これからは腰に負担を
かけずにスムーズに開閉できると喜んでいただきました。
普段使いに不自由されていたことが解消できて、お役にたてたことが嬉しく思います。
地震対策もされており、今後も永くお使い頂けます。
また何かのお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。
■今回の費用は、
蝶 番 ¥3,600×2=¥7,200(税別)
工 賃 ¥1,300×2=¥2,600(税別)
出張費 ¥3,000(税別)
合 計 ¥12,800(税別)
※2017年8月当時の価格になります。