2014年12月の記事

こんにちは、・・・関西メンテナンスセンターです。
 

今回は、滋賀県米原市の I 様邸に訪問させていただき扉ガラス修理
の取材をさせていただきました。ありがとうございました。

 
お使いいただいています製品は、カリモク『ドマーニコレクション』の「クイーンズライフ」
シリーズの飾棚で、英国調トラディッショナル家具の伝統を受け継いだ金モールの扉飾り
デザインが特徴の製品になります。サイズは幅968×奥行450× 高さ1591 で型番が
【HPQ320MD】というタイプになります。
 

1984年に発売して以来、現在も製造発売中の製品です。
木部には、目立った傷などが無いようでしたので、
大切にお使いいただいているのが一目でわかりました。
 

承りました内容は、扉のガラス交換の修理です。
お孫さんが食堂の椅子を倒してしまったときの衝撃で向って左扉のガラスにヒビが
入って割れてしまったとのことで、テープで危なくないように補修していただいていました。
 

まずは、飾棚本体から扉を外さないとガラス交換作業はできないため、扉を止めている
蝶番の取付ネジを緩めて扉を完全に外します。
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そのあと、ガラスを止めている桟を外しますが、扉の内側の枠にピンタッカーで固定
されているので、専用の工具を使って取り外していきます。
 
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次ぎに、扉木部に傷をつけないように、ヘラ状のスクレーパーなどで保護しながら
ニッパーを使ってピンタッカーを1本づつ外していきます。
 
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全ての止め付ピンが外れましたら、割れたガラスを取り外し、新しくガラスを
扉枠にはめこみます。
 
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そして、ガラスを留める木製の桟をはめこみます。ガラス留めの桟には木製ではなく
樹脂のものもありますが、『ドマーニ・クイーンズライフシリーズ』では、ガラスは
この木製の桟にて扉枠に固定されています。
 
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桟の固定は ピンタッカーを一本ずつ ハンマーで打ち込んで取り付けします。
その際、ハンマーで傷をつけないようにガラスに当てものをして実施します。
ガラスのガタつきが出ないようにしっかりと押さえつけて打ち付けることが重要です。
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     扉に新しいガラスの取付けが終了し、出来上がった扉を飾棚本体に取付ます。
 
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扉の丁番を固定した後、開閉時のガラスのがたつきなどがないかをしっかり確認等、
最終チェックをして作業終了です。
 


以上、滋賀県米原市 I 様邸にて、修理実施と取材をさせていただきました。
有難うございました。
 

◆修理の費用は、ガラス1枚及び木製止桟と出張取替え作業費の合計
¥10,972(税込み) となりました。
◆価格は2014年12月当時のものになります。


こんにちは・・・・福岡メンテナンスセンターです。

今回は、約20年ぐらいお使いのダイニングテーブルの天板再塗装修理の
紹介です。天板の材質はラバーウッド無垢の集成材で、厚みもありどっしりと
した「ルスティックシリーズ」のテーブルです。
大きさは、長さ1400×奥行1050のサイズです。

いろり風のテーブルで、天板中央の上蓋が取り外しができ、中に銅板が設置
してあります。さらに脚は、中央のボックス型の箱脚でまわりから座りやすい
構造になっていますので、お鍋などを囲んでの食卓に最適なタイプです。


ダイニングテーブルは、油の汚れが、どうしても付着しやすいので、まずはシンナーを
使い汚れを除去していきます。
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次に本格的に塗膜の剥がし作業を行いますが、まずは電動サンダーを使い痛んだ塗膜を
全体に剥がしていきます。特徴ある天板回りのはつり加工の凹凸面が崩れないよう慎重に
サンダーをかけていきます。サンダーで全体を削ぎ落とした後、さらにサンドペーパー#280
にて次の工程の目止め着色剤が付着しやすいように、今度は手作業で表面を丁寧に研削
して整えていきます。このあたりの作業は体力勝負となります。
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ペーパー研削作業が終わったら、次に目止め着色剤(色名:ルスティック色)を
スプレーガンで吹き付けて塗付します。そのあとすぐにウエスを使って手で刷り込み
ベースカラーを作り、次に吹き付ける透明塗料の下地を作ります。
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下地着色が終わり乾燥させた後、スプレーガンを使い最初の透明塗料(サンディングシーラー)
を吹き付け、木地表面の肉持ち感を付けていきます。塗料が乾燥した後、サンドペーパーを
使って研削(空研ぎ)し、表面のケバや埃などの付着をきれいにならしていきます。
そして2度目の透明塗料の吹き付けに備えます。
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2度目の透明塗料が塗布され乾燥後、さらに粒度の細かいサンドペーパーを使って空研ぎをし、
再度小さな埃やケバ等を丁寧にならしていきます。そしてその後、補色剤を使いオリジナルの
「ルスティック色」に近い色合いに調整しながら吹き付けていきます。
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補色塗料乾燥後、ウレタンフラット塗料にて表面の最終仕上げを行います。

艶加減はオリジナルの仕様に合わせ7分消し仕様で吹き付けます。通常天板と違いいろり型の為、
いろり内の側面や天板の木目方向などムラが出ないよう慎重に吹き付けていきます。
いろり中蓋も同様に工程を行い完成です。
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今回は、冬場の寒い時期の修理となりましたので、塗料の乾燥に時間を要したため、
お預りしてから お届けまで、約1カ月程掛かりました。

◆基本費用といたしましては、天板むきとり再塗装修理=サイズ長辺130センチ~160センチ未満
¥49,896(税込み)となりますが、今回はいろり仕様天板(蓋内部含む)の為、若干お高く¥54,108 (税込み)
となりました。【別途運賃が必要となります。】
◆価格は2014年12月当時のものになります。


こんにちは、・・・・カリモク本社メンテナンスセンターです。

今回のお宅訪問は、「食堂椅子の塗装と張替え修理」を承りました
愛知県みよし市のH様邸で取材をさせていただきました。
 


お使いの製品は、1979年から1994年まで発売しておりましたワイン
カラー色シリーズのダイニング5点セットと同じシリーズの食器棚です。


ダイニングテーブルの天板は、メラミン化粧板仕様で大変きれいでしたので、
丁寧にお手入れをしてご使用されているように感じました。
食器棚とともに大切にお使いいただいていることが一目でわかりました。
 

どうしても、椅子は背もたれの上部の上桟を持って出し入れするため、
少々色が抜けていましたので、修理といたしましては、食堂椅子の全体的な
補色フラット塗装と、座面の布張替え(ウレタン交換含む)をお奨めしました。
 

修理のお預り前に撮影

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修理完了お届け時に撮影

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《 お客様の声 》 
大事に大事に使ってきた家具なので、このままもっと使いたいと思い相談させていただき
ました。ご丁寧に相談にのっていただき本当に助かりました。これからまた、今まで以上
に大事に使っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

                                                                                《 お届け時・スタッフの感想 》
張り布は、以前のものはすでに取扱いがありませんでしたので、当社の(カリモク)布
サンンプル帳からお選びいただきました。

木部のワインカラー塗装と色バランスが良く、大変似合っていると思いました。
椅子が、真新しく蘇ったような感じがいたしました。
 

時代が変わっても『いいものはいい』と思いつつ、これからもご要望があれば
メンテナンス業務をしっかり行い、カリモクとして修理技術を磨いていきたいと
思います。

 
◆費用は、椅子全体の再塗装で肘なしタイプ1脚¥14,040(税込み)と座面
の張替えは、A270マリーローズベージュ色で1脚¥6,480(税込み)となり
ます。【別途運送費用が必要となります。】
◆価格は2014年12月当時のものになります。

 

  
 

◆愛知県みよし市のH様邸にて取材させていただきました。ありがとうございました。

                                                                    

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