こんにちは、・・・関西メンテナンスセンターです。
今回は、滋賀県米原市の I 様邸に訪問させていただき扉ガラス修理
の取材をさせていただきました。ありがとうございました。
お使いいただいています製品は、カリモク『ドマーニコレクション』の「クイーンズライフ」
シリーズの飾棚で、英国調トラディッショナル家具の伝統を受け継いだ金モールの扉飾り
デザインが特徴の製品になります。サイズは幅968×奥行450× 高さ1591 で型番が
【HPQ320MD】というタイプになります。
1984年に発売して以来、現在も製造発売中の製品です。
木部には、目立った傷などが無いようでしたので、
大切にお使いいただいているのが一目でわかりました。
承りました内容は、扉のガラス交換の修理です。
お孫さんが食堂の椅子を倒してしまったときの衝撃で向って左扉のガラスにヒビが
入って割れてしまったとのことで、テープで危なくないように補修していただいていました。
まずは、飾棚本体から扉を外さないとガラス交換作業はできないため、扉を止めている
蝶番の取付ネジを緩めて扉を完全に外します。
そのあと、ガラスを止めている桟を外しますが、扉の内側の枠にピンタッカーで固定
されているので、専用の工具を使って取り外していきます。
次ぎに、扉木部に傷をつけないように、ヘラ状のスクレーパーなどで保護しながら
ニッパーを使ってピンタッカーを1本づつ外していきます。
全ての止め付ピンが外れましたら、割れたガラスを取り外し、新しくガラスを
扉枠にはめこみます。
そして、ガラスを留める木製の桟をはめこみます。ガラス留めの桟には木製ではなく
樹脂のものもありますが、『ドマーニ・クイーンズライフシリーズ』では、ガラスは
この木製の桟にて扉枠に固定されています。
桟の固定は ピンタッカーを一本ずつ ハンマーで打ち込んで取り付けします。
その際、ハンマーで傷をつけないようにガラスに当てものをして実施します。
ガラスのガタつきが出ないようにしっかりと押さえつけて打ち付けることが重要です。
扉に新しいガラスの取付けが終了し、出来上がった扉を飾棚本体に取付ます。
扉の丁番を固定した後、開閉時のガラスのがたつきなどがないかをしっかり確認等、
最終チェックをして作業終了です。
以上、滋賀県米原市 I 様邸にて、修理実施と取材をさせていただきました。
有難うございました。
◆修理の費用は、ガラス1枚及び木製止桟と出張取替え作業費の合計
¥10,972(税込み) となりました。
◆価格は2014年12月当時のものになります。