2020年7月の記事

こんにちは、今回は東京北営業所 メンテナンス課からのご紹介です。

今回の修理内容は、当社のロングセラーコロニアルシリーズのサイドボード

(品番:HC6050NK)です。

依頼品は、やはり35年の長きにわたりご愛用いただいており、今回は修理箇所として
ガラス扉木枠の接着切れ、本体幕板部のキズ、抽斗取手金具破損などを承りました。

 

接着を要する扉は一旦預かっての修理対応をさせていただき、

他の修理は、お客様宅にて行う事に致しました。
 
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お預かりしたガラス扉は修理工房で木枠を分解します。

接合部に付着した古い接着剤はヤスリで除去します。
 
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エポキシ系の強力な接着剤をはみ出さないよう丁寧に塗り込み、組直してハタガネ工具
で圧着、1日硬化させます。(接合部に段差や隙間ができないように慎重に組付けます)

後日固着しているのを確認して扉修理はこれで完了です。
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後日修理が完了した扉を持参して再訪問。 
先ずは現場で抽斗の取手金具の交換から始めます。

 

家具も他の工業製品と一緒で、年次改良、規格改定を実施しています。
この製品の取手金具も製造年度により、仕様が若干違います。

事前に品番や使用年月などの情報を頂いていたので、サイズの合うビスを
用意できました。


 
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本体の下部幕板に付いたキズの修理です。

何か物が当たって木部が凹み、塗装が剥がれてしまっています。

木の粉と接着剤を混ぜ合わせ、パテ埋めのように平滑整形したのち、
面相筆を使い補色を行います。

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取手金具の交換、傷の修理が完了しました。

ご覧のように傷痕は、ほとんど分からなくなりました。
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ガラス扉を取付て修理が完了しました!他の扉も緩みがないか点検して、

すべての作業が終了しました。

 
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 扉に隙間が生じた時は、開閉時の衝撃で、ガラスが外れるようなことがあると
危険です
ので、早めの修理をお勧めいたします。

お預かり修理となりますが、きれいに組直し接着修理ができます。

ありがとうございました。

 

 

【今回の修理費用】

扉組直し \7,000

取手交換 \2,160(取手パーツ含む)

キズ補修 \4,200

出張費+お預かり費 \5,000×2回

合計    \23,360(税別)

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以上、2020年6月現在価格となります。



2020年8月

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