2024年8月の記事

こんにちは、横浜メンテナンスセンターです。

今回ご紹介する修理は、サイドボードの地板割れ修理です。

お客様より、ボードの扉を開けた際に地板が割れている事に気が付き修理を依頼する事にしたとの事。

なお、破損個所が部分的な事もあり、預かっての修理ではなく現地訪問して修理する事に致しました。

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修理依頼品は 品番:HS6147MW サイドボードで、1988年~1998年まで製造販売されていました。

中央部はガラス扉仕様で、内部に間接照明を配して装飾品が映えるよう仕上げられています。

左右部は収納を主として使えるよう、内部が見えない板扉にして実用性も兼ね備えたモデルでした。

 

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破損個所は、向かって左側の地板という箇所です。

①側板側に何某かの負荷がかかり、地板が横方向に裂けてしまっています。

②本来見える事が無い、接合部材のダボが見える位の隙間が出来てしまっています。

 

作業は接着剤を用いて、時間を掛け固着するまで圧締めを行います。 その為、お客様に了解を得て

一晩圧締め状態にして、翌日に工具類の撤収、微調整等行う事になりました。

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③割れた部分に接着剤を流し込み、クランプで挟み込み圧締めします。

④⑤隙間ができた側板と地板を接着させるため、ラチェットバンドで引き込み固定します。

1日目の作業はここまで。 

翌日、接着確認と工具機材の撤去、修理箇所の微調整を終えて完了しました。

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HS6157 _1-6 職人の一言.jpg

一部の破損で廃棄するにはもったいないくらい他には目立った傷もなく状態は良いものでした。

最近、あまり見かけないサイドボードですが、これからも永くお使いいただければと思い、

なるべく傷跡が残らないよう修理させていただきました。

  

今回の修理代金は、

出張費¥6,000+作業代¥10,000=合計¥16,000(税別)

※当時の価格です

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