食器棚の台輪(だいわ)カットによる高さ調整

こんにちは・・・今回は福岡営業所メンテナンス課からの紹介です。
内容は、食器棚の高さを21ミリほど低くしてほしいという台輪カットのご依頼でした。
(高さ1941ミリ→1920ミリへ変更)
 
 

台輪カットによる高さ変更は、新規ご注文時に特注扱いで工場にて生産対応する
ことが通例すが、お客様のお引越しやお部屋内での配置変え等の理由で、
ご依頼を頂く事があります。
 
台輪(だいわ:家具を支える枠組の台木のことです)カットで注意する点は、
カット寸は台輪本体の半分ぐらいまでしかできません。
(構造上、初期本体荷重を支える事が出来なくなってしまう為です。)
 
また、カットそのものが出来ないものもありますので、必ず事前確認が必要となります。
 

 

今回のご依頼製品は、下記のEC3080NKというモデルで、台輪はカットができる構造で、
カット寸も台輪本体の半分に満たない為、問題がありませんでした。
16060101.jpg
 
  

作業は、まず台輪部分の床に接する面から21ミリの位置にマスキングテープで
マーキングをしていくことかからはじめます。
16060102.jpg
 
 

カットは鋸(のこぎり)を使い行ないます。
まずは台輪の角(4箇所)に鋸で切れ込みをいれていきます。
角部分は鋸の刃を動かす際に跳ねて他の場所を傷つける恐れがある為、
慎重に刃を掛けて動かしていきます。
 

次に、角に入れた切れ込みと切れ込みの間部分をカットしていきます。
この作業工程はマーキングしたラインからずれないよう神経を使うのと、
カットする距離が長いので体力を要します。
 
今回は食器棚の本体幅が約90センチという事なので、比較的やさしい
作業となりましたが、製品によっては今回の倍の大きさのものもありますので、
なかなか大変な作業といえます。
16060103.jpg

 

鋸でのカット作業が完了したら、鉋(カンナ)を使いカット面をきれいに削って整えていきます。
仕上げにペーパー#280をかけて床にキズにならないように滑らかにしました。
16060104.jpg
 
 

最近では珍しい台輪カットの作業でしたが、無事に完了致しました。
作業終了後はきれいに清掃したのち、お客様のところへお届けいたしました。
 
 
16060105.jpg
 
 

今回の費用は、
■3尺サイズ 台輪カット工賃 6,000円(税別)

■運搬費8,000円(税別)

■合計14,000円(税別)
※工賃は製品の大きさにより異なります。
以上、2016年5月現在価格になります。

2019年4月

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