いろり風ダイニングテーブル 天板再塗装修理

こんにちは・・・・福岡メンテナンスセンターです。

今回は、約20年ぐらいお使いのダイニングテーブルの天板再塗装修理の
紹介です。天板の材質はラバーウッド無垢の集成材で、厚みもありどっしりと
した「ルスティックシリーズ」のテーブルです。
大きさは、長さ1400×奥行1050のサイズです。

いろり風のテーブルで、天板中央の上蓋が取り外しができ、中に銅板が設置
してあります。さらに脚は、中央のボックス型の箱脚でまわりから座りやすい
構造になっていますので、お鍋などを囲んでの食卓に最適なタイプです。


ダイニングテーブルは、油の汚れが、どうしても付着しやすいので、まずはシンナーを
使い汚れを除去していきます。
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次に本格的に塗膜の剥がし作業を行いますが、まずは電動サンダーを使い痛んだ塗膜を
全体に剥がしていきます。特徴ある天板回りのはつり加工の凹凸面が崩れないよう慎重に
サンダーをかけていきます。サンダーで全体を削ぎ落とした後、さらにサンドペーパー#280
にて次の工程の目止め着色剤が付着しやすいように、今度は手作業で表面を丁寧に研削
して整えていきます。このあたりの作業は体力勝負となります。
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ペーパー研削作業が終わったら、次に目止め着色剤(色名:ルスティック色)を
スプレーガンで吹き付けて塗付します。そのあとすぐにウエスを使って手で刷り込み
ベースカラーを作り、次に吹き付ける透明塗料の下地を作ります。
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下地着色が終わり乾燥させた後、スプレーガンを使い最初の透明塗料(サンディングシーラー)
を吹き付け、木地表面の肉持ち感を付けていきます。塗料が乾燥した後、サンドペーパーを
使って研削(空研ぎ)し、表面のケバや埃などの付着をきれいにならしていきます。
そして2度目の透明塗料の吹き付けに備えます。
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2度目の透明塗料が塗布され乾燥後、さらに粒度の細かいサンドペーパーを使って空研ぎをし、
再度小さな埃やケバ等を丁寧にならしていきます。そしてその後、補色剤を使いオリジナルの
「ルスティック色」に近い色合いに調整しながら吹き付けていきます。
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補色塗料乾燥後、ウレタンフラット塗料にて表面の最終仕上げを行います。

艶加減はオリジナルの仕様に合わせ7分消し仕様で吹き付けます。通常天板と違いいろり型の為、
いろり内の側面や天板の木目方向などムラが出ないよう慎重に吹き付けていきます。
いろり中蓋も同様に工程を行い完成です。
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今回は、冬場の寒い時期の修理となりましたので、塗料の乾燥に時間を要したため、
お預りしてから お届けまで、約1カ月程掛かりました。

◆基本費用といたしましては、天板むきとり再塗装修理=サイズ長辺130センチ~160センチ未満
¥49,896(税込み)となりますが、今回はいろり仕様天板(蓋内部含む)の為、若干お高く¥54,108 (税込み)
となりました。【別途運賃が必要となります。】
◆価格は2014年12月現在のものになります。


2019年4月

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