飾り棚の傷修理・金具類交換

こんにちは・・・・東京南営業所メンテナンス課です。

今回は、以前飼われていたペットによる飾棚側板(側面)のカキ傷修復と、
同時に丁番や取手等の取替え修理を一旦お預かりして実施させて
いただきました。

 

200901.jpg

入荷された依頼品の状態は、幸い目立つ正面部分の傷は少なく側面部に集中しています。

 

200902.jpg

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犬の爪により、浅い傷が無数に付いている状態です。

木目に逆らって付いている箇所や塗膜が剥がれ木地が見えてしまってい
る部分も有ります。

傷の修復方法は何通りかあり、傷の状態、使われている塗料の種類や状態、
仕上がり予測を元に修理方法を決めます。
 
200904.jpg

今回は傷が浅い事や、スパッタリングなどの特殊な技法を施した塗装が
壊れないように、塗料をパテ替わりに傷に塗り重ねして平滑する方法にしました。  

なお、作業は塗料が乾いてから研磨するという事を繰り返しながら行う為、
画像のように一気に綺麗にはならないため通常より時間がかかります。

傷を平滑修復した後、色の取れているところに筆で色付けしていきます。

 
200905.jpg
 

最後に艶合わせの仕上剤を塗布し、本体部の傷、色付け修理は完了です。

浅い凹み傷も消えてきれいになりました。

つづいて

蝶番金具、取手金具はすべて新しく交換致しました。

 
200906.jpg
 

これですべての修理作業が完了致しました。

200907.jpg
 
 
 
200908.jpg

どのような経緯で出来た傷なのか、傷の状態はどうなのか、どのような製品仕様

なのか、それらを考慮して修理方法を検討し実施致しました。 

今後もお客様が安心してご愛用頂けるよう、高品位のアフターサービスを
実践してまいりますので宜しくお願い致します。

■今回の修理費用は

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傷の修理作業    \10,000

蝶番の交換4ヶ所  \37,600(パーツ代含む)

扉取手交換2ヶ所  \11,400(パーツ代含む)

引出取手交換2ヶ所\17,000(パーツ代含む)

合計          \76,000(税別)

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2020年9月現在価格になります。



 

 

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