食堂椅子 シートこぼれ染みのクリーニング

こんにちは・・・・大阪営業所メンテナンス課からのご紹介です。

 

今回は、食堂椅子(品番:C5155AIK)のクリーニングメンテナンスのご紹介です。

クリーニングメンテナンスは過去何度かご紹介しておりますが、今回修理のご依頼

をいただきました椅子は、無地柄の布地にジュース類の汚れが付着したもので、
くっきりとした明解な汚れとなっている状態です。

どのくらいきれいに仕上がるかは分かりませんが、出来る限りの対応をしたいと思います。
 
 

座面シートにジュースか何かをこぼしたような汚れが付着しています。
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≪クリーニングについての注意事項≫

◆対象布地

対応可能な布地は、化学繊維の平織り布地の製品のみになります。
対応できない布地については、天然繊維(シルク・ウール・綿など)が

50%以上の素材及びモケット織・金華山織・人工スエードなどで、
変色や縮み、或は立毛が寝てしまったり、毛抜けが発生する危険性があるためです。

◆仕上がり

油性のマジック・ボールペン・しつこい油汚れなどは完全に除去することが出来ず、
痕が残ることがございます。また、ウレタン内部の汚れや臭いに付きましても、
除去することはできませんのでので、予めご承知おき下さいますようお願い申し上げます。

ご注意
布地表面の擦り切れが進んでいる場合は、対応できない場合がありますので、
事前に画像 などの
送付をお願い申し上げます。

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まずシートの目立つ汚れ部分に、シミ汚れ前処理専用剤スプレー塗布したのち、

オレンジ抽出油と酵素を配合した100%自然分解性の洗剤をシート、モタレ全体に

洗剤をスプレー塗布します。
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次にブラシで洗剤を丁寧になじませていきながら、ブラッシングをしていきます。

次にスチームマシンを使い汚れを浮かす処置を施します。
 
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汚れの染みつきがひどい部分は念入りにスチーム処置しておきます。
スチームは殺菌やダニなどの駆除、消臭の効果にもつながります。
 
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そしてリンスクリーナーで水を噴射させるのと同時に、布地に染み込んだ汚れを
含んだ洗剤ごと吸い込む処置をします。
 
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今回はリンスクリーナーの合間にも、再度ブラッシングをして、より汚れを浮かせて
取り除けるようにしてみました。
 
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吸い込んだ水はマシンのタンクに溜まりますので、汚れ度合いが確認できます。

かなり汚れた色の水がタンク内に溜まってきています。
 
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一晩置いて乾燥後の状態です。

 シートの染みつき汚れもきれいになり、全体的にホコリが被ったような汚れも除去され

 張地が明るくなったような印象になりました。
 
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スチーム工程を通して行いますので、完全ではありませんが、殺菌や消臭などの

効果もあると思われます。また汚れは、ダニ増殖の原因にもなりますので、早めに
除去される事をお勧めいたします。

今回は、部分的に色素成分の濃い色の汚れが残っていましたが、クリーニングの
効果があり、
大変きれいに除去することができました。ありがとうございました。

 
 

■今回の修理費用は

食堂椅子座面シート・背モタレ

クリーニング修理¥4,400(税別)

お預かりお届け運賃別途

2019年8月現在価格になります





 




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