ドマーニブランド 17年ご愛用の食堂椅子の張替え修理

こんにちは・・・・多摩営業所のメンテナンス課からのご紹介です。
 

今回は、ドマーニブランドの食堂椅子(品番:CHA460/5A040)の
肘付椅子×2、肘無椅子×4 の計6 脚の座面シート/背モタレの張替え修理を
承りました。
 

カリモク・ドマー二日本橋ショールームを通じての修理お申し込みです。
購入は2002年9月。
大変ご愛着を持って、17年お使いいただいているとのことでした。

 

《当時のカタログより》
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現在のモーガントンシリーズは、下記のカリモクホームページよりご覧ください。





https://www.domani.jp/product/collection/morganton/


正式にご注文を頂いた後は布パーツを工場へ製作依頼し、完成日が明確に
なったら椅子の引取り日程や修理作業日程など決めていき諸準備を進めて
いきます。椅子の引取日はパーツの入荷日に合わせて、預かり期間に日数が
掛からないよう配慮しました。


お預かりいたしました食堂椅子になります。

張地は、こちらも生産が終了しており、他の張地をお選びいただきました。
 
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以下の画像が今回手配した張替えパーツのすべてです。
それぞれのパーツは順番通りに接着、固定、張り付け作業を行わなければ
ならないので、すべて必要数通り揃っているかの確認も合わせて整理、
準備していきます。
 
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今回お選びいただきました布地は、平織布地B189ガルダゴールド

という布地です。ストライプをベースに、シルエット調に植物をあしらった
デザインで、張替え後の椅子の印象がどう変わるか非常に楽しみです。 
 
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①背もたれの張り込みを剥がします。タッカー針を1本ずつ抜いてゆきます。
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②③綿とウレタンその下に不織布、裏張地の針をすべて取り除きます

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④モタレ張り材、そして同様に座面シート部材一式もすべてを取り外した後、
 フレームを中性洗剤で拭き上げ、清掃します。
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⑤⑥背裏から裏張地 → 不織布 → ウレタン → 綿 → 表張地の順に
張っていきます。

⑦ストライプデザインの張地なので柄のラインが曲がらないように特に
注意を払います。


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⑧古いウレタンと綿を取り除きます。

⑨⑩新しいウレタンを接着しその上に綿を載せていきます。

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⑪表の縫製品を曲がらないようにタッカーで張ります。

⑫張り上がったシートをフレームに取り付けます。

⑬最後に底張りを張り完了。

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ストライプ柄の為、モタレとシートのセンターラインが、絶対に

ずれないように特に気を付けました。
また、肘付き椅子と肘無し椅子のシート側面は形状が異なる為
注意しながら作業を行いました。

ありがとうございました。
  
 

今回の修理費用は・・・

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部品費用¥93,000

作業費用¥90,600

往復運賃¥9,000

合計¥192,600(税別価格)

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20197月現在価格となります。


 


 



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