食堂椅子 の脚部品交換に伴う組み直し修理

こんにちは・・・・東京北営業所メンテナンス課からのご紹介です。
 

今回ご紹介する内容は、ご使用されて約14年ほどの食堂椅子で、左前脚の割れ
と組み付け接合部の裏側が部分的に欠けてしまったので修理が出来ないでしょうか?
とご相談を頂いたものです。

 

 

お使いのモデルは、「ディレトーレ」ブランド・スターベネシリーズの

「C57215」モデルで、標準色モデルは、画像の木部ナチュラル仕上げ
/シート張地イエロー色になりますが、カスタムオーダーで、木部カフェブラウン色・
張地ハンターグリーン色でご購入いただいたモデルになります。

 

19050201.jpg
 
 

お預かりしました椅子を横から見た左前脚の割れ部分です。
 
 19050202.jpg


裏側の接合部も一部欠けています。瞬間的に大きな力が加わったのか

木部が割れて破損し、木片の一部が分離してしまっています。

 

また、シートを外してみたところ、ホゾ接合部が破損していました。
 
19050203.jpg
 

破損状態は上の画像のように損傷がひどい為、既存部分を接着する修理では
強度が保てないと判断しました。

そのため左前
脚と座面前下桟の部品を工場にて再作成をし、部品交換して

組付けする修理対応をご提案いたしました。

 


19050204.jpg

 

工場へ発注後約3週間程で、脚部品が営業所に入荷されてきました。

この「C57215」モデルは現在も製造中の製品ですので、部品作成が

可能でした。
 


 



 
19050205.jpg
 

早速、入荷した脚部品の組付け修理作業を開始します。

組付ける為には、椅子の既存部分の分解を出来るところまで行います。
分解出来そうにない所は見極めて判断していきます。 
判断せず分解しようと無理をすると、木部が割れる恐れがあるからです。

部品と接合する既存箇所はヤスリなどを使い、接着剤などの付着物を取り除いておきます。

19050206.jpg
 

次にエポキシ系接着剤をしっかり塗布し、バンドでしっかりと圧締めして接着剤が
硬化するまで一晩置きます。
 


19050207.jpg
 

翌日、取り付けた脚部品がキチンと接着しているか、全体にガタツキが無いか
確認をします。
 

すべて異常が無い事を確認後、シートを元通りに取り付けて完了しました!
 
19050208.jpg

折れた脚はホゾ穴部分に接着剤の残がいが邪魔して新しい部品が上手く組み付か
ない(隙間ができてしまう)場合がある為、できるだけきれいにして、一旦仮組みを行う
ことがきれいに仕上げるコツです。ありがとうございました。

 

■今回の修理費用は、

再接着組み直し(パーツ部品含む)¥8,000(税別)

+(運搬費往復)¥5,000(税別)=合計¥13,000(税別)

≪20195月現在価格になります。≫










 

 





2019年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

リンク