こんにちは・・・・金沢シーョールーム 修理工房からの紹介です。
今回は、15年以上お使いの民芸デザインタイプのワゴン(AF6000ME)の
車輪の再接着のメンテナンス事例の紹介です。
永年のご使用により
車輪の軸の接合部分の接着ゆるみによりグラグラな状態になっていました。
まず、車輪を本体からとりはずすために
軸受けの駒をとりはずします。
次に、左右の車輪の軸部品から、車輪本体にはめ込み接着してある
中央部分の「金属パーツ」を分離させ木管の木製スポークをすべて
車輪から取外します。
永年のご使用によりはめ込み接合部分の接着が
緩んでしまったのがぐらつきの原因となっていました。
はめこみ接合の木製車輪穴側と木管木製スポークの接着面に
エポキシ接着剤での最大強度が得られるように両面塗布をします。
車輪中央部分の「金属パーツ」の軸受けにもエポキシ接着剤を塗布して
ぐらつき、緩み対策をします。
はみだした接着剤は硬化する前にシンナーと刷毛やウエスを使ってきれいに
拭き取りをしておきます。
以上で、仕上がりです。
エポキシ接着剤が完全に硬化するまで一晩おき、本体に取り付けし直して完成です。
車輪のふらつきも完全になくなりまた、購入時のときのような使い良さが復活しました。
永くお使いいただいているにかかわらず、大きな傷や塗装の不具合等も認められず
大切にお使いいただいていることが一目でわかりました。今回は車輪の緩みを
再接着修修理させていただきましたので、また今迄どおりお使いいただけると思います。
ありがとうございました。
今回の修理費用は
■再接着締め直し修理 \5,200(税別)
運搬費用別途見積もりとなります。
※2018年4月現在価格