カイ・フランク展で、作品と共にカリモク製の什器も見てきました

こんにちは、ドマーニ日本橋の冨田です。


先日、神奈川県立近代美術館で開催されている

《カイ・フランク―KAJ FRANCK GEOMETRY》を拝見してきました。

今年は、日本とフィンランドの国交樹立100年記念と
カイ・フランクが亡くなられて30年という記念の年だとのこと。



IMG_1852.JPG


カタチ(円とか四角とか多角形など)と製作年代で括られていて

それぞれ、横に進むとカタチ別、縦に進むと年代順、

と展示台が整列しています。


最初、年代別に見始めたのですが

カタチごとに見るのもオモシロイ?と気付き、

途中からカタチを追うように。


行ったり来たりしながら、

見たいところに戻れたりするのも良かったです。



最後の展示ブースだけ、

特別に写真を撮らせていただきました。


IMG_1865a.JPG


外光が入り、ガラス作品がキラキラと・・・

とても美しかった!


こちらの展示什器、実はカリモク製なんです。

フィンランドのアアルト大学で学ばれ、

後にジャスパーモリソンのアシスタントデザイナーを務められた、

デザイナーの熊野亘さんがディレクションされていて、

その熊野さんより什器製作のご依頼をいただいたとのこと。

さりげない佇まいが、アートピースを引き立てていました。



展示の最後には、日本が大好きだったというカイ・フランクが

3回の来日時にご自身で撮影されたという

モノクローム写真が展示されています。

ご本人の姿も1枚だけ写っていましたよ。



IMG_1906-001.JPG


記念に図録を。

表紙の色が4色(種類)あったのですが、

北欧らしい?グレーにしました。



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余談ですが・・・

今回の展示会では、このクレムリン・ベルが

チラシだったり、ウェブサイトを飾っているのですが、


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5月に東京ステーションギャラリーで行われたルート・ブリック展で

こちらを拝見しました。

右側に描かれているのが、このクレムリン・ベルではないかと

言われているとコメント書きされていました。

同じフィンランド出身で、アラビア製陶にも所属していたことがあるそうだから

交流があったのかな!?



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併設されているレストランでは、カイ・フランクがデザインした

ティーマシリーズの食器で食事がいただけます。



IMG_1857.JPG


カイ・フランク展は、神奈川県立近代美術館葉山で

12月25日まで開催しています。

生活に溶け込んだデザインを改めて知る、素敵な展示でした。

2019年10月

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