ミラノデザインウィークレポート・・・その②

こんにちは、ドマーニ日本橋の冨田です。


毎年4月にイタリアで開催されている《ミラノデザインウィーク》、

視察に行って参りましたので、何回かに分けてご報告させていただきます。



今日は、イベントに合わせて行われたインスタレーションをご紹介します。



============LOUIS VUITTON============


貴族であるセルベローニ家の住居として建てられた

宮殿「パラッツオ・セルベローニ」が会場。

「オブジェ・ノマド」コレクションの新作をメインに展示していました。

歴史的な石造りの建物の中に、鮮やかで個性的な家具が映え、

より特別感を感じるインスタレーションでした。



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日本人デザイナー吉岡徳仁氏がデザインした

「BLOSSOM STOOL(ブロッサム スツール)」の展示も。



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=============HERMES=============


ブレラ地区の会場ラ・ぺロタで行われた「RAW MATERIAL」が

テーマのインスタレーション。

石垣でつくられた迷宮のような空間は、実際に中に入って

来場者自身も楽しみながら展示を見ることができます。



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=============住友林業==============


「REEVALUATING WOOD」

"木製の卓上パーテーションと天蓋がつくる空間"と題したインスタレーション。

筑波研究所が蓄積した「木の効果・効用」に関する知見を、

卓上パーテーションや天蓋など木のオブジェとして具現化したもの。

同じ木材を扱う企業として、その効用を伝えていく手段に興味がわきました。


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============SONY==============


「ロボットはどんなカタチになれば私たちの日常に自然に溶け込めるのか」

ということを4種類のロボットで提案展示していました。

擬人化されたものだけがロボットではない、

ということを気付かせてくれたインスタレーションでした。


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===========MT カモ井加工紙============


このイベント用につくられたマスキングテープを、

1階は家の形状に、地下階は椅子や食器・壁面にまで使用し、

マスキングテープの可能性を表現していました。


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中庭にあったFIATもマステでお化粧されていました。


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「魅せる」展示もありましたが、今年は「考えさせる」展示内容が

多かったように思います。

各企業の研究成果や、今後発展していくであろうコトなどを表現

したインスタレーションは、いつもよりも静かに、

でも心を惹きつけるものばかりでした。

2019年7月

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