リビング学習とは、子ども部屋で勉強させるのではなく、親の目の届くリビングで勉強させるスタイルのことです。
子どもにとっては親がそばにいることで安心して集中できますし、わからないことがあってもすぐに聞くことができるというメリットがあります。
今回の座談会ではリビング学習を実践している方々にお越しいただいて、
「リビングに机を置いている派」「机は置いていない派」のそれぞれのお話をお聞きしました。
私はキッチンから見れるところに机を置きたい。別に和室もあるけど、和室だとわざわざ見に行かないといけない。リビングで勉強してくれると、すぐそばなので「ひょい」と見ることができて助かる。
(Aさん)
私自身もフルタイムで働いているので、帰宅すると、ご飯の用意や片づけなどが同時進行ではじまる のでダイニングテーブルでは勉強させられない。かといって「他の部屋に見に行く」という手間をかけられないので、私の作業の目の前で作業させる。
(Eさん)
机は家事スペースから見渡せる場所にある。家事をやりながらも、子供の後ろ姿は見える。
(Gさん)
ランドセルがごちゃごちゃするのが悩み。脇にかからないし机にも置けないので、床に放置している。
(Eさん)
ランドセルが見えると生活感がでてしまう。 (Eさん)
特にランドセルは引き出しにいれっぱなしにしたいくらい。隠したい。ランドセルをどこかに”掛ける”という動作は子供はなかなかできない。(Bさん)
勉強している近くのキッチンカウンター回りに勉強関連のものを収納している。カバン類は、フックを取り付けてまとめて掛けるようにしている。(Aさん)
リビングには収納スペースが少なく物が散乱してしまうので、絶対、書棚を買おうと思っていた。(Fさん)
友人・知人を呼ぶのでリビングには物を置きたくない。素敵な、おしゃれなものだけ見せたい。(Fさん)
自営なのでリビングが仕事場でもありお客様と打合せたりもするので子供っぽいものは出したくない。
(Bさん)
収納に高さが欲しく、デスクというよりはおしゃれな棚ものだといい。デスクの上に棚があると、一昔前の学習机みたいに見えちゃう。(Cさん)
3年生になるとモノが増えてくる。習字道具やピアニカや縦笛。みんなどうやって仕舞っているのか、一度見せて欲しいくらい。(Eさん)
大きくなると、習い事などをはじめるのでかばんがたくさん増えてくる(Gさん)
収納は習い事のバックがはいりきらない。かけるところもない。入らないものは、市販のモノで無理やり置いてる。(Gさん)
息子は、勉強するための「机」と考えず、ここは「僕のスペース」と思っているようだ。親から見れば、おもちゃがなぜ勉強するところにあるのかな、と思うけど自分のスペースと考えると納得もできる。(Eさん)
主人も子供と同じく私物をリビングに散らかし放題。リビングに置かれるのが嫌だから別にワークルームをつくりデスク回りを主人の収納スペースにした。
現在は、机=勉強スペースではなく、生活のスタイルに関わるスペースとして存在している。(Bさん)
ここで座談会は終了。
話し足りないところは、ショールームを見学しながらお聞きしました。
ショールーム見学では、学習机の実物を前にして、日々実際に使っている方ならではのお悩みやご意見をたくさんいただきました。
みなさん特に収納には関心が強いようで、どの参加者様からも熱い意見が飛び交いました。
中には新アイテムの開発を熱望される方もいらっしゃって、開発担当者にとっても非常に有意義な意見交換をさせていただくことができました。