カリモク家具

Materiality

マテリアリティの特定プロセス

当社グループが事業活動を通じて社会課題の解決を実現するために取り組むべき課題について、
社会性・経済性の観点から評価し、重要課題をマテリアリティとして特定しました。
検討にあたっては、有志の従業員や外部有識者など複数のステークホルダーを交えた議論・検証を行った上で、
当社グループ経営会議にて最終決定しております。

ステップ1

社会課題の把握

  • グローバルメガトレンドやSDGsを踏まえ、当社グループに関連する社会変化や社会課題を認識
  • 全社員公募型の検討会を実施し、取り上げるべき社会課題を選定
ステップ2

社会課題の重要性評価

  • 把握した社会課題に対してリスクと機会の分析を実施し、当社グループにとって重要性の高いものを当社グループが積極的に解決すべき
    社会課題と位置づけて整理
ステップ3

マテリアリティ案の作成

  • 事業活動を通じて社会課題の解決と企業価値向上を実現するため、取り組むべき経営課題を整理し、社会性・経済性の観点から評価。
    重要課題をマテリアリティの候補として選定
ステップ4

マテリアリティの特定

  • Step3で選定したマテリアリティについて、サステナビリティ委員会において、外部有識者(日本総合研究所)も交えて妥当性を検証。
    最終的に、グループ経営会議にてマテリアリティを特定

持続可能な社会のけん引役となるために解決すべき課題(マテリアリティ)

解決すべき
社会課題
  • 1.資源の保全・生物多様性の確保
  • 2.気候変動への対応(CO2の削減)
  • 3.廃棄物の削減
  • 4.お客様のウェルビーイングの実現
  • 5.地域社会との共生
  • 6.健康で長くイキイキと働く環境の実現
解決すべき社会課題
上
当社の
マテリアリティ
マテリアリティの整理 マテリアリティの要素

社会課題解決型商品の開発

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  • 森林保全・有効な里山活用のための基礎研究
  • 木とつくる幸せを(人の快適性)に関する基礎研究
  • 基礎研究を活かした商品開発

カリモクエコシステムの構築

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  • カリモクファンに寄り添い、よりよい暮らしを共創できるエコシステムの構築
  • ブランディングへの取り組み

純粋な社会貢献

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  • CO2削減の取り組み
  • 廃棄物削減の取り組み
  • 木育の実施

人事制度の改革

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  • エンゲージメント調査の実施
  • 働きやすい職場づくりに向けた人事制度改革

強固な経営基盤

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  • BCPの整備
  • 経営管理の高度化

マテリアリティ1 社会課題解決型商品の開発

当社グループは社内独自の品質基準KGISの制定、人間工学に基づく座り心地研究、および座り心地に関する社内認定制度であるEISの運用など、
科学的知見に基づいた製品開発を続けてきました。今後さらに環境・人に対してフレンドリーな商品およびビジネスモデルの開発を加速し、
事業の根幹とすることが重要と考え、マテリアリティの1つとして特定しました。

▪️実施している取り組み

・森林保全・有効な里山活用のための基礎研究

里山の生物多様性を高める調査研究や、木材の利用価値向上・利用促進に向けた調査研究など、森林や里山の維持・活用に資する研究を行っていきます。

・木とつくる幸せ(人の快適性)に関する基礎研究

現代のライフスタイルに関する研究や座り心地研究、および木質空間・木質材料に接することによる精神的効果に関する研究を行います。
また、研究成果を商品に活かすことで、よりライフスタイルに合致し、心地よい家具の製造を行うことで顧客のWell-Beingに貢献していきます。

お客様への貢献 : https://www.karimoku.co.jp/sdgs/society/

マテリアリティ2 カリモクエコシステムの構築

国内は少子高齢化による人口減少となり市場は徐々に縮小傾向にあります。係る状況下、持続的な事業継続には事業領域の拡大・展開、
ブランディングによる高付加価値化が必要です。そのためにはカリモクファンを生み、人生を通じてカリモクとつながるエコシステムが必要との見解から、
カリモクエコシステムの構築をマテリアリティの1つとして特定しました。

▪️実施している取り組み

・カリモクファンを自然成長的に増やすためのカリモクエコシステムの構築

お客様の関係性では、家具という商材の特性上、家具購入後、次の購入まで年数を要し空いてしまうことが多く、お客様との継続的な関係性を構築することに課題が存在します。
そこで、お客様の暮らしにより貢献する企業となるため、お客様と長いお付き合いを構築する仕組みとして、カリモクエコシステムの構築に取り組んでいきます。お客さまのIDを起点として、継続的なコミュニケーションを行うことで、ライフステージに応じて、お客様の暮らしを支える企業としての成長に取り組んでいます。

マテリアリティ3 純粋な社会貢献

当サステナビリティ方針に従い、社会課題を事業を通じて解決していくことを基本としながらも、企業は社会の公器と捉え、マテリアリティの1つとして
特定しました。特に、当社グループの本社を構える東海エリアにおける木育、森林保全をはじめとした社会貢献に注力してまいります。

▪️実施している取り組み

・CO2削減の取り組み

グループにおけるCO2排出量を把握する仕組みづくりを行うとともに、生産・流通段階におけるCO2排出量の削減や、太陽光発電による創エネに取り組んでいます。

気候変動への対応 : https://www.karimoku.co.jp/sdgs/environment/
・廃棄物削減の取り組み

グループにおける廃棄物排出量把握の取り組みを進めるとともに、材料の歩留まり向上等による廃棄物削減の取り組みを進めています。

廃棄物の削減 : https://www.karimoku.co.jp/sdgs/environment/
・木育の実施

木材や木の魅力や、木の分化への理解を深めるため、子供から大人まで参加できるワークショップ・木工教室を開催しています。

地域社会への貢献 : https://www.karimoku.co.jp/sdgs/society/

マテリアリティ4 人事制度の改革

当社グループの事業を持続的に推進する上で、次世代人材を担う人財戦略は必要不可欠です。「イキイキ・ワクワク」働ける職場環境のためには、
若手のモチベーション向上、60歳以上のシニア層の雇用維持等、人事制度の見直しが必要と考え、マテリアリティの1つとして特定しました。

▪️実施している取り組み

・人事制度改革への取り組み

「カリモクグループの関係者および協力者の幸せに貢献する企業を目指す」という考えのもと、制度や環境の充実により社員全員が働きやすい職場づくりに努めています。
2022年度は、社員向けエンゲージメント調査を実施し、グループにおける人事制度上の課題について明確にし、よりよい人事制度を構築するための基礎的な整理に取り組んでいます。

雇用促進・職場環境整備 : https://www.karimoku.co.jp/sdgs/society/

マテリアリティ5 強固な経営基盤

当社グループがサステナビリティのある経営を実現していくにあたり、ESG/SDGsの理念に従い、持続可能な経営基盤の構築が必要不可欠であることから、
マテリアリティの1つとして特定しました。継続的な生産性向上ための仕組みやBCP体制の構築を企図することで、基盤強化を図ります。

▪️実施している取り組み

・BCPの整備

災害や感染症により、事業継続に対するリスクが高まる中で、そうした非常時においても事業継続と役職員の安全を確保し、企業として、また地域社会の一員としての責任を果たすため、BCPの策定に取り組んでいます。

・経営管理の高度化

生産性や業績向上のための管理の仕組みや、会計の仕組みを高度化することで、企業としての収益性を高め、経済価値の創出およびレジリエンスの向上を実現し、社会的責任を果たしていくための基盤強化を行います。

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