ソファの寿命はどれくらい?買い替えのタイミングや長持ちさせるお手入れ方法を紹介

ソファは長年使っていると寿命を迎え、買い替えが必要になってきます。しかし、具体的に買い替えのタイミングはどれくらいなのか判断しにくい場合もあるでしょう。そこで今回は、ソファの寿命について紹介します。
ソファがどのような状態になったら買い替えのタイミングなのか、判断ポイントをしっかり理解しておくと寿命かどうかがわかりやすくなりますよ。また、長く使い続けるためのお手入れ方法についても紹介しますのであわせてチェックしてくださいね。
ソファの寿命ってどれくらい?
ソファを長年愛用していると、座り心地に違和感を感じるようになったことがある人も少なくないでしょう。そんなソファの寿命はどれくらいなのか気になりますよね。
はっきりとソファの寿命は何年と言い切ることはできませんが、ソファの寿命は張地やクッション材の種類、構造、使い方などによって異なってきます。そのため、お使いのソファの状態をチェックして、寿命かどうかを判断することが大切です。
また、ソファが寿命を迎えたからといってすぐに使えなくなるわけではありませんよね。座り心地が悪くなっているけれど、使えないわけではないし......と買い替えずに使用を継続している場合もあるでしょう。もし、買い替えのタイミングに迷っているなら、まずはお使いのソファの状態をよく確認してみましょう。張地やクッション材の状態などをチェックすると買い替えるタイミングなのかわかりやすくなりますよ。
ソファを買い替えるタイミングは?3つの判断ポイント
ソファを買い替えるべきか迷ったら、寿命を迎えているかどうかチェックしましょう。張地・クッション材・フレームや脚の状態によっては、買い替えのタイミングかもしれません。そこで、お使いのソファが寿命なのかどうかを判断するポイントを紹介します。
【判断ポイント1】張地が傷んでいないか
ソファが寿命かどうか判断するにあたって、張地の傷みは見た目にも一番わかりやすいポイントです。座ったり横になったりする時に張地は毎回肌に触れるため、汚れたり傷んだりしやすい特徴があります。汗や手垢、皮脂などが付着しやすく、食べこぼしなどでシミになってしまう場合もあるでしょう。
張地の手入れをあまりしていないと汚れが変色して見た目も悪くなってしまいます。日当たりのいいリビングに設置しているなら、日焼けによる変色も考えられます。また、ペットがいるお家なら爪とぎなどで張地に傷がついたり、破れたりしてしまうことも......。張地が傷んだりすると肌触りも悪くなります。
このように、張地の汚れや変色、傷や破れがあって目立つようなら買い替えのタイミングといえます。しかし、ソファのカバーが取り外せるタイプで、替えカバーを取り扱っているものなら新しいものに取り替えることで引き続き使うことができます。また、ソファの張地には布・本革・合皮がありますが、それぞれ適切な手入れを行うことで寿命を延ばすことができます。
【判断ポイント2】クッション材がへたっていないか
ソファの座面や背もたれの内部にはいろいろな素材のクッション材を使用し、座り心地をよくしています。しかし、これらのクッション材がへたってしまうと座り心地が悪くなります。このクッション材のへたりもソファの寿命の大きな目安になります。クッション材にはウレタンや羽毛などが使われますが、これらが劣化すると座った時に沈み込んだまま元の形に戻りにくくなります。
これがへたっている状態の場合、座った時に底つき感があったり、座り心地が悪く感じたりする原因になります。クッション材がへたった場合、座面クッションを取り替えられるものなら、新しくすることで座り心地が復活してソファを使い続けることが可能です。しかし取り替えできない場合は、ソファの買い替えを検討しましょう。
【判断ポイント3】ソファフレームや脚、バネに破損がないか
ソファのフレームや脚、肘掛けなど躯体に傷みがある場合も買い替え目安になります。先に紹介した張地の劣化やクッション材のへたりに比べると、ソファの躯体はそれほど傷みやすいというわけではないですが、使用状況によっては脚が折れたり、肘掛けが破損したりする場合も考えられます。
また、クッション材の下にあるバネやコイルが劣化・破損している場合もあります。バネやコイルが劣化するとクッション材が沈み込んで座り心地にも影響し、座った時に軋み音がすることもあります。このように、ソファ躯体に傷みがある場合は、取り替えることが困難なので、買い替えを検討しましょう。
ソファの寿命を延ばすためのお手入れ方法
日ごろから座ったり横になったりして使用頻度の高いソファはどうしても傷みやすい家具ですが、お手入れに気を付けることで寿命を延ばすことができます。そこで、張地やフレームなどのお手入れ方法について紹介します。
【1】布張地のお手入れ方法
布製のソファ張地の場合、日ごろのお手入れは掃除機でゴミを吸い取ったり、やわらかいブラシを使ってブラッシングしたりするのがおすすめです。また、汗や手垢などの汚れは、30~40℃のお湯1Lに対して小さじ1杯ほどの中性洗剤を薄め、やわらかいタオルを浸して固く絞ってから拭いていきます。
毛並みの方向に沿ってやさしく拭くのがポイントです。その後、洗剤が残らないようにお湯に浸したタオルを絞って拭き取ります。最後に吸水性の高いやわらかい布でやさしく乾拭きし、自然乾燥させたら終了です。
飲み物などをこぼした場合はティッシュで水分を吸い取り、お湯か水で濡らしたタオルで拭きとります。そのあとに、先ほど紹介した汗や手垢を落とす方法できれいにしていきます。
【2】革張地のお手入れ方法
本革の張地は水に弱いため、日ごろのお手入れは乾いたやわらかい布で拭きます。汚れを落としやすくする薬剤が含まれた化学雑巾は使わないようにしてください。また、革の汚れ落としや保護には、専用のレザーメンテナンスキットの使用をおすすめします。革に水分や栄養を与える効果もあるため、張地が長持ちします。
そのほか、革の張地の場合は、普段の使い方にも注意することが大切です。直射日光やエアコンの風が直接当たるところに置くと、革が乾燥してひび割れにつながる恐れがあります。リビングの窓際などに置きたい場合は、レースカーテンをかけるようにしましょう。また、ビニール製品が付着した状態で放置していると、変色する恐れがあるので注意してください。
【3】合皮張地のお手入れ方法
合成皮革の張地の場合も、普段のお手入れは本革と同様に乾いたやわらかい布で拭きます。合皮は水拭きができるため、食べ物などの汚れがついた場合は、洗剤とぬるま湯で拭き取ってください。ぬるま湯に3~5%程度の割合で中性洗剤を溶かし、やわらかい布を浸して固く絞ったあとに拭いていきます。その後水拭きで洗剤を拭き取り、最後に乾拭きしてから自然乾燥させましょう。
また、汚れには専用のクリーナーを使うのもおすすめです。化学雑巾やアルコール系、ベンジンなどが含まれた溶剤やウェットティッシュで拭くと変色や軟化につながる恐れがあるので使わないように注意してください。
【4】木製脚やフレームのお手入れ方法
ソファの木製部分は、日ごろのお手入れとしてやわらかい布で乾拭きします。また、清潔な状態で乾燥させておくことが大切です。汚れがついた場合は、布張りソファの手垢落としと同様の方法で、中性洗剤を薄めたぬるま湯にタオルを浸して固く絞り、拭き取っていきます。その後きれいなお湯で2度拭きし、乾拭きしておきます。飲み物をこぼした場合はやわらかい布で乾拭きしてすぐに水分を拭き取るようにしましょう。
また、直射日光の当たる場所・暖房器具の近くで高温になる場所・湿度の高い場所は傷みやすくなるので設置しないようにするのも長持ちさせるポイントです。
お手入れしやすいソファなら寿命も長くなる!
ソファが寿命かどうかしっかりチェックしよう
今回は、ソファの寿命を判断するポイントについて紹介しました。ソファは張地やクッション材などが傷んでくると寿命といえます。買い替えのタイミングに悩んでいるなら、寿命なのかどうか状態をチェックしてみてください。張地が傷んだり、クッション材がへたったりして座り心地に影響するなら、買い替えのタイミングかもしれません。
お手入れしやすいソファなら寿命も長くなる
ソファは日ごろのお手入れをしっかりすることで、寿命を延ばして長持ちさせることもできます。もし、これからソファを買い替えようと考えているなら、お手入れしやすいものを選ぶことで長く使い続けることができるはず。
そんな時におすすめしたいソファはカリモクで豊富に取り扱っています。そこで次の記事ではカリモクおすすめのお手入れしやすいソファを紹介します。長持ちするソファを探している人はぜひチェックしてくださいね。