ダイニングチェアは学習用と兼用がお勧め!

子どものダイニングチェア選びに悩んでいませんか?
赤ちゃんの腰がすわり安定すると、1人座りができるようになります。
これまでは、ひざの上やバウンサーなどを使い離乳食を食べさせていた子にも、ベビーチェアを使い始めるご家庭も多いのではないでしょうか。
チェアに座らせることで赤ちゃんの姿勢を安定させると同時に、食事中の移動を防ぐメリットもあります。
しかし、何歳ごろまでベビーチェアを利用し、いつからキッズ用のチェアに切り替えるのか、また、大人と同じダイニングチェアに変えるのはいつがよいのでしょうか。
そんな悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、学習用にもぴったりの子どもから大人まで使えるチェアです。
子どもが個室を使うようになるまでは、ダイニングやリビングで学習をさせるケースも考えられます。
そのような場合にも使い勝手がよい、ダイニングで兼用もできる、子どものためのチェアの選び方や選ぶ時に気をつけるポイントをご紹介します。
リビング学習を見据えた子どものチェア選びをしよう!
先にお伝えしたように、1人座りができるようになるとダイニングでの食事ができるようにベビーチェアの購入を検討する方も多いでしょう。
しかし、子どもはどんどん成長し、あっという間にベビーチェアが使えなくなる可能性も考えられます。
その後はキッズ用のチェアを用意し、ゆくゆくは大人と同じダイニングチェアを利用することになります。
そこで、ポイントになるのが子どもの成長を考えたチェア選びです。
長い目で子どもの成長を考える
子どもの成長を長い目で考えると、1人で食事ができるようになった後まで考える必要があります。
幼児用のハイチェアは、3歳になるまでガードやベルトをつけたベビーチェアを使うようにという基準があります。(出典:一般財団法人 製品安全協会)
その後は、ガードやベルトを外したキッズ用のチェアを使用し、だんだん大人と同じダイニングチェアを使う流れになるでしょう。
いったい、いくつのチェアを用意すればよいのか......。
頭を抱えてしまいますよね。
また、子どもにとってダイニングは食事をするだけの場所ではありません。
お絵描き・読書・学習など、さまざまなシーンを想定して、チェアを選んでみてください。
リビング学習を視野に入れてみる
未就学児や小学校低学年の子どもなどは、個室を持つ前には親の目が届きやすいリビングやダイニングで遊ばせたり、学習をさせたりすることがよくあります。
その場合、リビングテーブルやダイニングテーブルを子どもの作業スペースとして使うことになるでしょう。
ダイニングテーブルを使うときに大人用のチェアに座らせると、差尺(テーブルと座面の高さの差)が大きすぎて使いにくくなります。
そのため、クッションや足置き台を使って高さを調整しなければいけません。
しかし、間に合わせのクッションの上に座らせると、ずれてしまうなど正しい姿勢を保ちにくく不安定な他、転倒などの危険性もあります。
リビング・ダイニングでの学習を視野に入れて、子どものためのダイニングチェアを選ぶことが大切です。
そこでおすすめなのが、成長に合わせて高さや奥行きを調整できるチェアです。
リビング・ダイニング学習に向いたチェアの選び方
リビングやダイニングでの学習を考えたときに、どのようにチェアを選べばよいのでしょうか。
ここでは、ダイニングチェアとして食事のときにも活用でき、学習にも使えるチェアを選ぶときのポイントをご紹介します。
長い目で見て、ずっと使い続けられるチェアを選んでみてくださいね。
子どもの成長に合わせて調節ができる
長く使えるという観点から、子どもの身体の成長に合わせてチェアのサイズ調節できるかどうかが大きなポイントです。
大人と違い子どもは年々身長が変化するため、身体のサイズに合わせてチェアも変化させる必要があります。
サイズ調節のポイントは「座面の高さ」と「奥行き」、それから「足置きの高さ」です。
身長が大きくなると、必要な奥行き(背もたれまでの座面の距離)は深くなります。
そのため、座面を低くするごとに奥行きも深くできるタイプのチェアは、より使い勝手がよく安定して座れるでしょう。
また、子どもはテーブルの高さに合うような座面の高さでは、足を床につけることができません。
そのため、足置き台やクッションを用意している方もいるかもしれません。
いちいち位置の調整をしなければならず、乗り降りの際に倒れてしまう危険もあります。
チェアにしっかりと付属している足置きがあれば安心です。
足置きも高さを調節できるものを選ぶとよいでしょう。
リビング・ダイニングの内装にもマッチする
学習に向いているからといっても、リビングやダイニングのインテリアにそぐわないと雰囲気を損ねてしまいます。
リビング・ダイニングの内装に合うデザイン・素材・カラーのチェアを選ぶようにしてみてください。
子どもが小さいときには、座面の張地をポップでカラフルなものにしていても、後から張り替えや交換をして落ち着きのある印象に変えてもよいでしょう。
ある程度、成長するとダイニングで学習する場合でも、大人用のチェアが使えるようになります。
その場合は、ダイニングチェアは大人が使っているものと同じものにして、リビング・ダイニング学習用のチェアは子ども部屋のデスクチェアとして活用してもよいかもしれません。
座り心地のよさも重要
幼少期から長く使うことを前提に、チェアを選ぶため、強度も重要です。
また、サイズ調節ができるだけではなく、もちろん座り心地のよさも大切なポイントと言えるでしょう。
子どもより体重のある大人が座っても、しっかりおしりを支え底づき感のない座面であることや、背中を自然に支えてくれる背もたれなど座り心地のよさもチェックしてみてください。
お手入れのしやすさもチェック
子どもが食事にも使うことを考えると、座面の汚れも気になるポイントなのではないでしょうか。
食べこぼしの処理や飲み物をこぼしたときのケアなどがしやすいかどうかも見てみましょう。
例えば、カバーリング仕様になっているファブリック張地は、生地の種類によってはご家庭で洗濯が可能です。
また、汚れを落としやすい合成皮革もメンテナンスがしやすい素材といえます。
また、長年使い続けることでついてしまうキズや座面クッションのへたりがあった場合でも、再塗装やキズの補修・クッションの張り替えなどのメンテナンスをしっかりしてもらえるメーカーだと安心です。
リビング・ダイニングの学習用チェアを選ぶときに気をつけたいこと
リビング・ダイニング用の学習チェアを選ぶときには、気をつけておいたほうがよいポイントもあります。
ここでは、選び方の注意点をご紹介します。
リビング・ダイニングの雰囲気に合わないものを選ばない
学習用のチェアは、ダイニングのインテリアにマッチしない可能性があります。
例えば、ナチュラルなテーブルなどをそろえているのに、メタル脚にプラスチック製のキャスターがついているものを置いてしまうと浮いた印象になってしまいます。
背もたれ・脚部の素材や張地の色柄がリビング・ダイニング全体の印象を異なるものは選ばないようにしましょう。
子どもっぽいデザインは避ける
子ども用のチェアでも、長く使うことを前提とするのであれば、大人が使っても違和感のないデザインを選びましょう。
動物のかたちになっている、キャラクターが描かれているといったチェアは、小さな子どもは喜びますがある程度大きくなるとかえって嫌がる可能性もあります。
後から張り替えや交換ができる可変パーツの部分で張地カラーをかわいくしておくなど、子ども向けの要素を取り入れてみてください。
使える年齢に制限があるものを選ばない
ベビーチェアは、ある程度大きくなった子どもや大人は使えません。
一方で、大人のチェアは子どもの体格には合わないため、成長し続ける子どものチェア選びは難航します。
「〇〇歳まで使えます」などの年齢制限のあるチェアは、使える期間が短くなってしまいます。
リビング・ダイニングでの学習や個室を持ったあとでも使えるチェアを探すのであれば、年齢制限のないものを選ぶようにしましょう。
リビング・ダイニングでも使える子どものためのチェアを見つけよう!
子どもが1人座りできるようになりチェアを必要とするときには、3歳ぐらいまで使えるベビーチェアを探すケースが多いかもしれません。
その後は、キッズ用のチェアを用意するでしょう。
しかし、子どもの成長に寄り添い、座面の高さや奥行きなどを調節できるチェアなら長い期間、使い続けられれます。
また、リビング・ダイニングでの学習にも使えるでしょう。長く使うためには、リビング・ダイニングのインテリアに合うデザインであることや、メンテナンス性の高さも重要なポイントです。
機能性・デザイン性にも優れた、子どものためのチェアを見つけてみてくださいね。
次の記事では、子どもから大人まで使い続けられるカリモクおすすめのチェアをご紹介します。