狭いキッチンでも賢く収納!すっきり片付けるための3つのステップ

狭いキッチンで、収納に困っていませんか?
キッチンには、調理器具や食器・調味料など、さまざまな物があふれています。
できれば、たくさんの収納スペースが欲しい場所の1つですよね。
そこで、3つのステップで狭いキッチンでも使い勝手よく、賢く収納する方法をご紹介します!毎日使うキッチンだからこそ快適な空間にして、心地よく過ごしましょう。
ステップ1.必要なアイテムを整理しよう!
やみくもに収納場所を増やせば、片付けられるわけではありません。
とくに、使用するアイテム数の多いキッチンでは、使い勝手が良い場所に適切な物を収納する必要があります。
そこで、まずは必要なアイテムを分別して、収納する場所を決めてみてください。
分別のために物を出してみると思っている以上に多いと感じるかもしれませんね。
分別作業を行うと、不要な物が見つかることもあります。定期的に整理をして、要らない物は処分して収納量を減らすことも大切です。
アイテムの種類で分別
まずは、次にあげるような「アイテムの種類」で、分別してみましょう。
- 調理器具(鍋やフライパンなど)
- 調味料(日常的に使う物とストック分)
- レトルト食品やお菓子・パン・お米などのストック品
- 食器・カトラリー・お弁当箱・水筒
- 洗剤などの掃除道具
- 布巾・タオル
- ラップ・アルミホイル・キッチンペーパーなどのストック
赤ちゃんや幼児がいるご家庭では、ミルクや離乳食などの子ども用の食事、哺乳瓶や子ども用のマグカップなどもあるでしょう。
年齢が上がるにつれて変化するアイテムは、別途カゴなどにまとめておくと臨機応変に収納を活用できます。
使用頻度でわける
アイテムの仕分けができたら、次はどれくらい日常的に使う物なのかを考えてみます。
例えば、毎日使うフライパンや鍋のほかに、年に数回程度しか使わない土鍋などがあるかもしれません。
食器やカトラリーも同様です。調味料のストックや備蓄食材などは、パントリーなどの別の場所にまとめておいてもよいでしょう。
季節によって、使う頻度が変わるアイテムもあります。
例えば、冷茶用のポットやガラス素材の器やかき氷器などは夏に活躍する機会が多くても、冬になると保温ができるポットや陶器の器に切り替えることがあるのではないでしょうか。
このように、季節で使いわける可能性も考えてみてください。
作業効率を考える
よく使うアイテムはキッチンシンクやコンロの下、ストック品はパントリーなどに片付けるなど、作業効率を意識して保管場所を決めていきます。
鍋やフライパンはコンロで使うためコンロ下に、調味料は作業スペース上に、洗剤などはシンク近くに、カトラリーなどは食器棚の引き出しに入れるなど動線を考えるとより的確な収納場所が見えてきます。
ステップ2.収納方法を工夫しよう!
持っているアイテムを分別し収納場所が決まったら、一つひとつのアイテムを収納していきます。
この時「作業台には、できるだけ物を置かないようにする」「作業動線を考えて、使いやすい位置を考える」という、2つのポイントを意識してみてください。
シンク下の空間を有効活用
まず、キッチンのシンクやコンロ下の空間を活用して、使用頻度が比較的高い物を収納します。
システムキッチンなどは、棚や扉付きの収納や引き出し、包丁収納が用意されている場合が多いでしょう。
配管がむき出しになっているようなタイプのキッチンでも、ラックを置くなどして活用してみてください。
棚や引き出しにそのまま物を入れても、ごちゃごちゃしてしまい、かえって使い勝手がよくありません。
ホームセンターや100円ショップでもキッチンに使いやすい仕切りケースなどの収納アイテムがあるので、探してみましょう。
ブックエンドでフライパンを立てて収納したり、ファイルボックスにしょうゆなど高さのある調味料を入れたりすると、出し入れがしやすくなります。
壁や冷蔵庫横を利用する
シンクやコンロ前の壁を利用することもできます。
コンロ周辺では、火を使ったときに危険がないような場所を使うようにしましょう。
フックにお玉やフライ返しなどを引っかけたり、鍋を吊るしたりする収納が可能です。
また、冷蔵庫の側面に収納アイテムを設置して、キッチンペーパーやビニール袋・手拭き用のタオルなどを設置してみてもよいでしょう。
マグネットが使えるタイプであれば、タイマーなどを貼る場所としても使えますね。
カウンター上も上手に活用
作業スペースにはできるだけ物を置かないようにしたほうがよいですが、調味料などは手元に近い場所にあると便利です。
調味料ラックなどを置き、使いやすい場所に収納してみてください。
作業カウンター前に立ち上がり部分があり、物が置けるようであれば、そこに置いてもよいでしょう。
「見える収納」となるため、見た目にもこだわってみると、キッチンで過ごす時間がより楽しくなりますよ。
おそろいのボトルに詰め替えてラベリングをするなどしておしゃれに見える工夫をしてみてくださいね。
ステップ3.適切な収納家具を用意する
元々ある収納スペースを上手に使っても、食器やストック品、電子レンジやオーブン・コーヒーメーカーといった家電など、まだまだ収納したいアイテムがたくさんあります。
そのためには、収納家具を用意しなければならないでしょう。
それらのアイテムを収納する適切な家具を用意する必要があります。
そこで、限られたスペースで、しっかりと収納するための家具の選び方のコツをご紹介します。
家電も置ける食器棚
意外と場所を取るのが家電です。
家電を収納できるような食器棚があれば、別途家電用の収納を用意しなくてもよく便利に使えます。
配線孔や配線の収納スペースがあるため、すっきりと収納できます。
家電用の収納スペースが用意されている食器棚は、ほとんどの場合炊飯器などの蒸気による湿気にも強い素材でできているので耐久性の面でも安心です。
すき間収納
冷蔵庫横や食器棚と壁のあいだなどの「すき間」を利用した収納家具があると、とても便利です。
キャスターや持ち手が付いている物は、必要なときにさっと引っ張り出して使えます。
調味料をはじめ、布巾やゴミ袋などよく使う物を収納できますよ。
ゴミ箱スペース
忘れてはいけないのが「ゴミ箱スペース」です。
生ごみだけでなく、ペットボトルや缶などのリサイクル品、不燃物などを分別するために複数のゴミ箱が必要になるでしょう。
スリムタイプのゴミ箱や上下に積み上げる物など、小スペースを有効に使えるゴミ箱を探してみてください。
ゴミ箱上のスペースを収納として使える場合は、有効活用してみましょう。
また、食器棚にゴミ箱を置ける空間が設けられているタイプもあります。
また、ゴミ箱スペースを少なくするためには、日ごろからゴミを減らす工夫をすることも大切です。
生ごみはしっかり水を切ってから捨てるようにする、家庭用コンポストを利用するなどエコな暮らし方を意識してみてはいかがでしょうか。
引き戸なら開閉スペースがいらない!
意外と場所を必要とするのが、実は「扉」です。
開き扉は、中身を取り出すときに手前に開かなければいけません。
狭いキッチンでは、通路を圧迫したり、物に当たって全部開閉できなかったりすることがあります。
引き戸なら開閉スペースを必要としないので、限られた広さの空間でも楽に物を出し入れ可能です。
また、扉が邪魔にならないので、料理中に頻繁に食器の出し入れをする間は開けたままにしておくこともでき、作業効率があがります。
狭いキッチンでも快適な収納家具を用意しよう!
キッチンは限られたスペースにたくさんの物があふれる場所です。
収納家具を置くにも、作業場所や通路を邪魔してしまうことあるでしょう。そこで、上手に片付けをする必要があります。
まずは、アイテムをきちんと分別して、適切な場所を決めてみてください。
元々あるキッチンのシンクやコンロ下の収納にラックや仕切りを上手に使って収納することも重要です。
さらに、使い勝手のよい収納家具を用意することが決め手となります。
場所を取る家電を食器といっしょに収納できる「家電収納」や、冷蔵庫横などのすき間を活用する「すき間収納」はとても便利に使えます。
また、意外と場所をとってしまう開き扉を開けるときのスペース問題。
引き戸の収納なら、狭い場所でも邪魔することなく使いやすいですよ。
そこで、次の記事では、カリモクのキッチンにおすすめの引き戸収納をご紹介します!