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【子どもの姿勢】正しい座り姿勢3つのチェックポイントとキープするコツとは?

子どもが勉強しているときや食事中、姿勢が気になったことはありませんか?幼いころから、スマートフォンやタブレットを使っている現代の子どもは、椅子に座っているときも前のめりになりやすいでしょう。このような生活環境だけでなく、子どもの筋力が落ちていることや生活リズムの乱れも、姿勢悪化の要因といわれています。

姿勢の悪さは心身に悪影響を及ぼす可能性もあり、正しい姿勢を身につけさせたいと考えるパパママも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、正しい姿勢とはどのようなものか、また子どもを正しい姿勢に導くためのコツを具体的にお伝えします。親子で正しい姿勢を意識して、健康的な毎日を送りましょう。

子どもが椅子に座るときの正しい姿勢とは?3つのチェックポイント

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まずは、子どもが椅子に座るときの正しい姿勢とは、どのようなものか見てみましょう。気をつけたいポイントは3つあります。もしかすると、いま使っている椅子が、正しい姿勢をサポートしにくいものかもしれません。
椅子と子どものからだのバランスをしっかりチェックして、必要に応じてクッションなどの補助アイテムを追加してあげてください。


ポイント1.肘・膝の角度

椅子にしっかり腰掛けたときに、膝が90度になっているでしょうか。膝の角度が直角になるように、足置きを使って調整しましょう。

また、手を机に置いたときに肘が90度より狭い場合は椅子が低い(机が高い)状態のため、座面を高くしてください。逆に90度より広いなら、座面を低くします。座面を高くするにはクッションを敷くなどの対応ができますが、低くすることは難しいでしょう。あらかじめ子どもの成長を見据えて座面の低い椅子を用意しておくか、座面高さを調節できる椅子を選んでください。


ポイント2.背中のS字カーブ

人間の背骨は、横から見たときにゆるやかなS字カーブを描いています。このカーブを自然に維持できるように座ることが大切です。

背中全体が背もたれに着くようにして、腰にすき間がないように深く座らせてあげましょう。このとき、奥行きが深すぎると膝が開いてしまいます。
そのような場合は、背中にクッションをいれて自然に背もたれにからだを預けられるようにしてください。


ポイント3.足を置く位置

正しいポジションで座ったときに、足が浮いているようであれば足置きを用意してください。
膝が90度になる高さにすると、正しい姿勢を維持しやすくなります。足置きは足置き台などのほか、椅子に付属しているものもあるでしょう。

子どもの成長にあわせて、段階的に調整できるようなものがおすすめです。


どうして子どもの姿勢を正したほうがいいの?

そもそもなぜ姿勢を正しいにする必要があるのでしょうか?

姿勢の悪さは、見た目の問題だけでなく、子どものからだや心に影響を与えます。ここでは、姿勢の悪さがもたらす悪影響について考えてみたいと思います。


体調不良を引き起こす

猫背の状態が続くと、肺や腸などの内臓が圧迫されます。
呼吸がしにくくなり十分な酸素を取り込めず、疲れやすくなる可能性があります。内臓の動きがにぶり、食べ物の消化がしにくくなる状態も考えられます。
体調不良により、イライラしやすい、集中力が下がるなどメンタル面への影響も心配です。


骨格がゆがむ

成長段階の子どもが正しくない姿勢を続けると、骨格のゆがみの原因になります。

背骨や骨盤がゆがんだままになると、腰痛や背中の痛みなどの症状を引き起こす可能性があるため、座り姿勢も気を付けるようにしましょう。


ケガをしやすくなる

近年、子どもの体力は下がっていると言われています。
コロナ禍で外に出る機会が減った影響もあり、運動不足で子どもの運動能力は低下しやすい状況です。そのようななか、関節に負担がかかりやすくなる姿勢の悪さは、ケガのリスクを高めます。

また、前述のとおり、姿勢が悪いと肺などが圧迫され呼吸がしにくくなります。その結果、血流が悪くなり筋肉の緊張=からだがかたくなる状態につながるケースも考えられます。柔軟性が減ることもケガの要因の一つとなるでしょう。


子どもの姿勢を正すためには何をすればいい?

 

深刻な健康被害にもつながる、子どもの姿勢の悪さ。早い段階で、正してあげるためには何をすればよいでしょうか。
「姿勢を正しくしなさい!」と頭ごなしに伝えても、聞いてもらえないこともしばしば......。なにより、親自身も正しい姿勢ができていないかもしれません。

子どもは無意識に大人の行動や態度を見て、真似しています。まずは親をはじめとするまわりの大人が、いっしょに「正しい姿勢」を意識するところから始めてみましょう。

また、よい姿勢ができている、あるいは姿勢改善に取り組もうとしているときは、ぜひ積極的にほめてあげてくださいね。

椅子に座ったときの正しい姿勢をいっしょにチェックしてみよう!

子ども自身が正しい姿勢を理解することが、第一歩です。

正しい姿勢とはどのようなものかを伝えましょう。実際に椅子に座って、ひじやひざの角度を動かしながら、からだで覚える方法もおすすめです。骨や筋肉は目に見えない場所にあり、子どもは認識しにくいため、図や絵を使いながら説明してあげてください。

また自分のからだも見えていない状況では、なにが悪いのかを認識できない可能性もあります。
鏡を利用したり、写真に撮ったりしたうえで、どこがどのようによくないのかを具体的に説明しましょう。


姿勢をよくするメリットを伝えよう!

やみくもに姿勢が悪いと指摘しても、子どもはなぜ注意されているのかわからず困惑してしまうかもしれません。
姿勢がよくなると「元気に楽しく過ごせる」「おいしくごはんが食べられる」など、ポジティブな気持ちになれる理由を教えてあげてください。

子どもが自発的に姿勢をよくしたいと思える状況をつくれば、楽しく取り組んでくれるでしょう。


体幹を鍛えて筋力をつける

正しい姿勢を維持するためには、筋力も必要です。運動不足にならないように、遊びながらからだを動かすサポートをしてあげましょう。
バランスよく、からだを使うことが大切なポイント。
足裏のふんばりを強くするために室内ではだしで歩かせる・足じゃんけんをするなどもおすすめです。

またバランスボールは、体幹を鍛えられるだけでなく重心の感覚を覚えて、自然に背筋を伸ばせるようになるので、ぜひ試してみてください。


成長にあわせて調整できる椅子を使う

子どもの体格や成長にあわせて、環境を整えてあげることも必要でしょう。
からだに合わない椅子を使っていると負荷がかかり、ますます姿勢が悪くなります。成長にあわせて座面の高さを変えられる椅子や、サポートクッションなどを用意するとよいでしょう。


子どもの姿勢を正しくサポートする環境づくりをしましょう!

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深刻な健康被害や子どものイライラにつながる可能性もある、猫背などの姿勢の悪さ。成長段階の子どものからだや心のことを考えると、早いうちに正しい姿勢で椅子に座れるようになってほしいですよね。

子どもの姿勢の悪さは、言葉で伝えてもなかなか改善できません。
近くにいる大人が丁寧にサポートしながら、自ら改善していける環境を整えてあげましょう。いっしょに姿勢チェックをしたり、遊びながら筋力をつけたり、楽しいと感じてもらうことが大切です。

また正しい姿勢を維持しやすいように、椅子やクッションなどの補助アイテムを用意してあげることも必要です。カリモクでは、子どもの成長にあわせて正しい姿勢をサポートできる椅子をご用意しています。

次の記事では、そんな子ども向けの椅子の魅力をたっぷりご紹介します。


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この記事を書いた人

永澤 璃子都内在住、男児(6歳児)をもつ、フルタイム勤務のワーママです。
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