ソファと相性のいいラグとは?サイズやカラーに注目した選び方を紹介

ソファとあわせて使うことで足元を快適にしてくれるラグ。しかし「ラグを敷いたら部屋が狭く見えてしまった」「インテリアが寂しい気がするからラグを敷きたいけど、ソファと相性のいいラグってどんなもの?」というお悩みがある人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ソファとラグの組み合わせ方のコツについて紹介します。ソファにあわせる時のラグのサイズやカラーのおすすめの組み合わせ方について紹介していきます。
リビングにソファとラグをセットして、おしゃれで快適な空間づくりをしたい人はぜひ参考にしてくださいね。
ラグを敷くメリットとは?
ラグを敷くメリットはたくさんあります。特に小さい子どもやペットがいるお家では役立ちますよ。具体的にどんなメリットがあるのか紹介していきましょう。
子どものケガ防止や騒音対策になる
子どもが小さいとフローリングの上を走って転んでしまうのが心配になりますよね。そんな時にラグを敷いていると滑り止めになって、転倒防止に役立ちます。万が一転んだ時にも、ラグが衝撃を和らげてくれるので、ケガ防止の対策にもなりますよ。
また、走り回ったり、おもちゃを床に落としたりした時の騒音を緩和してくれる効果も。マンション住まいで階下への物音が気になる時にも、ラグを敷いていると安心です。
ペットのケガや毛の舞い上がり防止になる
ペットがいるお家では、フローリングで滑ってしまうのが気になるもの。ラグを敷いておくと滑り止めになるので、ペットのケガ防止にも役立ちます。 また、ペットの毛の舞い上がり防止にも役立ちます。消臭機能のあるラグなら、気になるペット臭も和らげてくれますよ。
床に傷がつくのを防止する
ラグを敷いていると、子どもがおもちゃを引きずったり落としたりした時の床への傷を防止してくれます。 また、テーブルやソファの下にラグを敷いておけば、家具の脚によって床が傷つくのを防ぐこともできますね。賃貸のお家で床に傷をつけられない時にはラグが役立ちます。
寒さやベタつき対策になる
暖房をつけていても足元が寒い場合は、ラグを敷くことで緩和できます。
フローリングから伝わる冷気をラグがカットしてくれるため、床の冷たさを軽減して直接座る時も気になりません。
また、湿度が高い季節はフローリングに触れるとベタついてしまいますが、ラグがあるとサラッと快適に過ごせるので、一年中快適に使うことができます。
ハウスダストの舞い上がりを軽減できる
一般的にラグにはほこりがたまってよくないのではとのイメージを持たれる方が多いですが、ラグには空気中に浮遊するホコリやアレル物質を吸着する特性があるので、舞い上がりを軽減する効果があります。 また、ダニに関しては防ダニ加工が施されているラグを敷くといいでしょう。
ダニを寄せ付けない効果のあるラグなら、安心して敷くことができます。
ソファにあわせたラグサイズの選び方
リビングにラグを敷く場合は、どんなサイズにすればいいか迷うこともあると思います。ラグのサイズを選ぶ時はソファがあるかないかをチェック。ソファにあわせて敷く場合は、ソファサイズに適したラグを選んでいくのがおすすめです。そこでソファにあわせたラグサイズの選び方を紹介していきます。
ソファがない場合のラグのサイズ選び
ソファや大きな家具がないなら6畳で約140cm×200cm、8畳間なら約200cm×200cm、10畳間なら約230cm×230cmのサイズが適しているといわれています。
ただし、お部屋によってはデスクが置いてあったり、リビングダイニングのリビングスペース部分だけに敷きたかったり、子どもを遊ばせたいから大きめのラグを敷きたいなど、部屋の使い方やラグでの過ごしかたなどでも適性のラグサイズは変わるのであくまでも目安としてください。
ソファにあわせる場合のラグのサイズ選び
ソファにあわせてラグを敷く時は、ソファの幅より少し大きいサイズのラグを選ぶのがおすすめ。ソファの左右に余裕がある大きさだとバランスよく見えます。
●2人掛けソファにあわせてラグを敷く場合
幅が140cm前後の2人掛けソファなら、あわせるラグのサイズは120㎝×160㎝くらいのものがおすすめです。
●3人掛けソファにあわせてラグを敷く場合
幅が180cm前後の3人掛けソファなら、ラグのサイズは140㎝×200㎝程度が適しています。ソファの前に座ることがあるなら、160㎝×230㎝の大きめサイズをあわせると床でもゆったり過ごせます。
●カウチソファにあわせてラグを敷く場合
幅が230cmくらいのカウチソファなら、3人掛けソファにあわせる時と同程度のラグサイズでもOK。ソファの少し大きめになるように選びましょう。また、カウチソファのL字の内側にラグを敷くなら、140㎝×200㎝の小さめサイズでも大丈夫。ソファをかぶせるように置くことですっきり見せられます。
ソファと相性のいいラグのカラーの選び方
ソファにあわせてラグを敷くなら、サイズはもちろんカラーコーディネートにもこだわりたいもの。相性のいい色を選んで、お部屋をセンスアップしたいですよね。そこでソファと相性のいいラグのカラーについて紹介します。
ソファと相性のいいラグの色の選び方
ソファとラグのカラーコーディネートのコツについて紹介していきます。リビングの中でも存在感の大きいソファやラグは、色にこだわることでインテリアをおしゃれに見せてくれますよ。
ソファと同系色か色の系統が同じラグをあわせるのがおすすめ
ソファと同系色のラグをあわせると失敗がなくてコーディネートしやすいです。統一感がでるのですっきりした印象になります。この時、全く同じ色ではなく、トーンに変化をつけるのがおすすめ。
グレーで揃えるなら、チャコールグレーのソファにライトグレーのラグをあわせるといったように、色の明るさや鮮やかさを変えるとコーディネートがまとまるでしょう。
また、ソファの色と同系統のカラーのラグをあわせる方法もおすすめです。元気で温かい印象を与えたいなら暖色、落ち着いた印象を与えたいなら寒色、シックで引き締まった印象を与えたいなら無彩色系などでまとめると、イメージでインテリアを仕上げることができます。
ソファにあわせやすいラグのおすすめカラー
●グレー系
グレーはどんな色とも相性がよく、洗練された印象になるのが特徴。いろいろなインテリアテイストに使える万能カラーです。
●グリーン系
グリーン系のラグを敷くと、芝生のようなやさしい雰囲気を演出できます。アイボリーやブラウン系のソファとあわせればあたたかみのあるナチュラルな空間に。
●ブラウン系
ブラウン系のラグはフローリング材との相性もよく、ソファの色も選ばないカラーです。ライトブラウンやダークブラウンなど明るさによって雰囲気が変わるので、どんな空間にしたいか考えながら選びましょう。
ラグを敷くときの注意点
ソファの下にラグを敷くときには、注意しておくべき点がいくつかあります。ここからは以下の4つの注意点をご紹介します。それぞれ見ていきましょう。
- 床暖房の熱がこもりやすい
- ソファの脚の跡がつく
- 敷き替えや掃除に手間がかかる
- ソファとラグが滑ることもある
床暖房の熱がこもりやすい
ラグを敷く場所が床暖房の場合、床からの熱がラグによって集中してしまい、熱がこもってしまう可能性があります。
もしもラグの上に足のないソファを設置しているのであれば、特に設置面積が広くなり、熱がこもりやすくなってしまうかもしれません。
床暖房の上にラグを敷くのであれば、なるべく脚のついているタイプのソファを使用しましょう。ラ
グを床暖房とあわせて使用する際は、床暖房対応のものを選ぶことをおすすめします。
また、その際、床暖房や床材(表面仕上げ材)の取扱説明書も確認すると安心です。
ソファの脚の跡がつく
ラグの素材にもよりますが、商品の中には長い時間上に置いていたソファの脚の跡がついてしまう場合があります。引越しや衣替えでソファをどけると、ラグに脚の跡がくっきり残っていた、なんて経験をした人は少なくないのではないでしょうか。
一度ラグについた跡は、放置すれば必ずしも元に戻るとは言えません。
ラグの素材によっては、一度ついた跡がそのまま残ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ソファには、座った人の体重が加算されますから、敷かれているラグにも跡がつきやすくなってしまいます。
跡が残るのが嫌であれば上にソファを置かない、なるべく跡をつけたくなければウールなどの比較的元に戻りやすい素材のラグを選ぶと良いかもしれません。
注意したいのはウレタンの入っているタイプです。
素材の性質からウレタンが含まれている商品は跡がもとに戻りづらい傾向にありますので、気になる方は購入時に気をつけましょう。
敷き替えや掃除に手間がかかる
ラグの下を掃除するときには、上に置いていたソファなどの家具などを動かす必要があるため、少し掃除に手間がかかってしまいます。
小型の家具であれば一人で問題ありませんが、家族用に大型のソファを設置していたら、なかなか動かすことは大変です。
また、ラグの中には重く、移動させるのも困難なものもあります。掃除機をかけるなど、日々の掃除がしやすいかどうかといった観点も大切です。
「季節に合わせてラグの敷き替えを楽しみたい」「一人暮らしなので、一人ではなかなかソファを動かすことが難しい」といった人の場合は、ラグをソファの手前に置く、もしくは、一人で動かせる大きさのソファなどの家具を設置した方が、日常生活における困り事は少なくなるかもしれませんね。
ソファとラグが同時に滑ることもある
ラグの上にソファを置いている場合、同時に両方滑ってしまう可能性もあります。
特にソファが小型のものであれば、より滑りやすくなっているかもしれません。
もしラグの滑りが気になるようであれば、滑り防止にラグ専用の下敷きを使用するのもいいかもしれません。