家族みんなのくつろぎタイムに欠かせないソファ。お気に入りのソファならずっと長く使えるようにしたいですよね。なるべく長持ちさせるためには、定期的にお手入れすることが大切です。

そこで今回は、ソファを長く使えるようにするためのテクニックをご紹介します。置き場所のポイントや普段のお手入れ、汚れがついた時の落とし方などいろいろなコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

張地の種類にあわせて定期的なソファのお手入れをしよう

リビングの主役ともいえるソファは家族みんなが使うことが多く、汚れもつきやすいもの。ソファは普段からどんな風に使うかによって長持ちできるかどうかが変わります。そのため、大切なソファを長く使えるようにするためには、正しい使い方と定期的なお手入れが欠かせません。

ソファには布張りと革張りのタイプがありますが、それぞれで気を付けたいポイントやお手入れ方法が異なります。今回は張地の種類別に使い方やお手入れ方法を紹介していくので、お使いのソファにあわせてお手入れしてくださいね。

布張りソファを長く使えるようにする方法

まずは布張りソファを長く使えるようにするためのコツを紹介します。日ごろの使い方に気を付け、汚れたら素早くお手入れするようにしていきましょう。

布張りソファを長く使うための日ごろの使い方

・置き場所
布張りソファを長持ちさせるためには、まず置き場所に注意。リビングに置く場合、大きな窓からの直射日光が当たる場所にソファを設置すると、カバーウレタンなど中のクッション材が劣化しやすくなります。
どうしても直射日光が当たる位置にしか置けない場合は、レースカーテンを閉めるなどして和らげるといいですね。

・定期的にホコリなどのゴミを取り除く
掃除機ややわらかいブラシを使って、ソファについたゴミを定期的に取り除きましょう。座面クッションの下にもゴミが溜まりやすいので要チェック。
特にソファでお菓子などを食べることが多いなら、食べかすなどが落ちやすいです。ペットがいるお家では、こまめに毛を取ることもしておきたいですね。

・月に1回ほどクッションの日陰干しを
座面や背もたれが置きクッションの場合は、月に1回程度ファスナーを開けて日陰干しをします。空気の乾いた日に2時間程度干したら、両手で叩くようにすると中のクッション材が復活します。

・カバーをかけて汚れが直接付着するのを防ぐ
肌が直接触れる部分は汚れやすいので、できればカバーを使うのがおすすめ。特に子どもがいる家庭では何かとソファが汚れやすいため、カバーで防止するとお手入れも楽に済みます。
また、夏の場合は汗による汚れが気になるので、その季節だけでもカバーをかけたりシートクッションを敷いたりして対策するといいですね。

・汚れがついたら早めにお手入れを
もし食べ物や飲み物をこぼすなどして汚れてしまったら、なるべく早くお手入れしましょう。汚れを放置しておくと落としにくくなってしまいます。

布張地ソファに汚れがついた時の落とし方

・手垢や汗による汚れの落とし方
気を付けていてもどうしてもついてしまうのが手垢などの皮脂や汗による汚れ。特に肌が触れやすいソファの肘掛け部分や座面の前側は定期的に拭き掃除しておくことが大切です。月に1回程度のペースでお手入れするようにしましょう。
やり方は、中性洗剤を40℃くらいのぬるま湯に薄め、布を浸して固く絞ってから拭いていきます。拭く時は毛の流れに沿うようにするのがおすすめ。
または、ソファの後ろから前へ、上から下へ向かって拭いていきます。何度か繰り返して拭いたら、最後にきれいなぬるま湯で仕上げ拭きをし、風通しをよくして乾かしましょう。

・飲み物や食べ物による汚れの落とし方
ソファに万が一飲み物や食べ物をこぼしてしまった時はすぐに拭きましょう。中性洗剤をぬるま湯に薄めて布を浸し、汚れを拭き取っていきます。

何度か繰り返して汚れを落としたら、きれいなお湯に浸して固く絞った蒸しタオルで洗剤を取り除きます。吸水性のあるものを使って、やさしく拭き取るようにしましょう。仕上げに乾拭きしたら終了です。

・口紅やマジックなどによる汚れの落とし方
口紅やマジックなどの油性汚れがソファに付着した場合も、手早く拭き取りましょう。汚れ落とし用のベンジンやアルコールで部分的に汚れを取ったら、手垢や汗のお手入れ方法と同様に全体を大きく拭いていきます。
マニキュアが付着した場合、合成繊維なら同様の手順で行います。植物繊維や動物繊維のソファならシンナーか除光液で拭き取ってから同様の手順で掃除します。
どのやり方の場合も、ソファの目立たない部分で試して、変色などがないか確認してから行うようにしましょう。
ただし、マジック・マニュキュアなどは完全に落ちないこともあります。
ソファで、マジックやマニキュアなどをする場合は十分に気をつけて使用するようにしましょう。

洗えるカバーは表示タグをよく確認してからお手入れを

ソファカバーが取り外して洗える場合は洗濯表示タグを確認し、その通りに洗うことが大切。ドライクリーニングが可能なものなら、クリーニング店などの専門業者に依頼しましょう。
水洗い可能なカバーなら家庭でも洗濯が可能。ファスナーを全部閉めて、洗濯ネットに入れて洗います。ファスナーが開いた状態だと破損や破れの恐れがあるので注意しましょう。
また、頻繁に洗濯すると傷みやすいので、季節の変わり目に洗うなど頻度を抑えることも大切です。

革張りソファを長く使えるようにする方法

続いて、革張りソファを長く使えるようにするためのお手入れ方法を紹介します。革は布と違って水に弱いのが特徴。そのため、日ごろからこまめにお手入れしたり、専用のお手入れキットを使ったりしてメンテナンスしましょう。

革張りソファを長く使うための日ごろの使い方

・置き場所
布張りソファと同様に直射日光はNG。レースカーテンで日光を和らげるなどして、ソファを守りましょう。また、エアコンの風が直接当たらない位置に置くことも大切。エアコンから吹き出す風が当たると革が乾燥してしまい、傷みやすくなります。
ファンヒーターなどから吹き出す風も要注意。風向きを調節するなどして、革張りソファに風が当たらないようにしてください。

・座る位置を変えてへたり防止に
布張りのソファにも当てはまることですが、ソファを長く使い続けると、よく座っている位置だけ座り心地が悪くなる場合があります。それを防ぐためには座る場所を定期的に変えるのがおすすめ。
同じ位置にばかり座っているとどうしてもそちら側だけへたってしまいやすくなります。また、革の張地は伸びるためお尻の形にあわせて馴染みますが、まんべんなく座っておくとソファの片側だけ張地が伸びてしまうのを防げます。

・ビニール製品を長時間直接置かない
革張りソファの上にビニール製品を長時間置きっぱなしにしていると、色がうつって変色する恐れがあります。ビニール製品が直接触れたままの状態が長く続かないように気を付けましょう。

革張地ソファのお手入れ方法

・普段から乾拭きでこまめにお手入れを
革張りのソファは基本的に水拭きがNG。そのため、普段から乾拭きでこまめにお手入れし、汚れが蓄積しないようにしましょう。乾いた布で表面をやさしく拭いておきます。1週間に1回くらいのペースで拭いておけば、ソファを清潔な状態にキープできます。

・汚れがついたら早めに対処することが大切
革張りのソファは洗剤を使ったお手入れが難しいため、汚れたままにしておかないことが大切。汚れた場合は素早く対処しましょう。ソファに横になっていると気づかない間に顔や頭が触れ、化粧品や整髪料が付着していることがあります。変色の原因にもなるので早めに拭き取るようにしてください。

・ぬるま湯に浸した布で水拭きする
革張りのソファは基本的に水拭きがNGですが、乾拭きだけでは落ちにくい汚れがある場合は、40～50℃程度のお湯に浸して固く絞った布で拭きます。仕上げに乾いた布で乾拭きし、窓を開けるなどして風通しをよくしてからしっかり自然乾燥させましょう。

・革専用のお手入れキットを使う
革張りソファを使っているなら、ぜひとも用意しておきたいのが専用のお手入れキット。革に必要な栄養や水分を与えられるので、ソファを長く使えるようにするのに役立ちます。
また、汚れをつきにくくする効果もあるため、汗や皮脂汚れの付着軽減にも便利。専用キットで定期的なお手入れを行うことで、きれいなソファをキープすることができますよ。

正しいお手入れをしてソファを長く使えるようにしよう！

こまめなお手入れで大切なソファを長持ちさせよう

ソファを長く使えるようにするための使い方やお手入れ方法について紹介しました。リラックスの場であるソファでは、飲食したり寝転がったりすることが多いもの。そのため汚れもつきやすいです。
普段からこまめにお手入れを行い、汚れが蓄積しないようにすることで大切なソファを長持ちさせることができますよ。

お手入れが楽なソファなら長く使い続けられる

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