いつから何をしてもらう?子どもにおすすめのお手伝いを年齢別にご紹介

子どものお手伝いにはさまざまなメリットがあります。小さいうちからママパパのお手伝いをしていくことで、いろいろな力を伸ばすことができますよ。
でもいつからどんなお手伝いをさせたらいいか迷うこともあるかもしれません。
そんなママパパのために、今回は子どもの年齢にあわせたおすすめのお手伝いを紹介します。
子どもが無理なくできるお手伝いをチョイスして、親子で楽しく家事をしてみませんか?
子どもがお手伝いすることのメリットは?

子どもが家のお手伝いをすることは、さまざまな力を伸ばせるメリットがあります。では具体的にどんなメリットがあるのか紹介していきます。
メリット1.自己肯定感を高められる
ママやパパに頼まれたお手伝いをすることで、子どもは「自分は役に立つんだ」「自分は大切に思われているんだ」という気持ちを持つことができます。
そしてお手伝いがうまくできると自信がつき、自己肯定感を高めることに役立ちます。
メリット2.生活力や思考力を養える
多様な家事のお手伝いをすることで、生活する上で必要な知恵や知識を得ることができ、生活力を養うことができます。
お手伝いを通して学校では教えてくれないさまざまなことを学べるので、大人になった時に役立てることができるはずです。また、思考力や忍耐力、段取り力、責任感など様々な能力を伸ばすのにも役立つといわれています。
メリット3.指先が器用になる
特に2~3歳の頃のお手伝いでは握ったり、ひっぱったり、つまんだりなど、指先を使った動作をたくさんすることが大きなポイント。細かな作業を多く経験することで、できるようになることが増えていくでしょう。
また、お手伝いを通して指先が器用になれば、集中力や注意力を養うことにもつながります。
お手伝いさせる時にママパパが気を付けたいこと
子どものいろいろな力を養ったり、やる気を上げたりするためにも、お手伝いさせる時はママやパパに気を付けてほしいポイントがあります。子どもの意欲や気分を大切にし、楽しくお手伝いできるようにしてあげましょう。
子どもの意欲を大切にしよう
忙しい時に限って子どもがお手伝いしたがる時がありますよね。自分でやった方が早いからと、ついつい断ってしまうこともあると思います。
筆者もお手伝いのサポートをしてあげる余裕がない時は、断ることもしばしば...。
しかし、子どもがお手伝いの意欲がある時ほど、いろいろなことを吸収できるベストなタイミングです。すぐに終わるような簡単なことをさせるなど、工夫をしてなるべくお手伝いをさせてあげるようにしたいですね。
また、どうしても今はお手伝いさせられないという時は、次にいつお願いするか伝えておくのがおすすめ。
「ママも一緒にやりたいから、明日お手伝いしてくれると嬉しいなぁ~」など、具体的に話して、次のお手伝いのタイミングを知らせてあげましょう。
子どもが小さいうちは気分にあわせてあげて
子どもが小さいうちはその日によって気分が違うもの。お手伝いをやりたい日もあれば、やりたがらない日もあるはずです。
そんな時は無理にお手伝いさせなくてもOK。特に年中さんくらいまではその時の気分にあわせてあげるようにしましょう。
年長さんくらいになったら園でお当番があるように、お家でもお手伝いの役割を持たせてあげるのもおすすめです。何がやりたいか子どもに聞いてみて、好きなことをやらせてあげるとやる気にもつながりそうですよね。
失敗した時は次のやり方を考えさせよう
子どもがお手伝いをして、飲み物をこぼしたり、お皿をひっくり返したりと失敗してしまうこともあると思います。思わず「も~!」といってしまいたくなることもあるかもしれませんね。
でもそこはグッとこらえて、洋服が汚れていないか、ケガをしていないかなどまずはフォローをしましょう。
そのあとは、なぜ失敗してしまったのか一緒に考えるようにしたいもの。「こうすればよかったのに!」とすぐに教えるのではなく、「どうすればこぼれなかったかな?」と子どもに考えさせてあげましょう。
失敗することでより多くのことが学べるようになるはずです。
未就学児におすすめのお手伝い
それではここで、実際にどんなお手伝いをさせてあげるのがいいのか、年齢ごとに紹介していきます。まずは未就学児におすすめのお手伝いから。
未就学児は年齢ごとにできることが大きく変わります。その時にできる内容を考えて、子どもの「できた!」という気持ちを大切にしてあげたいですね。
1~3歳くらいにおすすめのお手伝い
1歳くらいなら「ちょうだい」「どうぞ」の遊びが好きな子も多いのではないでしょうか?そんな時には遊びの延長として、ものを運んでもらうお手伝いがおすすめです。
ママからパパへ何かを渡す時に子どもにお手伝いしてもらうのもよさそうですよね。また、照明や家電のスイッチを押すのもお手伝いになりますよ。
2歳になるとママパパが見守ってあげる中でできることが増えてきます。
「お箸をテーブルに並べる」「ゴミをゴミ箱へ捨てる」「新聞を運ぶ」といったお手伝いをさせてあげるといいでしょう。
手先が器用になってくる3歳頃なら「野菜を洗う」「レタスをちぎる」「玉ねぎの皮をむく」「ゆで卵の殻をむく」など、お料理のお手伝いの幅も広がってきます。親子で楽しくキッチンに立つことができますね。
そのほかにも、「靴を揃える」「タオルをたたむ」「自分の服をしまう」などのお手伝いがおすすめです。
4~5歳におすすめのお手伝い
4~5歳くらいになるともっといろいろなことができるようになります。
他の人の手伝いをしている自分が好きという気持ちになったり、期待に応えたいという気持ちが芽生えたりする時期です。
そんな4~5歳におすすめのお手伝いは、「飲み物をコップに注ぐ」「食べたあとの食器をキッチンへ運ぶ」「簡単な洗濯物をたたむ」「おもちゃを分類して片付ける」など。
また、大人が付き添って「目玉焼きを焼く」「子ども用包丁で野菜を切る」など、キッチンでの仕事をさせてあげるのもおすすめです。
小学校低学年におすすめのお手伝い

次は小学校低学年の子どもにおすすめのお手伝いです。低学年のうちは学校の往復と日々の宿題や習い事などで疲れてしまうこともあるでしょう。
子どものペースにあわせながら、平日は簡単なお手伝いだけにしておくか、土日にお願いするように工夫してもいいですね。
そんな低学年におすすめのお手伝いなら「お風呂の掃除」「家族全員の洗濯物をたたむ」「植物への水やり」「玄関やベランダの掃き掃除」「上靴を洗う」など。
掃き掃除や水やりなどは学校でもすることが多いので、子どもにとっても難しくないでしょう。
小学校高学年におすすめのお手伝い
高学年になると大人と同じようにできることも。小さい頃からお手伝いをしている子なら、立派に家事をこなせるかもしれませんね。
そんな高学年におすすめのお手伝いは「トイレ掃除」「食器洗い」「洗濯物を干す」「簡単な料理」など。
また、最近では「マスクを洗濯する」のもお手伝いとしておすすめです。自分で使うものは自分できれいにするように教えてあげたいですね。
「自分の部屋の片付けや掃除」もさせると、あまり散らかさないように気を付けるようになるかもしれません。
そのほか、「ペットの世話」をさせるのもいいでしょう。大切な家族なので、やりたくないというわけにもいきませんし、ペットのお世話を通して生き物を大切にする気持ちや責任感が養えるはずです。
子どものお手伝いをスムーズにするためには環境づくりも大切
子どものお手伝いは年齢にあったできることを
いかがでしたか?子どもの年齢にあわせたおすすめのお手伝いについて紹介しました。
子どもがお手伝いすることは、いろいろな力を養えるメリットがたくさんあります。子どもが気持ちよくお手伝いするためにも、年齢にあったできることをさせてあげましょう。
お手伝いしやすいような環境づくりをするのもおすすめ
子どもがお手伝いする時はママやパパがフォローしやすいように、また、子どもだけでも簡単にできるように環境を整えてあげるのもおすすめです。
キッチンで親子並んで作業しやすいようにスペースを確保したリ、子どもが簡単に片付けられる収納をつくったりしておくと、お手伝いがもっとスムーズになるはずです。
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