• home   >  リビング学習はいつまで?子どもの気持ちにあわせた自宅学習スタイル - kari-bana

- Update

リビング学習はいつまで?子どもの気持ちにあわせた自宅学習スタイル

子どもが毎日リビング学習に取り組んでいるものの、いつまで続けるべき? とお悩みのママやパパは多いのではないでしょうか。

筆者の周りでも子どもにリビング学習をさせている家庭は多いのですが、「最近は子どもが自分の部屋で勉強したがるようになった」などの声も時折聞こえてきます。しかし、子ども部屋での勉強はきちんと集中しているかなど、心配な点も多いもの。

そこで今回はリビング学習をいつまで続けるべきか、リビングと子ども部屋を上手に使い分ける学習スタイルを作る方法についてご紹介します。

リビング学習はいつまで続けるべき?

自宅学習の環境を整える上で重要なことは、リラックスして取り組めて集中しやすいようにするという点です。
学習習慣が身につくまではなかなか集中力が続きませんし、小学校低学年だと子ども部屋で一人きりだと心細く感じる子どもも多いようです。
したがって、家族が過ごすリビングの方が安心して学習に取り組めるといわれるのです。

しかし、子どもが成長するにつれ、リビングの環境では集中しづらくなってくることも増えてきます。
親の視線が気になったり、暗記が必要な学習が増えたりすることで、子どもが自分の部屋で勉強したいと感じるようになるのは自然なことといえるでしょう。

大切なのは子どもの意見に耳を傾けることです。

必ずしも〇年生になったからリビング学習はやめなければならないというルールはありません。
子どもの意欲や希望に合わせてリビング学習に取り組み、学習内容などに応じて子ども部屋も活用するなど、リビングと子ども部屋の使い分けがおすすめです。

具体的なポイントについては、これ以降の内容でご紹介します。


低学年はリビング学習メインで学習習慣を身につけるのがおすすめ

76-2.jpg

子ども部屋でひとりで学習することが難しい低学年は、まずリビング学習で学習習慣を身につけましょう。
しかし、学習内容によっては子ども部屋が向いていることもあります。リビングと子ども部屋、使い分けのポイントをみていきましょう。


宿題や家庭学習はリビングで

低学年の間はママやパパの目が届きやすく、リラックスして学習に取り組めるリビングをメインの学習環境にするとよいでしょう。
リビングならわからないことをすぐ聞くことができ、学習のつまずきにも早い段階で対応できます。

学校や塾の宿題、通信教材の取り組みなどの、普段の学習の場としてリビング学習が定着すると、毎日の学習習慣が身につきます。
そうなれば、自然にリビングに集まり、学習するようになることもあるかもしれません。

ポイントは、ママやパパは口出ししすぎず、監視するような態度をしないこと。
ついつい目を光らせたくなってしまう気持ちは分かりますが、子どもは監視されすぎると萎縮してしまいます。
しまいには、リビングでの学習を嫌いになってしまう可能性すらあります。

かといって、子どもだけに任せきりにしてしまうのも得策ではありません。
子どもが集中しているときに、大きな音をたてたり、学習に関係ないものを目に入れたりしないようにするくらいの適度な距離感で見守ることが、学習習慣を身につけさせる成功のポイントです。


暗記や工作は子ども部屋で

低学年でも学習内容に応じて子ども部屋を利用することをおすすめします。
たとえば暗記の学習。内容をインプットする際には、余計な情報が入ってこないような静かな環境が最適です。
かけ算九九を覚えたり、暗唱したいといったときには、静かな子ども部屋で学習するとよいでしょう。

また、工作やお絵描き、自由研究などは道具や切りくずなどでリビングが散らかりやすく、その都度片付けるのも大変です。
リビングが散らかってイライラしてしまうなら、気兼ねなく子ども部屋を使ってもらう方が親子ともに笑顔で過ごせるようになるでしょう。

子ども部屋のドアは開けておくと家族の気配が感じやすく、子どもも安心できます。
また、ママやパパはときおり部屋を覗けば子どもの様子が確認できますね。
ドアを閉める場合でも、子どもが行き詰まってしまっていないか、やるべきことに集中して取り組めているか時々気にかけるようにしてみてください。

大切なのは安心感と集中できる環境のバランスです。


読書に適した環境は子どもによって異なる

読書をする際に適した環境は、子どもによって異なります。
黙々と集中して本を読み続けられる子どもであれば、自室で読書をした方が快適です。反対に、集中して読書するのが難しいタイプの子どもには、リビングでの読書をおすすめします。
難しい語句につまずいて読み進められなくなってしまった時には手助けしてあげましょう。


高学年以降は子どもの気持ちに合わせてフレキシブルに

76-3.jpg

それでは高学年以降はリビング学習とどのように付き合っていくのがよいのでしょうか。

学年が上がったから、という理由だけでリビング学習を辞める必要はありません。
しかし高学年・中学生になると学習内容も変化し、リビングだけを学習の場とするには選択肢が狭いと感じることも。

リビングか子ども部屋、選べるように、どちらも子どもが集中しやすい環境に整えておくとよいですね。


毎日の学習は引き続きリビングでもOK

毎日の宿題などルーティンの学習は、引き続きリビングでの取り組みでも問題ありません。
学年が上がると、学習内容の難易度が上がり、学習量が増えていることも多いもの。ママやパパは、子どもが今どんなことを学習しているのか、つまずいている箇所はないかなど気にかけておきたいですね。
また子どもとしても、学習している姿を見て欲しいと思う気持ちがあります。

リビング学習は、成長するにつれて減りやすい親子のコミュニケーションのきっかけ作りや、子どものやる気向上にも一役買うのです。

この場合にも、注意すべきなのは距離感です。
低学年の場合と同じように、子どもに対する過度な口出しは控えましょう。適度な距離感を保ちつつ、見守ることが高学年以降のリビング学習を成功させるポイントです。

あくまでストレスをかけないようにしつつ、本人の学習意欲が高まるのを見届けるようなイメージでいると、親としても過度に気にしすぎてしまうようなことがなくなります。
ただし、子ども自身に学習スケジュールを決めてもらったり、時間を意識するように働きかけたりと、モチベーションを保ったまま学習に取り組むことができるようにサポートを行うことは必要になります。

学習への取り組み状況を見ながら、ほどよい距離感を保つよう心がけてみてください。


集中したいとき、受験勉強などは子ども部屋でも

学年が上がるにつれ、学習内容は変化します。
子ども自身も周りの声をシャットアウトして取り組みたいと感じることも増えてくるでしょう。

特に中学受験をはじめとした受験勉強に取り組む際は、一人の空間で集中した方が学習効率の向上が見込めるケースも少なくありません。
兄弟や姉妹がいる場合は、その存在が快適な学習環境の妨げになってしまうこともあるでしょう。

長時間、集中して学習するのであれば、リビング学習に固執せず自室や塾の自習室、図書館などの選択肢を探るべきだといえます。

ただし、子ども部屋での学習はママやパパの目が届きにくくなるデメリットがあります。
子どものやる気を削がない程度にときおり進捗状況を確認したり、分からない点がないか聞いたりするとよいでしょう。


リビング学習は集中しやすい環境を整えよう

子どもがリラックスして学習に取り組めるリビング学習ですが、環境によってはあまり効果が得られないこともあります。

そもそもリビングの本来の目的は家族がくつろぐこと。もちろん環境を整えなくても学習できないわけではありませんが、学習効率は上がりにくいと考えられます。

そこでリビング学習の効果をよりアップさせるために、集中しやすい環境を整えてあげましょう。ここでは、まず実践したい2つのポイントを紹介します。


机と椅子の高さを合わせて

リビング学習でとくに注意したいのが、机と椅子の高さです。
とくにダイニングテーブルを使う場合、天板が高すぎたり、足がぶらぶらしてしまったりすることがよくあります。

身体に合わない机や椅子を使い続けると、姿勢が悪くなり、集中力にも大きく影響を与えることもあるため注意したいものです。
すぐに椅子を買い替えない場合は、椅子の座面や足置きの高さを調整できるものを用意して、正しい姿勢を保てるようにしてあげましょう。


収納力のあるラックやワゴンを活用

リビング学習のデメリットとして挙げられるのが「部屋が散らかりやすい」、「片付かない」といった収納に関する内容です。
ママやパパのストレスとなっていることも多く、散らかった環境は子どもにとっても気が散る原因となってしまいます。

そこで活用したいのが収納力のある家具です。
文房具や教科書をはじめ、細々とした学用品をすっきりと収納できるラックやワゴンなら、子どもも自分で片付けやすく、リビングが散らかるのを防げます。
キャスター付きなら使う場所に移動させることができ、使わないときはリビングの隅に置いておくと邪魔になりません。

こうした収納力のある家具は、リビング学習を卒業し、子ども部屋での学習が中心となった際にも活用できます。


部屋の明るさも調整が必要

リラックスできるよう、リビングの照明を暖色系の色合いに調整しているご家庭もあるかと思います。
もちろん、こうした色調はくつろぐのに適していますが、学習環境としては適していない場合もあります。
特にオレンジ色に近い色調の照明の下では、教科書やノートの文字が見づらくなってしまいます。

そのため、色調や明るさの調整ができるような照明を設置して、くつろぐ時とリビング学習を行う時で切り換えるのがおすすめです。


リビングのレイアウトも大切

リビングは生活の中心の場でもあるため、家具のレイアウトにも注意しておく必要があります。
たとえば、机を置く位置は親の目が届きやすい場所にすべきだといえるでしょう。

キッチンからよく見える場所に机を置いておけば、子ども自身も親の存在を感じられるため安心できます。

また、生活の動線を妨げないような配置も大切です。
移動する際に机をわざわざ避けなければならないような状況では家族が不便さを感じてしまいますし、移動のたびに子どもの気も散ってしまいます。

学習面のみならず、生活をする上での利便性も考慮しておくようにしましょう。


リビング学習に取り組む期間に明確な区切りはない!

子どものリビング学習期間について、明確に「この期間はリビング学習をすべき」といった指標はありません。
子どもの性格や兄弟の有無、中学受験に挑戦するかどうかなど、検討すべき要素はたくさんあります。これらの要素や子ども自身の希望をもとに、リビング学習の期間を決めていきましょう。


子どもの気持ちに合わせて使い分けを

低学年はもちろん、高学年、中学生、高校生と成長しても、リビングで学習することは問題ありません。
とはいえ、成長するにつれて、リビングでの学習環境が合わなくなってくることも多いため、子どもの希望や勉強の内容などに応じて、子ども部屋も活用するとよいでしょう。

特に契機になるのは、子どもの進級や受験です。学習時間が長くなってくると、どうしても子どもによって学習スタイルの差が出るようになってきます。
自室で集中したい子どももいれば、リビング学習の方が学習がはかどるというタイプの子どももいるでしょう。

そのため、そうした機会や学習形態の変化に合わせてリビング学習の卒業を検討するのもひとつの手ではあります。


リビングと子ども部屋、どちらにも使える家具はカリモクで!

リビングも子ども部屋も学習の場として、集中しやすい環境を整えることが重要です。便利で使い勝手のよい家具を導入することで、より学習効率がアップする環境を整えられるでしょう。


そこで次の記事では、リビングでも子ども部屋でも使える、学習家具についてご紹介します。
「子どもが集中できる学習環境を作ってあげたい」「どうやって学習家具を選べばいいかわからない」と悩んでいるパパママは、ぜひ参考にしてみてください!

Check

こちらの記事も
あわせてチェック

リビングでも子ども部屋でも!カリモクの椅子と収納家具でおうち学習の環境を整えよう

- Update

あなたにおすすめの記事

北欧らしい居心地のよい暮らしに寄り添うカリモクのパーソナルチェアをご紹介

【北欧風】リビングにベッドルームに。パーソナルチェアで豊かな暮らしを叶えよう

ダイニングテーブルにソファをあわせてカフェスタイルにしよう!カリモクおすすめアイテムをご紹介

カフェ風インテリアを作るには?リビングダイニング兼用家具ならおしゃれでくつろげる空間に

北欧風ダイニングにぴったりのカリモク新作家具をご紹介!

北欧風ナチュラルなリビングダイニングの特徴とは?コーディネートのコツをご紹介

この記事を書いた人

永澤 璃子都内在住、男児(6歳児)をもつ、フルタイム勤務のワーママです。
子どもが可愛くて仕方ないけれど、自分...

このメンバーの記事を読む chevron_right

人気の読み物

注目記事

- Update

お手入れが楽で長持ちできる!カリモクおすすめのソファをご紹介

NEW

- Update

【兄弟姉妹で学習机を並べるコツ】収納のヒントやおすすめレイアウトをご紹介

NEW

- Update

リビング学習はいつまで?子どもの気持ちにあわせた自宅学習スタイル

NEW

Keywords

人気のキーワード