

カリモクスタッフやインテリアコーディネーターが
わんにゃんと快適に暮らすための
家具選びのコツやお役⽴ちコラムを発信中!
猫の代表的な行動の中に、「爪とぎ」があります。部屋のいたるところで爪をとがれて、ソファがボロボロになったという苦い経験をした方も少なくないはずです。
この記事では、ソファで猫が爪をとがないようにするための工夫をご紹介します。また、爪とぎの標的になりにくいソファや、爪をとがれてもダメージを受けにくいソファの選び方も合わせて解説していきます。ソファでの爪とぎに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
猫と一緒に過ごしていると、爪とぎをしているシーンを多く目にします。爪とぎをする姿はかわいらしい反面、大事な家具をバリバリされてしまうと、気が気でなくなってしまいますよね。ところで、猫はなぜ爪をとぐかご存じですか?ここでは、猫が爪をとぐ理由と爪とぎ対策をご紹介します。まずは猫が爪とぎをする原因を知り、対策につなげましょう。
猫が爪をといでいる様子を見ていると、なぜこのような行動をとるのか疑問に思ったことがあるはずです。実は、猫が爪をとぐ理由はひとつではありません。ここでは代表的な理由を4つご紹介していきます。
猫には狩りをしていた頃の本能が残っており、獲物を確実に仕留められるよう、頻繁に爪とぎをしています。古い爪をはがし、常に爪の鋭さが保てるようにしているのです。
猫の気持ちは爪とぎをすることで落ち着くと言われています。愛猫が爪とぎをしていたら、もしかするとストレスを感じていたり、気分転換をするためかもしれません。猫の行動や周囲の環境には常に気を配り、ストレス発散をさせてあげたいですね。ちなみに、爪とぎと同時にストレッチを行うことも、ストレスの解消に効果的だとされています。
前回のコラムでもご紹介しましたが、猫は爪をとぎながらマーキングを行っていることがあります。猫の肉球には、「臭腺(しゅうせん)」と呼ばれる強いにおいを発する器官が備わっており、においを残すことで縄張りを主張しているのです。
中には、人が見ている時にわざわざ近くで爪とぎをする猫もいます。そうした行動は、気をひくためのものである可能性が高いです。こちらの様子をうかがいながら爪をといでいる時には、一緒に遊んであげると喜んでくれるかもしれません。
大切にしている家具をボロボロにされてしまい、悲しい思いをしたという方も多いでしょう。これ以上悲劇を生まないように、猫の爪とぎ対策をご紹介します。先述の通り、猫が爪をとぐ要因はたくさんあります。愛猫が爪をといでいる理由に合わせて適切な対処を行いましょう。
爪をとぐのに適した場所を用意してあげると、家具で爪をとぐ頻度が少なくなるかもしれません。「爪とぎ器」と呼ばれる専用のグッズや、ポール部分が爪をとげるような材質でできているキャットタワーなども市販されています。愛猫が爪をとぎやすい高さや材質、形であるかを基準にして、爪とぎする場所を作ってあげましょう。
抱えているストレスを取り除いてあげることができれば、爪をとぐ頻度が減る可能性があります。一人になれる場所を用意してあげたり、苦手なにおいを遠ざけるようにしてあげたりとストレスの原因に合わせた対処をしてみましょう。運動不足が爪とぎの原因になっていることもあるため、運動できる環境づくりも同時に行うようにするとより効果的です。
爪切りを高頻度で行うことで、メンテナンスするための爪とぎを猫自身がすることは少なくなります。短く爪を切りそろえておくことで、万一、家具をひっかいてもダメージを最小限に抑える効果も見込めます。
思い切って猫用にクッションや猫用ベッドを購入してしまうのも選択肢のひとつです。猫に気に入ってもらえれば、お気に入りの居場所として使ってくれる上に、他の家具では爪とぎをしにくくなります。愛猫に合ったものを選ぶと良いでしょう。
家具の中でも、特にソファで爪をとぐことが多いのは、安定感や材質など、猫にとって爪をとぎやすい要素が揃っているためです。裏を返せば、爪とぎをしにくいソファであれば、標的になりにくいといえます。どんなソファであれば標的になりにくく、またダメージを受けにくいのかご紹介します。
猫がソファでよく爪をとぐ理由のひとつに、猫にとっての「ちょうどよさ」があります。ある程度の高さと、体重を預けても動かないような重さがあるため、全身を使って爪をとぎやすいのです。特に背面や側面など、ほどよい高さに大きな布地が張られている場合には、格好の標的になるでしょう。
裏を返せば、ソファの爪をとぐことができるスペースが少なければ、爪とぎをする可能性は低くなります。側面や背面などの猫が触れやすい部分に、あまり多くの張地が使われないソファを選ぶのがポイントです。
これは①の「爪をとげるスペースが少ない」と似たような要素でもありますが、そもそも脚が金属素材でできていれば、猫は爪をとがなくなります。
木製の脚をバリバリにされてしまった苦い経験がある方なら、金属製の脚を候補に入れると良いでしょう。
猫が爪とぎしやすいのは、爪が引っかかりやすい生地です。ソファの張地に、爪が引っかかりにくい生地を用いれば、ボロボロにされてしまう心配はかなり抑えられるはずです。お好みに合わせて選んでみましょう。
カリモク家具では、スエード調人工皮革の「ディナミカ(旧ラムース)」という張地をラインナップしています。猫の爪が引っかかりにくく、ひっかき傷がつきにくいため、猫と暮らしている方から大変ご好評をいただいています。
肌触りやお手入れのしやすさも非常に優れており、カラーが豊富なため、猫と暮らす方にもそうでない方もにもおすすめです。
張地に、ひっかき傷がつきにくく、お⼿⼊れが簡単なディナミカ(旧ラムース)を選ぶことで、ねこちゃんとの暮らしがもっと快適で楽しくなります。
ディナミカを詳しく見る猫と暮らす上で必ずと言って良いほど発生する「ソファの爪とぎ問題」。お気に入りのソファをボロボロにされてしまう前に、爪とぎ対策をしっかり行っておきましょう。猫が爪をとぎにくい環境を作ることに加え、そもそも爪をとぎにくいソファを選ぶのも一つの方法です。 ソファを選ぶ際には、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみてください。
カリモクスタッフやインテリアコーディネーターが
わんにゃんと快適に暮らすための
家具選びのコツやお役立ちコラムを発信中!