家具コーディネートの基本法則!カラーと人気スタイルで理想のインテリアに

新居への引っ越しなどで家具を揃えるときは、おしゃれな部屋に見せられるようコーディネートにもこだわりたいですよね。
しかし、家具のコーディネート方法や、何から考えれば良いのかがいまいち分からないという人もいるかもしれません。
そこで今回は、簡単に買い替えることができない家具選びで失敗しないために、どんなポイントを重視すべきかご紹介します。
本記事を参考に、理想の部屋作りのための家具選びについて、今一度じっくり考えてみましょう。
家具を上手にコーディネートする基本のポイント

家具のコーディネートを考えるには、どんな雰囲気のインテリアにするか決めることからスタートしましょう。
そして実際に家具を選んでいくときは、サイズやレイアウトのチェックが特に重要。使いやすさや快適性に大きく関わってきます。
それぞれのポイントについて紹介します。
まずは部屋のインテリアスタイルを決める
家具をコーディネートするにあたって、まず考えておきたいのはどんなテイストのインテリアにするかということです。
モダンやナチュラル、ヴィンテージなどインテリアにはさまざまなスタイルがあります。
新居への引っ越しに伴い、家具を一から揃えて部屋のコーディネートをしていきたいというのであれば、まずはどのスタイルにするか決めておきましょう。
理想とするインテリアスタイルが決まれば、揃えていく家具のデザインもイメージしやすくなります。
特にリビングダイニングは、お家の中でもメインといえる空間です。
ソファやダイニングセット、テレビボード、収納棚、食器棚など設置する家具の種類も多くあります。
そのため、リビングダイニングに取り入れる家具のコーディネートは特にこだわりたいもの。
インテリアスタイルを意識しながら、家具のデザインを同じ雰囲気で揃えることで、コーディネートがまとまります。
家具選びの際にはサイズとレイアウトを意識して
家具選びで重視しておきたいポイントはいろいろありますが、特に大切なのはサイズと配置方法です。
部屋の広さや使用人数、使い方にあわせて家具のサイズを選んでいくことで使いやすいものを見つけられます。
特にリビングダイニングには、ソファやダイニングテーブルなど使う人数によって適したサイズが異なる家具がいくつかあります。
2人暮らしなら2人で使うことがほとんどなのか、ゲストを招いて3人以上で使うことが多いのかによっても選ぶべきソファやダイニングテーブルの大きさが変わってきますよね。
また、どんな使い方をするのかもイメージしておきましょう。
ソファなら横になったり脚を伸ばしたりしたいのかどうかによっても必要なサイズが異なります。
ダイニングテーブルだと、食事だけをするのかテレワークなどの作業スペースにするのかといった使い方によってベストなサイズが変わってくるでしょう。
このようにライフスタイルを考えながら、使う人数や使い方に適した家具のサイズ選びをしていくことが重要です。
また、家具はサイズ選びと同時に、部屋の中でどんなレイアウトにするのかも考えておきましょう。
リビングダイニングだと家具の数も多くなるため、洗濯や掃除などで通るための通路幅がしっかり確保できるレイアウトにしなければなりません。
スムーズに通れるよう、家具が邪魔にならない配置を考えることが大切です。

そして家具レイアウトを考えるときは、部屋に圧迫感が出ないようにすることも意識しておきたいですね。
高さのある家具が多いとどうしても圧迫感が出て部屋が狭く感じられます。
部屋を少しでも広く見せられるようにするには、高さを抑えた家具を選び、壁側に寄せて配置するなど視線を遮らないようなレイアウトにするのがポイントです。
部屋の雰囲気を左右する色と素材の選び方

家具のコーディネートを考える上で、見た目の印象を大きく左右するポイントが色と素材です。
色は心理的な効果も大きいため、どのように選べばいいか知っておきましょう。また、家具に使われる素材によっても、与える雰囲気が変わります。
家具選びの際には、この色と素材にもしっかり注目しておくことが大切です。
配色ルールと心理効果を意識してカラーコーディネートする
インテリアにおいてカラーコーディネートは部屋の雰囲気を左右する大切な要素。
センスのいい空間を演出するためには、基本となる配色ルールを把握しておきましょう。
その配色の基本とは、インテリアで使用する色を3つに絞り「ベースカラー(床、壁、天井など)」70%、「アソートカラー(ソファ、ラグ、カーテンなど)」25%、「アクセントカラー(雑貨・クッションなど)」5%の割合で取り入れることです。
ベースカラーは部屋の大部分を占める基本の色で、ホワイトやアイボリー、ベージュなど明るくて主張しすぎない色が適しています。
次に、アソートカラーはソファやカーテンなど大きな家具・ファブリックに使われる色で、ベースカラーとの相性も大切です。
ベースカラーとアソートカラーで部屋の95%の色を占めるので、組み合わせによってインテリアの雰囲気が大きく変わります。
そして、アクセントカラーはクッションカバーや雑貨、観葉植物といった小物の色となり、ベースカラー+アソートカラーの反対色や明るいビビットな色を使うことで、差し色として空間をうまく引き締めてくれます。
インテリアのカラーコーディネートでは、これら3色の配分を意識することでセンスのいい部屋にできるはずです。
また、色は心理的な効果も大きいです。どの部屋にどの色を取り入れるかによって、過ごしやすさにも影響します。
例えば、ブルーは沈静効果があります。興奮した気持ちや身体を落ち着けてくれるので、寝室におすすめのカラーです。
グリーンは植物を連想させるのでリラックスできるカラー。
リビングに取り入れることで、くつろぎやすい空間を演出できます。
そして、ブラウンも土や木など自然界にあるものを連想させるため、リラックス効果があります。
特にダークブラウンは落ち着きや安心感も与えるので、リビングやダイニング、寝室などあらゆる空間で使いやすいカラー。
暗めの色でモダンな印象もあります。
このように、色が与える心理効果はさまざまなので、それぞれの部屋の過ごし方にあわせたカラーコーディネートをすることも大切です。
家具の素材が持つ雰囲気もチェックする
家具には木材や金属、ガラス、プラスチック、布などさまざまな素材が使われます。
それぞれで肌触りや見た目の雰囲気もガラリと異なりますよね。木材や布ならあたたかみがあってナチュラルな雰囲気。
ガラスや金属であればクールでモダンな雰囲気があります。
理想のインテリアスタイルによって、馴染みやすい家具の素材が異なるため、色だけでなくどんな素材を使っているかもしっかりチェックしておくことが大切です。
ナチュラルやモダン、ヴィンテージなどインテリアスタイルごとにどのような素材が適しているか、この次に紹介していきましょう。
定番人気のインテリアスタイルの特徴を知っておこう
家具のコーディネートを考えるには、はじめにインテリアスタイルを決めることが大切です。
そこで、定番で人気のあるスタイルの特徴を紹介していきます。
それぞれのスタイルで、どのような色・素材の家具が馴染みやすいか把握しておけば、家具選びがもっとスムーズになりますよ。
【1】モダンスタイル


モダンスタイルは、洗練された都会的な雰囲気が基本となるインテリア。
トレンドに左右されることのないシンプルなデザインの家具やファブリックを取り入れ、暮らしの快適性も重視しています。
ホワイトやグレーなどモノトーンの色を多く取り入れ、家具も余計な装飾のないすっきりしたデザインが好相性です。
さらに、金属やガラスなど自然界にはない素材の雰囲気を活かすのもモダンスタイルならではです。
【2】ナチュラルスタイル

ナチュラルスタイルのインテリアとは、自然素材を多く取り入れたあたたかみのある部屋のこと。
木製家具や布張りのソファなど、手で触れたときにぬくもりを感じられる素材を使い、シンプルデザインでまとめるのが特徴です。
また、リラックスしやすいアースカラーを取り入れるのも大きなポイント。
ホワイトやベージュなどの明るい色にブラウンやグリーンといった自然界にある色をあわせて心が落ち着きやすい空間を演出します。
そんなナチュラルスタイルですが、いろいろな派生スタイルもあります。
ブルーやイエローなどの明るい色をアクセントカラーに使う北欧ナチュラル、自然素材の家具を使いながらモノトーンのカラーコーディネートでまとめるナチュラルモダンなど、多様なアレンジができるのもナチュラルスタイルの特徴です。


【3】ヴィンテージスタイル


ヴィンテージスタイルのインテリアは、年代物の家具を使った重厚感のある雰囲気が特徴。
ただし、実際に古い家具を使うのではなく、使い込まれたような加工を施したアイテムでコーディネートすることがほとんどです。
また、ダークブラウンの落ち着いた色合いの木製家具でヴィンテージ風の雰囲気にすることも。
ほかにもブラックやダークグレーといった深みのあるカラーを使えば、重厚感を演出できます。
さらに、家具の脚やフレームにブラックのアイアンを使ったものや、革張りのソファなどもよく使われます。
ダークブラウンの木材とブラックの金属で組み合わせた家具もヴィンテージスタイルではよく見られますね。
天然木や本革の素材なら経年変化によって味わい深く変わっていくため、ヴィンテージスタイルならではの楽しみがあります。
家具をコーディネートして洗練された空間作りをしよう
家具コーディネートの基本を知ってまとまりのあるインテリアに
今回は、家具コーディネートの基本について紹介しました。
インテリアの雰囲気を左右する家具は、どんなスタイルの部屋にするかにあわせて選ぶことが大切です。
モダンやナチュラル、ヴィンテージなど理想のインテリアスタイルを決め、その特徴にあった家具を揃えていきましょう。
その際には、サイズやレイアウトもしっかり考えるほか、部屋全体のカラーコーディネートを意識することも大切です。
カリモクのシリーズ家具ならコーディネートが簡単
家具を上手にコーディネートするなら、同じシリーズで揃えるのも1つの方法です。
素材やカラー、デザインに統一感があるので、簡単にまとまりのあるインテリアコーディネートができます。
カリモクでは、そんなときにおすすめのシリーズアイテムが豊富にあります。
そこで次の記事では、カリモクのおすすめ家具シリーズをご紹介します。
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