四角?丸?ダイニングテーブルの形選び|2人暮らしに使いやすいタイプとは

ダイニングテーブルを選ぶ際、サイズを重視しがちですが、形にも注目してみましょう。
ここで言う形とは、テーブルの天板の形状のことです。一般的な長方形や正方形のほか、正円や楕円の形状もあります。
この形の違いによって見た目の印象やスペースの使い方が異なるので、ぜひチェックしておきましょう。
そこで今回は、ダイニングテーブルの形ごとの特徴について紹介します。ぜひテーブル選びの参考にしてくださいね。
ダイニングテーブルにはどんな形がある?代表的な種類とその特徴を紹介

ダイニングテーブルの形状によってメリットやデメリットが異なり、使う人数や設置スペース、ライフスタイルによって使いやすさが変わってきます。そこでダイニングテーブルの代表的な4形状についてご紹介。
それぞれの特徴を理解してから、どのタイプがいいのか選んでいきましょう。
【1】長方形のダイニングテーブル
ダイニングテーブルといえば長方形を連想する人も多いのではないでしょうか。
定番ともいえる形状で、複数人で使用するのに向いています。
また、1人暮らしや2人暮らしで使うのであれば、ワークデスクや作業スペースとして使えるのもポイント。
広々と使えるので、ノートパソコンと一緒に資料や本を広げてテレワークをしたい人にも便利です。
そして四角い形状は壁にくっつけて使えるので、限られたスペースを有効活用できるメリットもあります。
キッチンカウンターにダイニングテーブルをくっつけたレイアウトもできますね。
このレイアウトにすることで、キッチンとダイニングの距離がぐっと近くなります。
これにより、料理の配膳や後片付けがスムーズになり、家事の効率が上がります。
また、料理をしながらでもダイニングにいる家族と気軽に会話を楽しめるため、自然とコミュニケーションが深まります。
ただし、サイズによっては広めの設置スペースを必要とすることが多く、狭いダイニングでは圧迫感が出てしまう場合があります。
また2人暮らしで作業スペースを必要とせず、来客も少ない場合なら大きすぎると感じることも。
対角線上に座るとお互いの距離が遠く感じてしまい、親密な会話には不向きなこともあります。
【2】正方形のダイニングテーブル
正方形のダイニングテーブルは長方形よりもコンパクトで、1~2人暮らしに向いている形状です。
圧迫感が少なくて省スペースに設置できるため、限られたダイニングの空間にも取り入れやすいメリットがあります。
また、長方形のタイプと同様に壁付けできるため、キッチンカウンターにくっつけてレイアウトするなど、スペースを有効活用しやすいのも利点です。
ただし、正方形のダイニングテーブルは座る人数が1~2人と限られやすく、来客時に困ってしまう可能性があります。
ゲストと一緒に食卓を囲む機会が多い方には、手狭に感じるかもしれません。
【3】円形(正円)のダイニングテーブル

円形のダイニングテーブルは、座る人数を固定しないのが大きなメリットです。
360度どの位置にも椅子を置けるため、普段は1〜2人で使い、来客時には椅子を追加して柔軟に対応できます。
特に1本脚のタイプなら、脚が邪魔にならず、椅子の出し入れや立ち座りがさらにスムーズになります。
また、座ったときに全員がテーブルの中心を向くため、お互いの顔が見やすくなってコミュニケーションしやすい利点もあげられます。
そのため、テーブルを囲んでの話もはずみ、2人暮らしの普段の生活でも自然と会話が増えそうです。
見た目においても丸みのある形状はやわらかい印象があり、インテリアのアクセントにもなります。
正方形のダイニングテーブルと同じくコンパクトな形状が多いため、省スペースに設置しやすいです。
ただし、円形テーブルは天板の端の方に物を置きにくく、デッドスペースができやすいデメリットもあります。
また、直線部分がないため壁付けで設置しにくく、間取りによってはレイアウトが難しい場合も考えられます。
【4】楕円形のダイニングテーブル

楕円形のダイニングテーブルは長方形タイプと円形タイプの良い点をあわせ持った形状。
円形タイプよりも天板のスペースに余裕があるため、長方形タイプのように複数人で使うのに向いているほか、テレワークなどの作業スペースとしても使いやすいです。
また、四隅が丸くなっているので、長方形タイプに比べると近くを通るときの圧迫感が少なくなります。
丸みがあるためやわらかな雰囲気が演出でき、あたたかみのあるインテリアに馴染みやすいです。
そしてテーブルを囲んだときに、少し内側を向くので会話しやすい利点もあります。
ただし、楕円形のダイニングテーブルは、形状によっては端が細くなって物を置きにくかったり座りにくかったりする場合があります。
円形ダイニングテーブルと同様に壁付けできない難点もあり、レイアウトに迷うこともあるでしょう。
また、同じ横幅の長方形ダイニングテーブルと比べると、角がない分どうしても天板の面積が小さくなります。
そのため、シーンによっては狭さを感じるかもしれません。
ダイニングテーブルの形選びで注目しておきたいポイント
ダイニングテーブルの形をどのタイプにするか迷ったら、見た目の印象や設置スペースの違いに注目して選ぶのがおすすめです。
それぞれについて紹介します。
形によって異なる見た目の印象に注目
四角いダイニングテーブルと丸いダイニングテーブルでは、見た目の印象が大きく異なります。
まず、長方形や正方形の四角いタイプはすっきりとしたシャープな雰囲気に。
お家の中にあるほとんどの家具は直線や四角い形状なので、リビングやダイニングの家具とも馴染みやすく、配置を決めやすいです。
一方の丸いダイニングテーブルは、角がなくて丸みを帯びた天板の形状がやさしい雰囲気を生み出します。
そのため、ナチュラルテイストや北欧風などあたたかみのあるインテリアと相性が良いのはもちろん、シンプルなデザインならモダンな空間にもマッチします。
また、四角い家具が多い空間に丸いテーブルを取り入れることで、お部屋のアクセントになり、おしゃれな雰囲気を演出できます。
スペースの使い方で選ぶ
長方形・正方形のダイニングテーブルは直線部分を壁付けして設置できるのが大きなメリットです。
特に狭い部屋の場合、ダイニングテーブルの設置スペースが確保しにくいことも少なくありません。
そんなときに壁付けすることでスペースを有効活用でき、狭い空間にも置きやすくなります。
キッチンカウンターにくっつけて設置し、カウンター越しに配膳したい場合にも便利ですね。
円形ダイニングテーブルの場合は、角がないためその周囲が動きやすく、生活動線がスムーズになるメリットがあります。
また、座ったときに隣の椅子が真横にないため立ち座りもスムーズで、より快適な時間を過ごせます。
そんな円形ダイニングテーブルですが壁付けの設置が難しいため、間取りによっては置きにくい場合があります。
また、椅子を引くスペースを考えたときに、長方形タイプよりも広い設置スペースを必要とすることも。
取り入れる場合は、部屋の広さや動線が確保できるかどうか確認することが大切です。
2人暮らしにおすすめなのは円形のダイニングテーブル!

2人暮らしだと部屋の広さも限られていて、できるだけコンパクトなダイニングテーブルがいいと思う人も多いはず。
しかし、1~2人向けの正方形タイプはコンパクトですが、来客の際には使いにくく感じてしまうかもしれません。そこでおすすめしたいのが円形のダイニングテーブルです。
正方形と同様にコンパクトでありながら、座る人数を固定しないので来客の際にも対応しやすいメリットがあります。
また、四角いテーブルだと困りがちな奇数の人数で使用する場合も、1本脚の円形ダイニングテーブルなら等間隔に椅子を置くことができて座りやすくなります。
そして普段の2人の生活においても、過ごし方にあわせて座る位置を変えられます。
食事やお互いに別のことをするときは対面に座り、一緒にテレビを見たり、タブレットを覗いたりするときは隣に座るといった使い方が可能です。

ダイニングが狭くて円形ダイニングテーブルだと椅子を引くスペースを確保しにくい場合は、椅子を置く位置を工夫することで対策できることがあります。
四角い部屋に対して十字に椅子を置くのではなく、X字に椅子を置くことで省スペースに設置できるようになりますよ。
2人暮らしにぴったりな形のダイニングテーブルを見つけよう
形の違いによるメリット・デメリットを理解してダイニングテーブルを選ぼう
今回はダイニングテーブルの形によって異なる特徴について紹介しました。
ダイニングテーブルの定番といえば長方形ですが、ほかにも正方形・円形・楕円形があります。それぞれでメリット・デメリットが異なるため、違いをしっかり把握して、間取りやライフスタイルにあわせて選ぶことが大切です。
円形ダイニングテーブルなら2人暮らしにも使いやすい
2人暮らしでは特にどんな形状のダイニングテーブルがいいか迷いがちですが、カリモクがおすすめするのは円形タイプです。
普段の2人の生活でも、ゲストを招いて人数が増えたときでも便利に使え、インテリアもおしゃれに見せられます。
そこで次の記事では、カリモクおすすめの円形ダイニングテーブルを紹介します。
2人の暮らしにぴったりなダイニングテーブルばかりなので、ぜひチェックしてくださいね。

















