寝姿勢
寝姿勢ってなんだろう?
眠るときの姿勢=「寝姿勢」。
理想的な寝姿勢は、背骨への負担を軽減してくれます。
理想的な寝姿勢とは、自然に立っている状態に近い背骨のラインを保つことです。私たちは二足歩行をするために、背骨がS字状にカーブしています。これは直立姿勢を楽にするためのもの。背骨の曲線を自然な状態に保つと負担が軽いのは、寝ているときも同じ。眠るときの姿勢は人それぞれですが、日中酷使している身体に十分な休息を与えるためにも、自然な背骨のラインを保つことは快眠の重要な条件です。
立ったときの状態に近い寝姿勢が快眠の条件です。
寝姿勢をより理想に近づけるには?
人によって異なる寝姿勢に対し、背骨を自然な状態に保つには、身体の凸凹への適切なサポートが必要です。
横向きの寝姿勢は、仰向きのときよりも身体の凸凹が大きくなります。そのため背骨が直線にならず、不自然な形に曲がってしまいがち。
背骨のパーツの一つである椎間板が、昼間に受け続ける圧力(ストレス)は、腰痛などのトラブルにつながります。背骨が自然な状態で寝ることは、椎間板を休ませ、身体を支える機能をリフレッシュさせることにつながります。
身体の凸凹に合わせた適切なサポートが快眠につながります。
椎間板をリフレッシュするには?
背骨の骨と骨をつなぐ椎間板は、日常生活でかかる負荷により、ヘルニアなどのトラブルの原因になります。特に日本人は欧米人と体格的に異なり椎間板が元々薄いので、トラブルに悩む人も多いのでは?
椎間板は就寝時の寝返りによってのみ、失われた水分や栄養分を補給することができると言われています。椎間板に負荷の少ない正しい姿勢で寝ることや、寝返りのしやすい寝具を選ぶことは非常に大切なことなのです。
寝姿勢と寝具選びが、椎間板の健康のポイントです。
豆知識
快適な椅子選びはベッド選びと同じ。
背骨の健康が大切なのは寝ている時でも座っている時でも同じく、快適な生活につながります。
カリモクでは「座り心地研究」と位置づけ、座った時の姿勢のほか、様々な計測データに基づいて、長時間座っても疲れにくい椅子作りに取り組んでいます。