カリモク家具 ウッドデザイン賞を受賞
[新作コレクションMAS(マス)]
ⓒTomooki Kengaku
カリモク家具株式会社(社長:加藤正俊、本社:愛知県知多郡)による、ヒノキをはじめとする国産の針葉樹を材料として用いる家具のコレクション「MAS(マス)」は、第7回ウッドデザイン賞(主催:ウッドデザイン賞運営事務局)を受賞いたしました。
日本では、約2,500万haに及ぶ森林面積のうち、スギやヒノキを中心とする針葉樹の人工林が約1,000万haを占めています。第二次大戦後の復興需要を満たすために大量に植林され、伐採期を迎えている針葉樹は、輸入材との競合や住環境の変化などにより、十分に活用されていない現状があります。針葉樹は広葉樹に比べて柔らかく軽いため、堅牢さが求められる家具づくりには適さないとされてきましたが、カリモク家具の技術と構造の工夫により、MASはそれらの課題解決の一つの方法であることを高く評価いだきました。
70年以上にわたり森林を資源として事業を展開してきたカリモク家具は、素材の特長を巧みに引き出したMASを通じて、家具作りに欠かせない森林及び森林経営の持続可能性を維持するため、これまで以上に積極的に国産の未利用材や低利用材の活用を推進することで、共生型・循環型社会を実現し、「木とつくる幸せな暮らし」の実現を目指します。
□ウッドデザイン賞について
ウッドデザイン賞は、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し国内外に発信するため、ウッドデザイン賞運営事務局が主催する顕彰制度です。
Web : https://www.wooddesign.jp/
□MAS(マス)について
MASは、ヒノキをはじめとする国産の針葉樹を用いる家具のコレクションです。MASのデザインディレクターの熊野亘氏は、日本の「枡」をモチーフに、ヒノキの魅力である白木の美しさをふまえた家具を考えました。無垢の木を組む職人技と、無駄のない構造に裏づけられた枡。MASの家具もまた、素の色合いや木目が印象的で、清潔感のある佇まいをしています。
Web : https://mas.karimoku.com/
□カリモク家具(株)について
1940年に加藤正平が愛知県刈谷市で木工所を創業。木製品の加工業を営み、そこで培った技術を元に、1960年代に自社製の木製家具の販売を開始した家具メーカーです。 「 100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具をつくりたい 」 をモットーに機械による高度な加工と職人の技を融合させる 「 ハイテク & ハイタッチ 」 で家具づくりに取り組んでいます。また安心・安全・環境配慮の観点から、日本家具産業振興会が定める国産家具表示認定基準を満たしています。
Web : https://www.karimoku.co.jp