ウッドデザイン賞2024
イトーキとの協業プロダクト、「vertebra03 WOOD 」がライフスタイルデザイン部門で奨励賞を受賞
Karimoku New Standardの「Spectrum」シリーズがソーシャルデザイン部門で入賞
「vertebra03 WOOD(バーテブラゼロサンウッド)」
ライフスタイルデザイン部門 奨励賞受賞「vertebra03 WOOD」
木の温もりにイトーキ独自のエルゴノミクスを搭載したvertebra03 WOOD。国産広葉樹であるクリの無垢材を切削して成形した背とシートの製作を当社が担当しています。木工家具を作り続けてきた当社のノウハウと、イトーキのもつ人間工学やシートトレーサーなどを活用した設計技術によって、木材の質感を活かしながら、ワーク姿勢に追従する最適な背とシートの形状を実現しました。着座位置を安定させるための座面のノンスリップ加工や、木目を残しながら繊細なカラーリングを表現する塗装技術なども特長です。
デザイナー:柴田 文江
vertebra03 WOOD製品ページ
https://vertebra.jp/lineup/vertebra-wood/
ソーシャルデザイン部門 入賞 KNS 「Spectrum」シリーズ
KNS 「Spectrum」シリーズ
Spectrumシリーズは、ミーティングや食事、作業など多用途対応のテーブルとベンチのシリーズです。ケーブルマネジメント付き、ラウンドやハイテーブル等のバリエーションがあり、日本建築のミニマリズムを取り入れたデザインで美しさと効率性を兼ね備えています。天板は、厚み約3mmの挽板と中芯材を組み合わせた3層構造となっており、節が多い材やシミの多い材などの個性的な木材を中芯材に、表面に仕上げ材として挽板を張り込むことで、木材を有効活用しつつ、すっきりとした美しい仕上がりを実現しています。
デザイナー:Geckelar Michels
Karimoku New Standardについて
Karimoku New Standardは国内外のデザイナーの先進的なアイデアと優れた製造技術を融合した2009年設立のカリモク家具のブランドです。有効に利用されていなかった国内の広葉樹を活用することをコンセプトにし、森林保全や林業地域の活性化に対して持続的な貢献を目指しています。
Web:https://www.karimoku-newstandard.jp/
ウッドデザイン賞について
ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について特に優れたものを消費者目線で評価し表彰する新しい顕彰制度です。
Web:https://www.wooddesign.jp/
カリモク家具の国産材活用について
国産広葉樹の多くは小径木で品質にばらつきがあるため、家具用材には不向きとされ、パルプ用材やバイオ燃料に使用されてきました。カリモク家具では、こうした国産の未利用材・低利用材の活用を推進しています。家具用材として不向きとされてきた木材を、創業以来培ってきた家具づくりの技術を駆使して高品質な家具へと生まれ変わらせることで、木材そのものの価値を高め、森林との共生型・循環型社会の実現に取り組んでいます。
1940年に加藤正平が愛知県刈谷市で木工所を創業。木製品の加工業を営み、そこで培った技術を元に、1960年代に自社製の木製家具の販売を開始した家具メーカーです。 「 100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具をつくりたい 」 をモットーに機械による高度な加工と職人の技を融合させる 「 ハイテク & ハイタッチ 」 で家具づくりに取り組んでいます。また安心・安全・環境配慮の観点から、(一社)日本家具産業振興会が定める国産家具表示認定基準を満たしています。
Web:https://www.karimoku.co.jp/