Press Release

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出展情報 No.24-008 2024.05.15

オルガテック東京 2024
[「なんでも作るよ Living in harmony with」カリモク家具のものづくりの力が再集結 ]

カリモク家具株式会社(本社:愛知県知多郡東浦町 取締役社長:加藤 正俊 以下、当社)は、2024529日(水)~531日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催されるオルガテック東京2024に出展します。昨年の同展では、「なんでも作るよ」をコンセプトに、国産未利用材活用や様々なコラボレーターと手掛けてきたプロジェクトの実例と共に家具製造だけに留まらないカリモク家具のものづくりを紹介しました。本展では「なぜ、なんでも作れるのか?」に焦点を当てた展示を行います。カリモク家具の技術力と企業姿勢を紹介するとともに、その根底にある森との共生への思いを空間全体で表現します。



展示ブースは、日本の森林の現状とカリモク家具のものづくりについて解説するウォールキャプション、人々の共生空間であるオフィスやレジデンスを実際に体験できるゾーン、また、アーティストや企業などと手掛けてきたコラボレーションプロジェクトを実製品と共に紹介するゾーンなど、6つのゾーンで構成されます。昨年に引き続き、展示全体のディレクションはプロダクトデザイナーの小宮山洋氏、企画・CMFディレクションは藤本美紗子氏、また、メインビジュアルは木を主材としたアート作品を手がける古武家賢太郎氏とグラフィックデザイナーの田中せり氏、会場のスタイリングはファッション業界でも活躍する武藤亨氏が手掛けます。ジャンルを越えたクリエイターの共演も、是非会場にてお楽しみください。


 ◆ 展示レイアウト

大小の円が連なるような展示レイアウトは、様々な樹木が生息する森をイメージし構成されます。それぞれテーマに合わせて7つのゾーンに分けられ、各ゾーンは森の春夏秋冬を表現したカラーパレットを元にカーテンやカーペットのカラーリングによって区切られます。会場を回遊することで、多様な生態系が育まれている日本の森林を想起させると共に、異なるテーマを掲げる各ゾーンが有機的に繋がっていることが体感できます。


◆ A



Aゾーンでは、3,000ミリ×6,500ミリのウォールキャプションを設置し、カリモク家具が「なぜ、なんでも作れるのか?」について、森林と人々の暮らしの繋がり、カリモク家具が行う資材の調達方法や管理、製材までの一貫した工場体制や、充実した生産設備と製造工程(ハイテク&ハイタッチ)などをキーポイントに、写真、映像を交えながら解説します。また、このウォールキャプションには、カリモク家具が保管していた、ナラの板を使用し作成したキャンバスを用いて、アーティストの古武家賢太郎氏が描いた作品も展示されます。



◆ B



「空間から考える家具」をテーマに、建築プロジェクトに際し、その空間で実際に使用するものとしてデザインされた家具を展開するブランド、Karimoku Case。Bゾーンでは、建築家・プロダクトデザイナーの芦沢啓治氏が手掛けた、マンションの1室をリノベーションしたプロジェクトであるCASE10「Azabu Hills Residence」の空間を再現します。このプロジェクトでは、Karimoku Caseとして初めてケヤキ材を採用。ケヤキの持つ包容力のあるあたたかな風合いが、心地よい豊かさを空間にもたらしました。展示ブースでは、実際にKarimoku Caseの世界観が体感できます。



◆ C





Cブースは、未利用、低利用の木材の可能性に目を向けるコンセプトを持つ2つのブランドを展示。ヒノキなどの国産針葉樹をはじめとする国産材を用いるMASと、小径木の活用が可能なomiの家具を使用し空間を構成します。会場で展示するMASの家具は、今年1月に発生した令和6年能登半島地震の被災地の復興を願い、石川県能登産のヒバを用いて製作しました。
また、国土の約2/3割を森林が占める日本には、約1,200種の樹木が存在しますが、適切な管理、活用がなされていない森林は少なくありません。カリモク家具は、そういった森林の問題に向き合うべく、日本各地のあまり使われていない木材を積極的に活用しています。



◆ D



カリモク家具は、企業、地方自治体や教育機関、アーティストなど、業種を問わず様々なコラボレーションを積極的に実施しています。本展ではその中から7つのプロジェクトを、実際の製品を用いて紹介します。トラフ建築設計事務所との協業で生まれたCAPチェアや、大学発のベンチャー企業のfabulaが開発した新素材を用いたプロジェクトなど、「木とつくる幸せな暮らし」の実現を目指すカリモク家具にとってこれらのコラボレーションは、更なる技術力の向上と、木を用いたものづくりへの探究心を深めることへと繋がっています。



◆ E




Eゾーンでは、オフィスのエントランスやラウンジのシーンにおける新しい空間づくりを提案します。Karimoku New Standardのエレファントシリーズ、ポーラーシリーズなど計6点のアイテムを、ファブリックや木部だけでなくカーテンやカーペットに至るまで全てイエローのワントーンでカラーリング。Bゾーンで表現したオーセンティックな魅力と対照的に、ワントーンに抑えることで視覚情報をできるだけ削ぎ落とし、家具そのものが持つ機能性を際立たせ、コンパクトでありながらも印象的な空間に仕上げます。



◆ F



Fゾーンでは、Karimoku New StandardとKarimoku Caseのラウンドテーブルの特注モデルを、リズミカルに配置します。高さ違いのテーブルがゆるやかに繋がるレイアウトにすることで、座る・立つの制限が無くなり、空間に様々な使用用途が生まれます。また、カラーウッドシリーズの天板には、リアルコート印刷という最新技術を用い、古武家氏の作品をプリントしたモデルを製作しました。コミュニケーションや想像力の幅が広がる家具の使い方が体感できます。


◆ CIRCULAR MIRAI



カリモク家具は、オルガテック東京2024の会場内で同時開催される、”Circular”を実践する進化した素材を集めた企画展「CIRCULAR MIRAI」に参加します。ヒノキをはじめとする国産材を活用するブランドのMASのアイテムを使用し、カリモク家具が実践する国産材の活用について紹介します。オルガテック東京2024のブースと合わせて、ぜひご覧ください。

展示場所:
ホール6内 主催者企画ゾーン


◆カリモク家具の国産材活用


70年以上にわたり森林を資源として事業展開をしてきたカリモク家具。家具作りに欠かせない森林及び森林経営の持続可能性を維持するため、これまで以上に積極的に国産の未利用材や低利用材の活用を推進しています。

国土の約2/3が森林でありながら、木材の自給率は4割に留まっている日本。自然豊かに見えながら実は管理が行き届かない荒れた森林が増え続け、そこには多種の木々が生い茂り、家具制作には不向きな木材が多く存在しています。それらの木々はパルプ用材やバイオ燃料としての利用が多く、本来の価値に比べてあまり有効な利用がされているとは言えません。

その現状に対して、カリモク家具は課題解決に向けた一つの方法として、家具用材として不向きとされてきた広葉樹の小径木や、針葉樹の積極的活用を推進しています。

これらの取り組みは、木としての適正価格での取引を実現し、荒れた森林を定期的にケアするために必要な国内林業に貢献することを目的としています。こうした活動を通し、森林との共生型・循環型社会、「木とつくる幸せな暮らし」の実現を目指しています。




小宮山洋

プロダクトデザイナー。
日用品、家具、家電などのプロダクトデザインを中心に国内外の企業・組織のR&D(研究開発)のサポート、ハードウェアやサービスの立ち上げ、ブランドのディレクションまで多領域で活動。主な受賞歴に、iF DESIGN AWARD、Red Dot Design Award、Design for Asia Awardなど。


◆ 出展概要

オルガテック東京2024

会場:
東京国際展示場 「東京ビッグサイト」 P-07

日程:
2024年5月29日(水)~2024年5月31日(金)

時間:
10:00~17:00(5月31日のみ16:00まで)

展示ディレクション・企画:
小宮山洋

企画・CMFディレクション:
藤本美紗子(inu)

絵画作品制作:
古武家賢太郎

グラフィックデザイン:
田中せり

スタイリング:
武藤亨

展示協力(50音順、敬称略):
大西麻貴+百田有希 / o h、カイカイキキ、
トラフ建築設計事務所、中川政七商店、fabula

主催:
ケルンメッセ株式会社、日本オフィス家具協会(JOIFA)

公式サイト:
https://www.orgatec-tokyo.jp







カリモク家具の起源は、創業者の加藤正平が長年続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めた1940年に遡る。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960年代に入ると、自社製の木製家具の販売を開始。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、日本を代表する木製家具メーカーへと成長を遂げる。

Web :
https://www.karimoku.co.jp/

Instagram:
@karimoku_official

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