ミラノデザインウィーク2024
[他社との協賛展示を含む、ミラノ市内計6か所でブランド認知を強化]
カリモク家具株式会社(取締役社長:加藤正俊 本社:愛知県知多郡 東浦町 以下、当社)の「ミラノデザインウィーク2024」参加につきましては既にプレスリリース(No,24-001・2024年2月15日(木))でお知らせしておりますが、詳細についての情報がまとまりましたので再度ご案内いたします。
ミラノデザインウィークへの継続出展により、その継続性と技術力・話題性からもブランド認知を図り、欧州を始めとした世界の家具メーカーの中での認知を高め、マーケットの拡大を目指します。
本会場・トルトーナ地区3会場で4つのブランドを展示するほか、今回ご案内する他社との協賛展示も含め、ミラノ市内の計6ヵ所でブランド認知を強化し、当社の技術力や国産材の活用について発信。欧州既存流通に対してスクラップ&ビルドを図るほか、消費者接点も図り、ブランドの指名買いやコントラクト案件の獲得を目指します。本展示会を通じ、世界各国のデザイナーとともに考える、これからの家具づくりや木工加工を用いた取組みをご紹介します。
◆Karimoku New Standard in residenceでのコラボレーション展示
・Karimoku + NUNO
テキスタイルデザイナー須藤玲子氏が率いる革新的な布づくりで世界的に注目を浴びるテキスタイルスタジオ「NUNO」と当社がタッグを組んだ共同クリエイティブプロジェクトによって開発したテキスタイルを展示します。日本の布づくりの産地を共に訪れ、つくり手と一体となって新たな価値創造を目指すもので、「日本の布」の魅力を共に見い出していくプロジェクトです。
会場では、Karimoku New Standardの既存のアイテムであるElephant Pouf やクッションにこれらの布地を張り、また本展示のために特別に製作した屏風を誂えます。伝統的な技法もハイテクな技法も取り入れる「NUNO」の柔軟な姿勢と、日本各地の染織の技法を最大限に活かしたデザインをご覧ください。
Web:
https://www.nuno.com/
Instagram:
@nunocorp
・Karimoku + fabula
『ゴミから感動をつくる』をステートメントに掲げる、大学発のベンチャー企業「fabula」が開発する素材を使用したオブジェクトを会場で展示します。 本企画では、日本の大学の研究から生まれた新しい素材を世界に先駆けてご覧いただけます。fabulaの取り組みは、価値が低いとされていた素材の活用に着目してきたKNSのチャレンジとも共鳴し、今回のプロジェクトに至りました。
本展示では素材自体の展示だけでなく 木と新素材を組合わせたオブジェクトを制作しました。オブジェクトはBIG-GAMEがデザインしたトレイやオカモチをベースにしており、会場内に配置されます。壁面に掲示する素材タイルは、来場者の方が実際に触れていただくことができます。同時に天然由来でできた新しい材料の可能性や彼らの取り組みもご覧いただけます。未来へと繋がる新しい日本の技術にぜひご注目ください。
Web:
https://fabulajp.com
Instagram:
@fabula_inc
▶ 詳細はこちら
◆House of Switzerland Milano 2024への家具の寄贈
・Karimoku New Standard × BIG-GAME
スイスの様々なデザインを紹介するグループ展「House of Switzerland Milano 2024」へ参加いたします。2024 年はあらゆる分野の芸術的、文化的活動やアーティストを支援する場であるCasa degli Artisti にて、「JOY」をテーマに 23のプロジェクトによって構成されます。
当社ブランドからは、Karimoku New Standard とスイスのデザインスタジオ BIG-GAMEと共にこのグループ展に参加。「Karimoku New Standard × BIG-GAME」と題し、施設内のレストラン Bistro DegustazioneをBIG-GAME がデザインを手掛けた Castorシリーズで彩ります。Karimoku New Standardのベストセラーアイテムである Castor Chair は、スイスの伝統的なカフェの椅子がもつ人間工学的な特徴を受け継いだ、日本のものづくりとスイスのデザインが融合したプロダクトです。
BIG-GAMEはKarimoku New Standard が誕生した2009年からデザイナーの1組としてブランドに参画しており、彼らのデザインアプローチは、新しいことを生み出す努力や、「楽しみに満ちた持続可能な家具」といった精神、そして今回の House of Switzerland Milano全体のテーマとも共通します。レストランは会期中も通常通り営業しており、Castorシリーズを実際に使用しながら、そのデザインコンセプトをご体感いただけます。
開催概要
日程:
2024年4月15日(月) - 4月21日(日) ※15日はプレスアワーを開催予定
時間:
10:00 - 20:00 ※日曜日は15:00まで
会場:
Casa degli Artisti, Via Tommaso da Cazzaniga, Corso Garibaldi, 89/A, 20121 Milano MI
BIG-GAME
オーギュスタン・スコット・ドゥ・マルタンヴィル(フランス)、エルリック・プティ(ベルギー)、グレゴワール・ジャモノ(スイス)によって 2004 年にスイスのローザンヌで設立されたデザインスタジオです。プロダクトデザイン、インテリアデザイン、アートディレクションなど多岐にわたる仕事は、「親しみやすく、魅力的で、何よりも実用的」とも称されます。Karimoku New Standard をはじめ、2016/、ALESSI、HAY、Muuto など様々なブランドとコラボレーションを行い、Swiss Design Award、Wallpaper*Design Award、Good Design Award など多くの賞を受賞。
▶ 詳細はこちら
◆世界各国から集まった総勢 18 名のデザイナーが考える杖の展覧会への協賛及び木工加工協力
・walking sticks & canes
ミラノデザインウィーク2024 の期間中、Triennale Milanoにて開催される展示「walking sticks & canes」に協賛し、その製作をサポートします。本展は、ミラノを拠点に活躍するデザイナー武内経至氏が企画し、キュレーションを手掛ける総勢 18名のデザイナーによる杖の展覧会です。
急速に長寿命化、高齢化が進む現代において、高齢者が持つものというイメージがより強くなりつつある “杖”。現代社会における杖という道具に対する様々な意味や考え方を紹介することを目的に、世界から集まった 18名のデザイナーが自由な発想のもとに杖を 1 本ずつデザイン。
当社は本展への協賛に加え、武内氏やAnker Bak氏のデザインをはじめとする6本の杖を木製にて製作しました。会場ではこれらを含む、各デザイナーが手掛けた計18本の杖が展示され、これからの社会に必要不可欠な道具である “杖” に対する人々の理解や認識を広げる展覧会です。
開催概要
プレスデー:
2024年4月15日 (入場は20:00まで)
日程:
2024年4月16日 - 2024年4月21日
時間:
11:00 - 21:00 (入場は20:00まで)
会場:
Triennale Milano (Viale Emilio Alemagna, 6, 20121 Milano MI)
キュレーション:
武内経至
展示、グラフィックデザイン:
Keiji Takeuchi Design Office
参加デザイナー:
Alban Le Henry / Alberto Meda / Anker Bak / Cecilie Manz / Chris Liljenberg Halstrøm /
Henri Frachon Hugo Passos / Jasper Morrison / Julie Richoz / Julien Renault / Jun Yasumoto
/ Keiji Takeuchi Maddalena Casadei / Marialaura Irvine / Michel Charlot / Pierre Charpin /
Ville Kokkonen / Wataru Kumano
協賛:
カリモク家具株式会社
武内 経至
1977年、福岡県出身。15歳からニュージーランドで過ごし現地で高校を卒業後、プロダクトデザインの学士号を取得。その後日本に帰国し、NAOTO FUKASAWA DESIGN に所属。2012年ミラノへ移住、2015年には自身のデザインオフィスを設立。 翌年にはエル・デコ インターナショナル デザイン アワード 日本版の 「ヤング・ジャパニーズ・デザイン・タレント賞」を受賞。武内は現在の活動拠点となっているイタリアやニュージーランドの他にも、フランスの大学に留学していた事もあり、彼のデザインに対する考え方も、自然と多文化的な要素が反映されている。多様な角度から物事を見ることができる独自のデザインアプローチは 、物事の本質を重要視し 、最もシンプルで、且つ人間的な方法で製品の新しいあり方を提案する。さらに彼のデザインは、私たちの日常生活とものとの間を自然に繋ぎ、生活の中に対話を生み出す。武内のデザインに対する考え方は分野の壁を越え、世界のさまざまなブランドから高く評価されている。
▶ 詳細はこちら
その他、各ブランドの詳細リリースは下記をご参照ください。
・Karimoku Case
・Karimoku New Standard
・MAS
・SEYUN
「静謐な美への敬愛」「素材の豊かな表現」「時間に左右されない魅力」に価値を見出し、この価値感を共有する国内外の建築家やデザイナーとのプロジェクトを通じて、特定の空間のためにデザインされたプロダクトを開発、製品化し世界に向けて提案します。
web:
https://www.karimoku-case.com/
Instagram:
@karimokucase
Karimoku New Standardは国内外のデザイナーの先進的なアイデアと優れた製造技術を融合した2009年設立のブランドです。有効に利用されていなかった国内の広葉樹を活用することをコンセプトにし、森林保全や林業地域の活性化に対して持続的な貢献を目指しています。
web:
https://www.karimoku-newstandard.jp/
Instagram:
@karimokunewstandard
MASは、ヒノキをはじめとする国産の針葉樹を用いる家具のブランドです。MASのデザインディレクターの熊野亘は、日本の「枡」をモチーフに、ヒノキの魅力である白木の美しさをふまえた家具を考えました。無垢の木を組む職人技と、無駄のない構造に裏づけられた枡。MASの家具もまた、素の色合いや木目が印象的で、清潔感ある佇まいをしています。
web:
https://mas.karimoku.com/
Zaha Hadid 氏の唯一無二で革新的なデザインと、カリモク家具の卓越したクラフトマンシップが融合することで、形態と素材が調和した息をのむほどの美しさを誇る家具コレクションが生まれました。
web:
https://zhd.karimoku.com/
カリモク家具の起源は、創業者の加藤正平が長年続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めた1940年に遡る。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960年代に入ると、自社製の木製家具の販売を開始。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、日本を代表する木製家具メーカーへと成長を遂げる。
web:
https://www.karimoku.co.jp/
Instagram:
@karimoku_official