2012年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、2つの製品を受賞致しました。ザ・ファーストは手による操作を排除して、座り心地にこだわった新しいメカニズムが評価され、ソリッドボードはテレビや関連機器を収納するだけでなく、家族を繋ぐ思い出や情報の集積箇所でもあるという観点に立ってデザインされた点が高く評価されました。受賞製品を、11月23日(金)から東京ビッグサイトで開催される受賞発表展「グッドデザインエキシビジョン2012」に出展いたします。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2012
グッドデザイン賞受賞発表展
会期:11月23日(金)~25日(日) 10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会場:東京ビックサイト東4ホール
入場料:1,000円(中学生以下無料)
リラックス状態へと身体を導く椅子とは? 鍵は交感神経と副交感神経のバランスと、身体と反発力の関係にありました。筋肉の緊張がほぐれ、血流が安定し、やがて脳波が「心地よさ」を示す、その条件を突き詰め、座ることで副交感神経優位に導き、身体の疲れを緩和できるプレミアムチェア「ザ・ファースト」を開発しました。
シート内部には特殊素材3Dネットを採用し、身体を支えつつも反発力を極力おさえ、長時間の着座において身体の負担を軽減しています。また従来のリクライニングチェアの課題であった「シートを倒したときの腰浮き」をなくすため、座面と背もたれがシンクロして稼動し、背もたれが倒れながら下に入り込む構造により、負担のかかりやすい腰椎を、背もたれがどの角度でもしっかりと支えます。一般的なリクライニングチェアに見受けられるレバーやボタンなども、ザ・ファーストにはありません。ただ身体をあずけるだけで、ひとりでに背もたれやヘッドレストの角度がかわり、すべての位置関係が調整される設計となっています。
[ソリッドボード]
現代社会におけるリビングルームは、家族の絆を育むための重要な役割を担う空間です。その空間の中心に設置されるTVボードは、インテリア性を高めるデザイン性に加えて、個人が楽しむ物も収納できる内寸設計、そして家族を守るための安全性を備えている必要があると考えています。
ボード内部はA4サイズまでが立てて収納でき、オーディオ機器以外にも、リビング収納として幅広くご活用いただけます。便利収納の基本は、使う場所で・使うも物を・使いやすく収納することにあります。リビングに使うものをテレビボードに収納することで、散らかりにくいリビングルームをつくることができます。
またデザインのポイントである無垢扉は、あえて凹凸加工を施し、太陽光や照明により、影を作り出すことで(立体視できることで)くつろいだ雰囲気をお楽しみいただけます。無垢扉により内部収納物がみえないため、生活感を感じることもありません。
東日本大震災では、テレビが倒れる事故が多発しました。これはテレビに付属している転倒防止ベルトが正しく装着されていない事が主原因でした。そこでテレビとテレビボードを繋ぎ、テレビの転倒防止を行うため、テレビボード側に金属製受けネジを深く埋め込み、ネジとテレビを紐などで繋げられるようにしました。
無垢天板の一部は木材料を有効利用するために端材を寄せ集めて積層し、その表面に5mmの無垢単板を接着加工して仕上げる積層無垢材を採用することによって、美しさと資源の有効活用を両立させています。

受賞対象名 リクライナー [プレミアムチェア「ザ・ファースト」]
受賞番号 12GA10451
デザイナー カリモク家具株式会社 石田大介
価格 リクライナー 186,060円(税込価格)~302,400円(税込価格)
スツール 40,320円(税込価格)~ 68,250円(税込価格)

●ソリッドボード
受賞対象名 ボード [テレビボード サイドボード]
受賞番号 12GA10456
デザイナー カリモク家具株式会社 藤森 孝彦
価格 208,950円(税込価格)~315,000円(税込価格)