立ち姿勢と比べ、椅子に座ると腰への負担が増大することがわかっています。着座姿勢は脊椎カーブがC字(猫背姿勢)になり易く、腰椎部などに負担がかかり、椎間板などを圧迫するためです。椅子をつくるメーカーとして、身体に優しい椅子をつくりたいとの思いから、経験値でつくっていた椅子づくりを見直し、人間工学を研究し作り出した椅子が「座り心地研究」の椅子です。
これらの椅子は弊社内でベストセラーとなり、代表的なダイニングチェア「CT73モデル」では、発売から9年間の累計で、15万台を販売するヒット商品となっています。
このように従来のカリモクの座り心地研究は、長時間椅子に座れるように、身体への負担を軽減することを目的に行われていました。今回発売するザ・ファーストは、もう一歩先を見据え、リラックス感などの副交感神経を向上させ、体内疲労の解消を目的として開発されています。脳波データと脈波データを計測し、リラックス&ストレスの度合いを数値化することで、リラックス向上を目的とした「ザ・ファースト」は誕生しました。
例えばクッションには弾力があり、反発することで身体を支えるわけですが、その反発力が無意識のうちのストレスになっています。従来の考え方では、腰の負担を軽減するには、骨盤の角度を制御する必要があり、腰をささえる高弾性のクッションが不可欠でした。この相反する要素を解決するため、採用したのが新素材3Dネットと吊りバネ構造。座った瞬間に、身体を正しく支え、且つクッションの反発も制御するとことで、高いリラックスを実現しています。
よりリラックスを求める方は、リクライニング機能のニーズが高く、ザ・ファーストは日本のプレミアムチェアとして、自動可変のヘッドレスト機能を持たせました。テレビを見る姿勢ではヘッドレストが起き上がり、頚椎をサポートし、寝姿勢に入る場合は、一定の角度からは背もたれを倒すと同時に自動的にヘッドレストがフラットになります。そしてリクライニング時に背もたれとシートが独立して動くことで、今までのリクライナーの欠点であった腰部が開いてしまうということを防いでいます。これにより心地よいフルフラットを実現しています。

インテリアニーズも高まりを見せ、プレミアムチェアとして、張地だけでなく、木部は4つの樹種が選べる一品生産を行います。お好みの素材で、樹種でおつくりするマイチェアをお楽しみください。
カリモク家具、最高峰の座り心地でお届けするプレミアムチェア「ザ・ファースト」。6月よりカリモク家具ショールームでの展示会を皮切りに発売してまいります。
THE FIRST製品紹介
●製品名 ザ・ファースト

●タイプ 4モデル

●価格
リクライナー 186,060円(税込価格)~302,400円(税込価格)
スツール 40,320円(税込価格)~ 68,250円(税込価格)
●カスタムオーダー受注開始 2012年6月11日(月)
張り材: 本革3グレード(18色)/布6グレード(22色)
木部 : 材種4樹種(7色)
●機能
ヘッドレスト 自動シンクロ機構
背もたれ スライド機構
THE FIRST(ザ・ファースト) ※公式サイト 6月6日公開予定
http://the-first.karimoku.jp/