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先月号に引続き「革」のお話しです。
皮と革
「皮(スキンもしくはハイド)」と「革(レザー)」、二つの呼び方があるのを皆さんもご存知だと思います。なぜ「皮」と「革」二つの呼び方があるのでしょうか。「どちらも同じ」と思われるかもしれませんが、じつは違います。
「皮」とは、一般的に動物の身体を覆っている皮、動物の皮をはいで何も加工をしていない皮(生皮)を「皮」といいます。動物からはいだ生皮は、そのまま放置しておくと腐ってしまいます。それを腐らせないように「なめし」という加工作業を行ったものが「革」となります。「革」はなめされる事で以下の特徴を持つことになります。
- 腐りにくく、長期間にわたり変質しにくくなります。
- 水に浸しても元の状態には戻らず、乾燥しても膠(にかわ)状にならなくなリます。
- しっかりとした風合いとなり、強靭性が安定します。
「なめし」は「皮」に含まれているコラーゲン繊維や組織を固定、安定化し、「革」としての基本的性質を付与する作業といえます。
なめしの種類
主ななめし方として、下記のものがあります。
・タンニンなめし
植物の樹皮、根、葉などから抽出した植物タンニン(シブ)を用いてなめす方法で、なめしに数ヶ月を要します。タンニンなめしの革は水を良く吸い、水を含むと柔らかくなり、伸びたら元に戻らない特徴があります。革細工やカービング(革彫刻)に最適な革です。
・クロムなめし
クロムなめし(金属なめし)は、なめし期間が短く経済性に優れる為、現在最も広く行なわれているなめし方法です。吸水性が少なく、柔軟性、伸縮性、耐熱性、染色性に優れています。近年は新しい触感や性状を出す為にタンニンを併用した「コンビなめし」が多くなっています。(カリモクではほとんどの革がコンビなめしです。)
「皮」がなめされて「革」になることがこれでお解かり頂けたと思います。次号はそんな「革」になる前の「皮」(原皮)には、どのような種類の「皮」があるのかをご紹介します。
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