その他
2025.09.21 公開
第2回:木と人へのまなざし ― カリモクのものづくり
【京滋の名店から紐解く・第2回】木と人へのまなざし ― カリモクのものづくり【京滋の名店から紐解く・第2回】


【京滋の名店から紐解く・第2回】
木と人へのまなざし ― カリモクのものづくり

時間をかけて木と向き合うこと。それが100年愛される家具づくりの第一歩です。
カリモク家具の品質の源は、目に見えるデザインや仕上げの美しさだけではありません。伐採された木をじっくりと乾燥させ、安定した素材に仕上げる――この時間と手間を惜しまない姿勢こそが、家具の寿命を決定づけています。屋外での天然乾燥と、大規模な人工乾燥炉での精密な調整を組み合わせ、1年以上かけて木材の含水率を理想値に整える。この徹底ぶりが、世代を超えて愛される耐久性を生み出しているのです。

最新の機械と、熟練の職人の手。その両方がカリモクの品質を支えています。
さらに工場では、機械の精度と職人の感性が共演します。最新設備による均一な加工と、熟練の手による木目合わせや塗装。まさに「ハイテク&ハイタッチ」の哲学が、工業製品の信頼性と工芸品の温かみを両立させています。
私たち近新家具は、こうした「木と向き合う姿勢」に強く共感しています。1868年の創業以来、地域と共に歩む中で大切にしてきたのは、自然の恵みを無駄なく生かし、次の世代へつなぐこと。カリモク家具のものづくりには、その想いが確かに息づいています。
100年かけて育った木を、次の100年にふさわしい家具に仕立てる――その哲学は、家具を単なる道具ではなく、人生を共にする存在へと昇華させています。
次回予告
次回は、カリモクが取り組むサステナビリティと、未来へ向けたものづくりについてご紹介します。どうぞご期待ください。

