
スペース・オブ・ファイブ株式会社代表取締役。
日本の住文化の継承をテーマに活動している。人気中学合格者の学習環境調査を実施し、今子どもたちに必要な学習環境の普及と、新しい住まいのあり方の提案に努める。
著書「頭のよい子が育つ家」「頭のよい子が育つ本棚」
最新刊「頭のよい子の家にある“もの”」 他













頭のよい子が育つ環境には、家族みんなの本棚やお互いの顔を見ながらTVを見ることが出来る家具の配置、メッセージボードなど、様々な情報を家族で共有し、共通の目線で話し合える、まさに親子がふれあえる空間づくりが必要不可欠なのです。
頭のよい子とは考える力を備えた、コミュニケーション能力に秀でたお子さんの事です。そして頭のよい子を育てるための教育・学習環境が3X空間です。
コミュニケーションの目的とは、自分の考えを相手に伝え、相手の考えを理解することです。そしてそのための手段は様々ですが、大人と違って話すことで考えを伝えることが難しい0~12歳くらいの小さいお子さんは、書くことによって自分の考えを表現=Expressし、書いたもの、つまり絵や習字を壁や天井に貼ることによって共有=Exchangeし、両親に自分の考えを伝えるのです。それを可能にするのが3X空間なのです。
考える力は小さいお子さんが独力で身につける訳ではありません。そこには母親の重要な役割があるのです。例えば壁やドア、玄関などにお子さんが貼ったものを発見した時、「どうしてこの絵を描いたの?」と一言聞いてあげましょう。そのことが会話のきっかけとなって、「実はこれはね、お母さん・・・」と言ってお子さんの考えなり心境を知ることになるのです。「上手に書けているわね!」では会話のきっかけになりませんので注意が必要です。お子さんが何かする時には必ず理由と動機がありますが、多くは自分のしたことを自慢したい、お母さんに褒めてもらいたい、ということにいきつきます。母親はそのことを是非分かってあげましょう。そしてお子さんは、母親との会話を通じてコミュニケーション能力を育むのです。また、母親は、「いつの間にそんな事を知ったのかしら…」と普段の生活では気がつかない、違ったお子さんの一面を発見することになります。これこそ、まさに母子で心の探究をする=(Explore)に他なりません。このように3X空間は母親の一言でもって完成するのです。
私がこれまで過去10年間に渡って調査してきた、お子さまの教育・学習環境に対応した理想の家具を、カリモク家具と共同開発する事になりました。日本を代表するカリモク家具は、創業以来、『品質至上』を理念にしており、親子のコミュニケーションを大切にしてきました。今回、頭のよい子が育つ家具を一緒に開発するにあたり、今一度、改めて考え直してみたところ、見事に3Xの空間を構成する事が出来たのです。






























