メンテナンスあれこれの最近の記事

こんにちは・・・・東京南営業所メンテナンス課です。

今回は、以前飼われていたペットによる飾棚側板(側面)のカキ傷修復と、
同時に丁番や取手等の取替え修理を一旦お預かりして実施させて
いただきました。

 

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入荷された依頼品の状態は、幸い目立つ正面部分の傷は少なく側面部に集中しています。

 

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犬の爪により、浅い傷が無数に付いている状態です。

木目に逆らって付いている箇所や塗膜が剥がれ木地が見えてしまってい
る部分も有ります。

傷の修復方法は何通りかあり、傷の状態、使われている塗料の種類や状態、
仕上がり予測を元に修理方法を決めます。
 
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今回は傷が浅い事や、スパッタリングなどの特殊な技法を施した塗装が
壊れないように、塗料をパテ替わりに傷に塗り重ねして平滑する方法にしました。  

なお、作業は塗料が乾いてから研磨するという事を繰り返しながら行う為、
画像のように一気に綺麗にはならないため通常より時間がかかります。

傷を平滑修復した後、色の取れているところに筆で色付けしていきます。

 
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最後に艶合わせの仕上剤を塗布し、本体部の傷、色付け修理は完了です。

浅い凹み傷も消えてきれいになりました。

つづいて

蝶番金具、取手金具はすべて新しく交換致しました。

 
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これですべての修理作業が完了致しました。

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どのような経緯で出来た傷なのか、傷の状態はどうなのか、どのような製品仕様

なのか、それらを考慮して修理方法を検討し実施致しました。 

今後もお客様が安心してご愛用頂けるよう、高品位のアフターサービスを
実践してまいりますので宜しくお願い致します。

■今回の修理費用は

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傷の修理作業    \10,000

蝶番の交換4ヶ所  \37,600(パーツ代含む)

扉取手交換2ヶ所  \11,400(パーツ代含む)

引出取手交換2ヶ所\17,000(パーツ代含む)

合計          \76,000(税別)

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2020年9月現在価格になります。



 

 

こんにちは・・・・鹿児島営業所メンテナンス課です。
 

今回は食堂テーブルの天板に白い染みが出来てしまい、除去が可能なのか
ご相談を頂いたものです。後日入荷された天板を確認したところ、
大きく3カ所に柄が付いたような白い染みが付いていました。
 

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このような白化の原因のひとつとして考えられるのが、

天板上に水分を含んだもの(濡れた布巾やナベ敷きなど)の上に高温の物
(ナベ、やかん等)をのせ、一定時間置いていたりすると水分が天板内部に
浸透しやすくなり、白化現象がおきてしまうというケースです。
 

塗装を剥き取り、再塗装すれば完全に染みは消せますが、
お預かりして作業となり、時間もかかりますのでその間

ご不自由をお掛けする事になります。
 

そこで今回の除去方法として、内部に浸透した水分を除去して白化部分を
無くす方法を試してみる事にしました。
 
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このテーブルはウレタン樹脂塗装で、上塗りはクリアなウレタンフラット塗料で
仕上げてあります。

白化現象は、このフラット塗料の層が内部に浸透した水分の蒸発を邪魔して
留めてしまい、時間の経過とともに表面が白化してしまうと考えられています。

この原因が正しければ強制的に熱を加え、内部に留まっている水分を蒸発
させてしまう事で染みが消える可能性があります。


 

ただ、どんな種類の塗料を使っているのかが分かっていないと、アイロンの

熱で塗面を痛めてしまう恐れがあるので、必ず、製品品番や画像などの

情報がとても大切になります。
 
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アイロンはいきなり高温で当てるのではなく、低温から徐々に様子を見ながら
温度を上げ当てていきます。(蒸気が出ないようにして使用します)

 

①天板に傷が付かないよう、乾いたウエスで保護しながらアイロンで熱を加えていきます。

②20秒~30秒から何回か繰り返し、アイロンを当てた作業を行いますと白化した染みが消えました!

 原因は塗装の変色ではなく、水分の影響だったのでトラブルとしては軽傷です。
 
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あと2カ所の白化部分も同様に実施して消えました。

作業時間約10~15分で完了しました。
 
 
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白化は再発するケースが有るので、濡れた敷物の上に高温なものを長時間乗せない事、
水分が天板に付着したら早めに拭き取る事、日ごろのお手入れ等も水拭きした後は
乾いた布巾で拭き取るようにしてください。

また、天板のフラット層は経年劣化による傷などで水分が浸透しやすくなっている場合があります。
この症状が頻発するようでしたら、剥き取り再塗装修理をお勧め致します。

 

修理費用

修理工賃 ¥3,000~(税別)

■別途往復運賃が弊社手配の場合必要です。

20204現在価格になります。  



こんにちは・・・・福岡営業所メンテナンス課よりの紹介です。
 

大きな傷ではないですが、お使いの製品に誤って傷をつけてしまい、ご購入後すぐ

だったりしますと、気持ちもかなりヘコみますよね。

  

今回は、修理の依頼の中でも、比較的多い傷の修復事例をビフォーアフター形式で

ご紹介します。状態にもよりますが、きれいに修復する事が出来ました。
 

■最初のTVボード(QU8127XR)の傷は、ウレタンフラット塗装の層が

何か固いものと擦れるように接触して出来た傷のようです。
 
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画像は、本体側面に付いた白色の大きな擦り傷と細かい傷がついています。

木の素材はウォールナット材になります。

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そして、以下画像が修復後のものです。

木部に軽くダメージがあったので、筆による補色とエアゾール式のフラット剤で

表面艶を整えました。
 
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■修理価格は
作業代¥3,900+往復運賃¥8,000
合計¥11,900(税別)
2018年7月現在価格になります。
 

次の傷は食堂椅子(CU5450R559)モタレトップの部分です。

いちばん目立つ箇所なので、より丁寧な修復修理を行わなければなりません。

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修理前画像は木部の角が擦れて、塗膜が欠けてしまっています。

 

修理後のものは、欠けた表面をペーパーやすりできれいに面処理した後、

筆で補色しました。筆で描いたようにならないよう、自然な感じに見える

ように意識して着色します。


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■修理価格は
作業代¥3,900+往復運賃¥5,000
合計¥8,900(税別)
2018年7月現在価格になります。
 
 

次も同モデル(CU5450R559)の背モタレトップの部分です。

引っかき傷で細く白い線のような傷になっています。
 

傷は木部同士が組付けてある箇所にあります。厄介な事に、傷の一部は
木目方向に対して垂直についてしまっています。そのため補色しても
消しきれない恐れがあります。深い傷では無さそうですが少々難しい
修理となりそうです

 
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修復後の画像です。

傷が浅くフラット層で留まっている場合は、ペーパーで傷が見えなくなるまで
研磨する手法を取ります。今回は思ったより深い傷部分があった為、筆による
補色も一部実施しました。 
木柄の濃淡部分を利用して自然な柄に見えるように着色します。

 
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■修理価格は
作業代¥3,900+往復運賃¥5,000
合計¥8,900(税別)
2018年7月現在価格になります。
 

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傷の修復修理は、その状態によりさまざまな対処法を検討し実施します。
また、損傷状態によってはご納得頂けるほどの修復が出来ない場合もございます。

 
  

◆修理費用は傷の状態によって、お見積りさせていただきます。
メールなどで画像をお送り頂けますと、より敏速な対応が出来ます。

こんにちは、カリモク福岡メンテナンス課からの紹介です。

自動車や家電製品と一緒で、家具にも消耗してしまい交換しなければならないパーツ

(部品)があります。

今回はそんなパーツの中から、回転式食堂椅子に使われている「回転盤」パーツを

ご紹介致します。
 

■回転式椅子:

回転盤が使われている回転式椅子の特性は、座ったまま体の向きが変えられる点です。

食堂椅子については椅子を前後に出し入れしなくても出入りが出来ますからすごく楽に

使えますね。

製品によっては、お子様が回して遊んだりお年寄りが誤って転んだりしないよう、
ストッパー機能を備えたものもあります。

 
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回転盤本体は画像(左)のような形をしており、上下2枚のプレートでシートと脚に固定。

円状部分に沿って内部に金属のボールを配置した「ベアリング」と呼ばれる構造体と

なっています。

ベアリング構造の良さは、ボールの転がる特性を利用して小さい力で回る運動が起こせる

ところです。素材は金属で丈夫ですので、人が座る椅子を回す為のパーツとしては

最適ですね。
 

回転盤パーツ
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事例経年劣化による部品破損。
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回転盤にも経年劣化による寿命があります。

丈夫な金属素材でも回る運動を長期間行うと摩擦によって劣化したりします。

症状としては黒い粉(金属粉)が出たり、グリース(潤滑油)が漏れ出す現象が

発生します。こうなると交換修理が必要となります。

また、耐久度を越えた荷重が掛かったりすると変形したり、樹脂パーツが割れるなど

故障したケースも同様に交換修理が必要となります。

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回転盤修理価格の事例

■回転盤パーツ価格 : 1個 ¥1,540~¥1,660(税別)

■交換工賃       : 1脚 ¥1,300(税別)

★製造時期によって同じ種類の回転盤が入手できないモデルもあり、取替費用の

別途見積もりが必要な場合がありますので、予めご了承ください。

なお、サービスマンによる現地訪問修理もエリア限定で行っております。

出張費¥3000(税別)弊社事業所より100km圏内

詳しくは、相談室窓口にお問い合わせください。
価格は、2017年12月現在のものになります。

既に製造は終了していますが、かねてから多くのモデルが発売されています。
食堂椅子回転タイプの製品例です。


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こんにちは・・・・今回は全国25ヶ所に展開していますカリモク家具ショールームから、

四国高松ショールームと静岡ショールーム内に設置してありますメンテナンスコーナーに

ついてご案内を致します。

 

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カリモク家具高松ショールームは、四国の北東部、香川県の中央に位置する都市

高松市にあり、昨年2016年10月にオープンした、四国では唯一のカリモクショールーム

となります。
 
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館内ロビーの一画に、メンテナンスについてご案内した

コーナーを設けお客様に分かりやすいよう、修理実物品などを
設置しご紹介しています。


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こちらはカリモク家具静岡ショールームです。静岡県中部に位置する静岡市にあり、

やはり2016年12月にオープンしたばかりの、一番新しいカリモクショールームです。



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四国高松ショールームと同様に館内に、メンテナンスについてご案内した
コーナーを設けてあります。


 
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高松と静岡ショールームには、メンテナンスコーナーの他に、修理作業を行なっているところを
ご覧いただける場所がございます。
 
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メンテナンススタッフが作業を行なっている様子です。両ショールームともメンテスタッフは

常駐しておりませんので、見れる機会は少ないかもしれませんが、イベントなどの機会にご覧

いただける場合がございます。

■画像はスタッフが椅子の張替えと木部の接着修理をしているところです。
 
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両ショールームでは、お客様からお預りした修理依頼品を大事に保管できる

スペースを設けてあります。修理期間中は画像のように大切に取り扱っております。
 

メンテナンスの問い合わせにつきましては、メンテナンススタッフ、

又はショールームスタッフも対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

なお、詳しい所在地は以下のカリモクホームページURLよりご確認下さいますよう

お願い申し上げます。
 

■カリモク高松ショールーム

https://www.karimoku.co.jp/showroom/takamatsu/


■カリモク静岡ショールーム
https://www.karimoku.co.jp/showroom/shizuoka/

 

こんにちは・・・今回は福岡営業所メンテナンス課からの紹介です。
内容は、食器棚の高さを21ミリほど低くしてほしいという台輪カットのご依頼でした。
(高さ1941ミリ→1920ミリへ変更)
 
 

台輪カットによる高さ変更は、新規ご注文時に特注扱いで工場にて生産対応する
ことが通例すが、お客様のお引越しやお部屋内での配置変え等の理由で、
ご依頼を頂く事があります。
 
台輪(だいわ:家具を支える枠組の台木のことです)カットで注意する点は、
カット寸は台輪本体の半分ぐらいまでしかできません。
(構造上、初期本体荷重を支える事が出来なくなってしまう為です。)
 
また、カットそのものが出来ないものもありますので、必ず事前確認が必要となります。
 

 

今回のご依頼製品は、下記のEC3080NKというモデルで、台輪はカットができる構造で、
カット寸も台輪本体の半分に満たない為、問題がありませんでした。
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作業は、まず台輪部分の床に接する面から21ミリの位置にマスキングテープで
マーキングをしていくことかからはじめます。
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カットは鋸(のこぎり)を使い行ないます。
まずは台輪の角(4箇所)に鋸で切れ込みをいれていきます。
角部分は鋸の刃を動かす際に跳ねて他の場所を傷つける恐れがある為、
慎重に刃を掛けて動かしていきます。
 

次に、角に入れた切れ込みと切れ込みの間部分をカットしていきます。
この作業工程はマーキングしたラインからずれないよう神経を使うのと、
カットする距離が長いので体力を要します。
 
今回は食器棚の本体幅が約90センチという事なので、比較的やさしい
作業となりましたが、製品によっては今回の倍の大きさのものもありますので、
なかなか大変な作業といえます。
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鋸でのカット作業が完了したら、鉋(カンナ)を使いカット面をきれいに削って整えていきます。
仕上げにペーパー#280をかけて床にキズにならないように滑らかにしました。
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最近では珍しい台輪カットの作業でしたが、無事に完了致しました。
作業終了後はきれいに清掃したのち、お客様のところへお届けいたしました。
 
 
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今回の費用は、
■3尺サイズ 台輪カット工賃 6,000円(税別)

■運搬費8,000円(税別)

■合計14,000円(税別)
※工賃は製品の大きさにより異なります。
以上、2016年5月現在価格になります。

こんにちは・・・・カリモクではご愛用頂いている家具について、末永くお使いいただけるよう
「アフターサービス」網を全国で展開しています。 今回は関西地区大阪営業所にある
メンテナンス施設、及びメンテナンスの作業風景をご紹介いたします。
 
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場所は、大阪府茨木市横江の『カリモクアウトレット展示場』と同じ敷地内にあり、
関西地区メンテナンス課は、資格を有したスタッフを含む総勢5名体制で
関西地区をカバーしています。
 
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カリモク大阪営業所敷地内に併設されているメンテナンス専用棟です。
施設内は修理作業に適した設備、環境が整っており、建物正面にある大型ドアの前に
直接トラックを乗付けて、修理依頼品を荷受する事ができます。 
ドアを開けるとリフトが装備されており、食器棚やソファー等の大型家具類を効率よく
荷降ろしする事が出来ます。

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左の画像は、修理お預り品の保管スペースで、丁寧に保管と管理が出来るように
十分なスペースを確保しています。
右の画像は、修理作業のスペースです。中央にあるのが塗装ブースで、噴霧された塗料の
余分な粉末物や、埃などを吸い込むダクトが設置されています。
 
 

次に、作業風景の一コマを紹介を致します。
 
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画像は、肘付のリヒングチェアの木部の再塗装修理中です。
塗装作業に適した換気設備を備えていますので、高い品質で塗装修理ができます。
 
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こちらは、ダイニングチェアの背もたれの籐の張替え修理です。
現在のカリモク製品では数が少なくなりましたが、修理依頼の件数はかなり多く、
修理内容としては手慣れた部類のものです。
 
画像は、破れている籐の剥がし作業を行なっている様子です。
専用の工具などを使って丁寧に籐を剥がしていきます。
その後、残った接着材やゴミなどをきれいに除去して、新しい籐を張り込んでいきます。
 
 
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こちらは、食堂椅子の木部に付いたキズの修理風景です。
木部のキズ(打ち傷)を分からなくなるように修理しています。
へこみの深い打ち傷には、木工用のパテなどを使い表面を成形、研削して仕上げていきます。
※傷の状態によっては跡が残ることがあります。
 
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修理完了後の家具は、ホコリ等がかからないよう保管いたします。
椅子の脚先にもきちんと養生して、お客様宅で取り外すよう配慮しております。
 

以上、カリモク大阪営業所メンテナンス課からの紹介です。
 
茨木アウトレット展示場にご来館時にも、ご遠慮なく修理の見積もりの
ご相談をいただければと思います。
 
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■修理、アフターサービスを受けられる場合は、お買い上げの販売店、又は下記の
連絡先にご相談ください。
 
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こんにちは・・・・大阪営業所のメンテナンス課です。


今回は、約13年ぐらいお使いいただいているデスクチェアで、
型番が(XT1623GN)というモデルのお預り修理の紹介です。

内容は、座面の上下昇降が出来なくなっているので、
心棒のガスシリンダーの交換修理になります。
経年によるガス圧の低下が原因思われます。
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まず、椅子本体から脚部の座受け金具を取り外して、ガスシリンダーを取り出す
準備をします。
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専用工具を使い、座受け金具の上部よりハンマーで叩いて古いシリンダーを取り外します。
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外した脚の裏側の、ガスシリンダーを止めてある固定クリップを外します。
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これで脚本体から、ガスシリンダーを取り出すことができました。
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古いガスシリンダーを取り外してから、油汚れの除去作業をして、
新しいシリンダーに交換します。
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取付完了後、ガスシリンダーが作動するか確認して作業は完了です。
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今回修理費用は、
■部品代(ガスシリンダー)  6,000円(税別)
■作業代 3,300円(税別) 合計 9,300円(税別)
■お預かり費用は別途必要になります。
以上、2016年1月現在価格になります。

こんにちは・・・・中部メンテナンスセンターです。
今回は、お預りしました布張りソファーのクリーニングの紹介を致します。
 

画像は2人掛の肘無しソファー(モタレクッションは外した画像)で、
別に シェーズロングソファーもセットでお使いになられているとのことでした。
とくに画像の2人掛けのシミの部分と全体のクリーニングをご希望でした。
 

品番は、UU7525モデルで、約10年弱お使いとのことでした。
◆張地は化学繊維の平織布地の製品でした。
(クリーニング対応できない布地【注意事項】参照)
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作業内容は、初めに汚れを浮かすために、シート全体に洗剤を噴霧します。
オレンジ抽出油と酸素を配合100%自然分解性の洗剤を使用しますので、
人にも環境にもやさしい安心素材です。乾燥後には洗剤は自然分解され
ますので、あとに残りません。
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布地を傷めない軟らかい毛先のブラシを使い、まんべんなく洗剤を
浸透させていきます。汚れのひどい所は、洗剤→ブラシを繰り返し行います。
その後は機械を使い作業を行います。
 
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スチームマシーンで高温の洗浄液を繊維の奥深くまで吹き付け、
スチーム洗浄いたします。同時に洗浄液は強力バキュームモーターで
回収いたします。汚れを確認しながら、作業を繰り返していきます。
 

以上で、全体の状態を確認しながらクリーニング作業の完了です。
あとは、自然乾燥で十分乾いていきます。

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【注意事項として】 以下の布地仕様についてはクリーニング対応が出来ません。
 
※天然繊維(シルク、ウール、綿など)50%以上使用の布地。   
➡変色や縮みが発生する危険性があります。
 
※モケット織り、金華山織り、人工スエードなどの各布地 。
➡立毛が寝てしまったり、毛抜けが発生する危険性があります。
 
※経年により表面の擦り切れが進んでいる場合は対応できない
こともありますので、事前に商品の写真を見せていただくよう
お願い申し上げます。  

また、油性のマジック、ボールペン、しつこい油汚れ等は、どうしても
完全に除去は難しくあとが残ります。また、ウレタン内部の汚れや臭いに
付き ましても除去することは出来ませんので、予めご承知おき下さいます
よう お願い申し上げます。
 
◆今回の修理費用は、2人掛け椅子タイプ肘なしモデルで
¥13,750となります。 お預りの往復運賃は、¥8,000で
合計¥21,750(税別価格)となりました。
◆価格は2015年10月現在ものになります。

こんにちは・・・・横浜メンテナンスセンターです。

今回は、さる4月24日(金)に お台場のダイバーシティ東京オフィスタワー5階にオープンしました
『カリモクお台場ショールーム』のご紹介とともに、館内に設置いたしました.
メンテナンスコーナーの説明をさせていただきます。

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体感型ショールームをコンセプトとして生活シーンがイメージしやすいリビングダイニングの
提案やこだわりの座り心地や寝心地の体感できるコーナーなど展示してます。


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オープニングではたくさんのお客様が来場されました。ありがとうございました。


『カリモクお台場ショールーム』メンテナンスコーナー
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メンテナンスご相談コーナーには、永くお使いいただいたカリモク製品の修理事例として、
食堂椅子の背もたれ籐の張替え事例や、ぐらつき修理の事例などを展示しています。
また、食卓テーブルの天板?きとり再塗装修理を工程ごとに説明した事例なども設置してあります。

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その他の修理対応といたしましては、食堂椅子、ソファなど表面張地の張替えや
また椅子のキャスターや食器棚などの各種金属部品等のご依頼も受け付けております。

お見積りのお申込みやお問い合わせは、カリモクショールーム以外でもインターネットで
カリモクホームページの家具修理よりご依頼いただく事が出来ます。
下記のURLにてご確認をいただければと思います。
「修理見積お申込み」 
https://www.karimoku.co.jp/repair/mitsumori.html

また、フリーダイヤルでも修理の見積りを受付ておりますのでご利用ください。
(フリーダイヤル平日9:00-17:00)0120-02-3914

永年お使いいただいている愛着のある家具の修理など、たくさんの
ご依頼をお待ちいたしております。

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2020年9月

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