70年代の「リクライニングチェア」張替え修理

こんにちは・・・・今回は、中部メンテナンス課からのご紹介です。

それは、私も出会ったことのない商品でした。

約40年ぐらい前の製品で「リクライニングチェア」通称リクライナーです。
当時お客様は布張りコーナーセットの一部として
2台購入して使用されてました。

そのうちの1台は機械が故障して処分しました、とお話して頂きました。
 

当時のカタログから
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米国バリス社と技術提携して造られた本格派リクライナーで、金具類は輸入していた
そうです。①フルターン ②ロッキング ③リクライニング の3つのアクションが出来る
高機能な商品でした。
 
当時この商品の特徴として、「煩わしい操作は一切不要で腕の力だけでスムーズに

動かす事が出来ます」とあります。

 
在のカリモク製品では「ザ、ファースト」がありますが、この当時にも同様のニーズが有り、

それに応えようと具現化したモノがあったのですね。
 
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張替え修理前の状態です。過去に一度張替え修理をされたとの事。

その為オリジナルと少し印象が異なりますね。

機能的な部分は正常に可動しているようです。

  
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張替え修理後の姿です。表張地と合わせ、内部のウレタンクッションも全て交換

されています。張地でかなりイメージが変わりました!お客様も綺麗になった椅子に

感動して頂きまして、大事に使っていきますと言っていただきました。

 
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モタレ部分はリクライニングした状態のとき体が沈まないように、座り心地感を第一に考え

張り替えしました。現在では入手困難な金具を、絶対に壊してはいけないと思いながらも、

昔を思い出しながら楽しく作業出来ました。

まさか自分の若い時に作った商品が、また更に使い続けて頂ける事の喜びを感じた修理

作業でした。ありがとうございました。
 
 

■今回の修理費用は、

総張替修理¥247,600(税別)預かり配送料7,000円(税別)=合計254,600円(税別)
2017年8月現在価格になります。



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