背もたれ張込みタイプの食堂椅子の再接着修理

こんにちは、今回は大津営業所のメンテナンス課からの紹介です
 

お預かりしました椅子は、1978年から91年ごろまで製造発売して

おりましたモデルで、「CD0405」という製品品番になります。

1980年代の人気モデルで、多くのご愛顧をいただき、現在でも

張地の張替え修理などもご依頼いただいています。
 
今回大津ショールームにご持参いただきました椅子は・・・・・・・・

オリジナルモデルからアイボリー系の合成皮革で張替えをされており、

張地のご依頼ではなく、背もたれ接合部の再接着修理のご依頼でした。
 
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背もたれの上桟と左右後ろ脚との接合部が、完全に折れて外れており、
しっかりと接着修理をしておかないと、もたれ張地まで損傷してしまう

という状況でした。

 
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まず座面張地を汚してはいけませんので、シートごと完全に取り外しました。

また、背もたれ張地は、木枠に打ち込んで張り込んでいますので、接着作業に

問題のない部分まで最低限表裏を剥がし、ひもで仮止めしました。
 

 

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外れている桟と後ろ脚接合部をきれいに掃除し、とくに接着剤の塊などは

きれいに取り除き清掃します。
 

折れてしまっていたダボを入れなおして接着です。
 
組付け後は、「ハタガネや紐」を使って接合部を圧締して均等に締め付けていきます。

その際、椅子の水平に注意しながら、ねじれを起こさないように作業を進めます。
 
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接着が完了した後は、接着部の凹凸がないように研磨し、着色塗装をしてから

背もたれの張地を張りなおし、シート座面の取り付けをして完成です。

 
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■修理費用は

再接着と一部塗装修理7,800円(税別)

お持ち込みご出来上がり品をお引き取り

頂きましたので、運搬費用はありません。

20171月現在価格になります。

2019年4月

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