食堂椅子の張替え修理(シートバネ:ポリエステルメッシュタイプ)

こんにちは・・・・西営業のメンテナンス課からの紹介です。


今回お預かりしましたのは、2002年より発売されている、「人間工学」にもとづく
座りごこち研究
から生まれた「CT73」という品番のモデルです。合成皮革のシート
部分が、経年劣化
によるひび割れが発生しており、座面シートとモタレの表張材
の張替えに加え、
シート内部の布バネ(ポリエステルメッシュ)も張替える内容です。

 

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このモデルはモタレ、シートは別パーツで構成されてる為、それぞれを分離してから、
既存の張り材を剥がしていきます。
 
まず、画像①はシート張地をはがして、ウレタンクッションを剥がし「ポリエステルメッシュ」の

布バネが見えたところです。さらに画像②では、4脚分のシート部材をすべて剥がして、
木枠
フレームになった状態です。

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座面シート部の張替えは、「坐りごこち」に影響する特に重要な作業になる為、
布バネの
テンション(張力、伸長力を意味します)は、社内基準の数値にあわせ、
慎重に張り替えて
いきます。

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①の画像は、新しく張り替えた布バネ「ポリエステルメッシュ」です。

②の画像は、手前が新しく交換装着したウレタンクッション。

奥は縫製張地を装着した張替え完了品です。


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合成皮革の縫製品を張替えしてシート部は完了です。

下周りの「玉縁ち」(たまぶち)もきれいに装着完了です!


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背モタレ部もウレタンクッション含め、交換張替えです。

ここでは、縫製部分の継ぎ目位置やクッション表面の面形状など、背モタレは外観上

不揃いが、特に目立つ部分のため、4脚とも同じ品質が要求される作業になります。

作業者も神経を集中して実施していきます。
 

無事、仕上げも同一レベルで張り替えることが出来ました。

内部のウレタンクッション、布バネも新しくなり、新品時の座りごこちが

復活しました!
 

張地は、カリモク合成皮革COM張地の中から、平織布地の織りを再現した

合成皮革で、蒸れ感を感じにくいサラッとした感触のマニエラ(ペールイエローU597)

をお選びいただきました。
 

修理のご依頼ありがとうございました。


 
161006.jpg


 

■今回の修理費用は、
・総張替え費用1脚¥31,300(税別)×4脚
・往復運賃(4脚)¥6,000(税別)
・合計¥131,200(税別)
■以上、2016年10月現在価格になります。

2019年4月

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