先日、撮影の仕事で、カリモクの資材工場がある秋田県へ行ってきました。
カタログ(P15)にも書いていますが、「木」は天然素材であるがゆえに、
「狂う、割れる」という性質を持っています。その原因は、木材に含まれる水分にあります。
木材の乾燥をしっかりと行い、適正な含水率を確保することが重要となってきます。
カリモクでは木材乾燥に、3~6ヶ月かけてじっ~くりと「天然乾燥」、
家具に適した材とする為の「人工乾燥」、「シーズニング」など、
たくさんの工程を経て、ようやく、家具用材として使えるのです。
↑左右にズラ~っと並んだ天然乾燥風景。 ↑桟積みを見上げた写真。すごい迫力です。
↑天然乾燥だけでは、不十分な乾燥状態なので、さらに人工乾燥(写真左)、シーズニング
(写真右)という乾燥工程を行います。
実際に見た事のなかった乾燥工程を目の前で見る事ができ、たいへん参考に
なると同時に「木」を扱うことの大変さを改めて実感いたしました。
お客様には、商品の特徴や、加工テクニック、構造の話しなどを、どうしても
優先して告知してしまいますが、木を知り木を愛する家具メーカーとして
天然素材である「木」そのものの事を、もっともっと伝えていく必要があると感じて
今回のブログで紹介させて頂きました。
「100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具を作りたい」
そんな思いで作っている木のぬくもりあるれるデスクを
実際に手に触れてご体感下さい!
【カタログ制作者 N】