日本で最初に生まれた島!?

こんにちは、ドマーニ日本橋の冨田です。



先日のこと、

インテリアコーディネーターの先輩方と一緒に

研修を兼ねた旅行に行ってきました。


場所は淡路島。

はじめて上陸!?した淡路島ですが、

古事記や日本書紀の中で"日本で最初に生まれた島"とされているそうで

不思議な景観を見、感じながら過ごしました。



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最初に到着したのがこの"絵島"、

先に伝えた最初の国づくりの場所が、狭義だとこの絵島という説があるそうです。



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近くで見ると、地層のようなマーブル状の岩肌が見えます。

このマーブル模様、地中の中の鉄分が岩の割れ目から出てきて

酸化したことでできたものとのこと。

2000万年前に形成された、地質学的にもとても貴重な場所なのだそう。




続いて、今回とても楽しみにしていた淡路夢舞台へ。

関西国際空港の埋め立て地をつくるために採掘された場所を

緑の大地へ再生するためにつくられました。

安藤忠雄さんが設計したことでも有名です。



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水と緑に囲まれた建築。

この写真の白いドット模様は、すべてホタテ貝の貝殻でできています。

廃棄せずにデザインのひとつにしてしまう・・・素敵ですね。



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山の斜面に沿って階段状に並んだ100個の花壇"百段苑"。

咲いている花はわずかでしたが、春本番になるとそれぞれの花壇が

色鮮やかに彩られるそうです。



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敷地内にはウェスティンホテルもあり、チャペル(海の教会)も拝見できました。

天井のスリットから光が差し込み、壁面に十字架を描き出します。

こちらももちろん安藤忠雄さんデザインです。



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ロビーにはさりげなくEDRAのGETSUENが使われていたり、

ホテル内の装飾もとても素晴らしかったです。



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もうひとつ、宿泊施設を拝見しました。

ご一緒した先輩デザイナーが手がけた老舗旅館です。

建て替えではなく、ロビーなどをリノベーションされた案件、

それまで有ったものを上手に生かしながら、

コストを抑えて新しいものに変えていく・・・とても参考になりました。

お料理もおいしかった!!



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翌日はダントータイルさんの工場へ。

淡路島は瓦などの産地だったりすることもあり、タイル製作の工場が

あるのはしっくりときていましたが、創業130年を超える歴史ある会社と伺い、

驚きました。

シャトル窯とトンネル窯を見せていただいたのですが

トンネル窯は全長88Mもあり、タイルは3日半も窯の中にいるとのこと。



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事務所に飾ってあったダントー製のマジョルカタイル。

発色がきれいで、図柄もとってもかわいい!

明治~昭和初期のものまでありました。海外にも輸出していたとのこと。

鮮やかな黄色やピンクのタイルは、現在使用禁止の釉薬が使われているそうで、

同じ色を出そうとしても出せないのだそう。


工場見学は、どうしても愛知の自社工場を思い出し

なぜか懐かしく感じます。



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それ以外にも、

淡路島が発祥の地と言われている人形浄瑠璃をみたり。



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船に乗って、大鳴門橋の渦潮をみたり。

(船の中で見た説明VTRがわかりやすく、なぜ渦潮ができるのかが

よく理解できました。)



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インテリアデザインやコーディネートを生業としている方たちと一緒にいると、

モノを見る視点や考え方がとても勉強になります。

知らないことだらけの淡路島でしたが、

また必ず訪問したい場所になりました。

2019年4月

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